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【レビュー】百均キャンドゥで550円の5,000mAhモバイルバッテリーは使える?【出力・容量チェック】

百均のCanDo(キャンドゥ)で、税込み550円で販売されている「急速充電 モバイルバッテリー」を買ってきました。
キャンドゥでは、4000mAhと5000mAhのモバイルバッテリーが販売されており、どちらも同じ価格550円です。
今回は欲張って容量の大きい方を購入してみました。

先日は、同じ百均のダイソー製の 10,000mAh4,000mAh のモバイルバッテリーの性能をテストしてみましたが、どちらも品質が良く日常的に使えるという数値でした。
キャンドゥのモバイルバッテリーは初体験です。またいつもの百均クオリティなのか?本当に使えるクオリティなのか?興味がありますね。

出力の安定度と実容量を計測して、性能をテストしてみる事にしました。

 

キャンドゥ 5,000mAh 急速充電 モバイルバッテリー

製品名:急速充電モバイルバッテリー(MOBILE BATTERY)
モデル番号:HD-MBTC5000GFWH

容量:5,000mAh@3.7V(18.7Wh)
実容量:3,250mAh
バッテリータイプ:リチウムイオン電池
出力ポート:USB-A x 2口 / USB-C x 1口
【USB出力】
・USB-A
5V / 1A
・USB-A5V /2.1A
・USB-C:5V /2.1A
・合計出力:5V /2.1A
・入力ポート:Micro-USB / USB-C

本体充電時間:約 3時間
重量:約 118 g
サイズ:95.6 x 63 x 14.5 mm
使用回数:500回
【保護機能】
※ 安全回路設計という説明に、過充電、過放電、過電流、短絡保護、ショート防止保護回路など、安全設計に関しては一通り対策されています。安い中華製品のような発火の心配は無さそうです。
※ PSE認証済

【セット内容】
5,000mAh モバイルバッテリー
USB-A➡USB-C ケーブル

取説説明書は、入っていません。パッケージの背面が取説を兼ねています

 

製品レビュー

最近の超小型モバイルバッテリーには及びませんがコンパクトです▼

 

表面の質感はサラサラでチープ感はありません。白なので汚れが目立ちそうな気もします。でもマヨネーズの容器のようなツルツル感があるので、汚れを弾きそうな雰囲気もあります▼

カラーバリエーションは不明です。私の購入した店舗ではホワイト1色しかありませんでした。

iPhone12 miniと並べると横幅はほぼ同じ。かなり小さいです▼

 

サイズは、実寸で幅 約63.7 x 高さ95.4 x 厚さ14.3ミリ▼

 

重さは121グラム▼

 

製造業者ではなく輸入事業者名が表記されていました。
「HIDISC」「株式会社 磁気研究所」とあります▼

社名を調べてみると、スマートホン用アクセサリー・モバイルバッテリー、フラッシュメモリーなど を低価格で提供する電子部品の会社のようです。
取引先企業は、キャンドゥやセリアなどの百均だけではなく、ヤマダ電機やソフマップ、ドスパラ(サードウェーブ)など、大手とも多数取引しています。

 

バッテリー残量は、LED4灯で表示されます▼

  • 1灯点灯: 0-25%
  • 2灯点灯: 25-50%
  • 3灯点灯: 50-75%
  • 4灯点灯: 75-100%
  • 充電時 100%満充電 4灯点灯

ちなみに開封時は、LEDが3灯点灯していました。モバイルバッテリーは、各社75%程度を充電した状態で出荷するのが通例のようですね。
出荷から時間が経過していなければ、自然放電も少ないと思います。スマホのバッテリー切れの時、買ってすぐに使えます。

筐体上部には USB-A 出力ポートが 2つと USB-C ポートが 1口。合計出力は最大 5V/2.1A となります

 

USB出力
  • USB-A5V / 1A
  • USB-A5V /2.1A
  • USB-C:5V /2.1A
  • 合計出力:5V /2.1A
  • 入力ポート:Micro-USB / USB-C

 

左側側面には充電用の MicroUSB ポートを配置。また左上コーナーにはストラップホールがあります▼

 

製品仕様には電池タイプの表記がありませんが、バッテリー背面にLi-ion00と書かれていました。

リチウムイオンのバッテリーパックが使われているようです▼

 

筐体右側面にはスイッチが1つ付いています。取説には書かれていませんが、バッテリー残量を確認する時に使うようです。またオートオフになってしまった時も、このボタンで通電再開されます。

このボタンを押すと数秒の間インジケーター点灯し、残量を確認できます▼

※ 充電開始にはボタンを押す必要はありません

 

付属のUSBケーブルは約26センチ。手持ち充電と据え置き充電の両用に使える長さですね▼

 

モバイルバッテリー本体への充電は、MicroUSBポートとUSB-Cポートのどちらでも可能です▼

 

USB-Cポートは本体を充電するだけではなく、給電用としても使えます▼

 

充電性能テスト

モバイルバッテリーのセル(電池部)の容量は、製品であまり差がありません。内部回路が重要で、性能によって実際に得られる電力に大きな差が出ます。

バッテリーを100% →0%になるまで放電して、使える電力量を計測してみる事にしました。USBに負荷をかけるだけの装置「USBローダー」を使ってみます。

USBローダーの負荷は、最大出力の 5V/2.1 A より大き目に 2.4 A にセットします。出力した電流量(Ah)は、USBテスターをリセットして計測スタートします。
ローダーのヒートシンクが熱を持つと、ファンが回りながら負荷をかけ続けます▼

 

計測を開始すると、設定した通りの数値のA(アンペア)量で出力されました。その分電圧(V)が落ちて、合計10Wになるように調整されていました。
※ 5V / 2.1Aのマックスが10.5Wなので、ほぼスペックどおりに出ています

しかしながらバッテリー残量が減るに従って、電圧・電流が少しずつ落ちていきます。
インジケーターが 2灯になった頃には、8W(3.9V / 2.04 A)まで下がりました▼

 

その後、数十秒おきに電源が切れて、またスグに入るという動作を繰り返すようになりました。一瞬だけ出力が止まるという印象です。
表面温度を計測すると 38℃と高温。これが原因で安全回路が働いてオンオフを繰り返しているようでした▼

 

公称どおりの電流(2.1A)に設定してもオンオフ繰り返します。そこで電流量を1.5Aまで落とすと、機嫌よく出力するようになりました。
安定して出力し続けるのは 4.8V / 1.45Aくらいがギリギリでした▼

 

合計出力2.494Ah(2,494 mAh)▼

 

実容量の出力結果について

5,000mAhとして販売されているモバイルバッテリーで、取り出せる容量が 約 2,494 mAh では50%しか容量が無いように感じますね。

しかしリチウムイオン電池は、充電する時の5Vで換算されます。しかし実際の容量はリチウムイオン電池の公称電圧である 3.7Vでの容量となり、5V出力に換算すると 3,700mAhになります。

3.7V × 10,000mAh =  18,500mWh (18.5Wh)
18,500 mWh (37Wh) ÷ 5V = 3,700mAh

さらに変換時にも電力を使うので、ロスを最小限に抑えても最終的には 3,250mAh くらいの容量が目安となります。
このバッテリーの仕様書にも、実容量が3,250mAhとあります。

 

2,494 mAh という結果は、理論値 3,700 mAh の 67% 得られている計算です。一流メーカー製で、80 % 台が目安になります。変換効率が67パーセントという結果は、許容範囲ギリギリという数値です。

でもそれでは性能が分かり難いと思いますので、ダイソーの 10,000 mAh のモバイルバッテリーの測定結果と変換効率の比較をしてみます▼同じ条件で 5.891Ah(5,891mAh)。理論値 7,400 mAh の 79%は得られている計算です。今回のキャンドゥ製品より 変換効率が10%高いですね。

モバイルバッテリーの性能は、出力を 3.7V→5Vに昇圧する時に変換ロスが発生するので、DC-DC変換器の性能で決まります。
中華モバイルバッテリーでは、変換効率が理論値の60%以下という粗悪な製品もあります。

 

ざっくりリフラッシュレビュー

オススメポイント
 USB-Cでの充電・給電が可能
 USB-C/MicroUSBの2系統で充電可能
 薄型コンパクト
 4灯インジケーターで残量確認可能
 5V / 2.1Aの急速充電対応
 3ポート同時出力が可能
 3時間で満充電ができる

 

残念なポイント
 バッテリーが減ると電圧が下がる
 急速充電時に熱を持つ
 熱を持つと安全回路でオンオフを繰り返す
 バッテリーの実容量が少ない

 

まとめ

ダイソーのモバイルバッテリー(10,000mAh)でも、5V/2.1Aの急速充電に対応していますが、あちらは電圧低下や高温問題はありませんでした。
4,000mAhの製品は5Wまでと遅いですが、安定した電圧でゼロになるまで出力し続けてくれます。

今回のキャンドゥ 5,000 mAhは、急速充電に対応していますが、急速充電すると熱を持ってオンオフを繰り返してしまうのは問題ですね。
発熱に関しては安全回路が働くので、暴走からの発火・爆発などの問題は避けられると思います。
しかしながら断続的に電源が切れたり入ったりするので、充電する電子機器への負担が気になります。
オンオフ動作を繰り返している時も、インジケーターは点灯し続けていました。計測してみないと出力が止まっている事は気付きません。
またバッテリー残量が減ると電圧が落ちる問題もありますので、このモバイルバッテリーは色々と不安定でオススメできません。

ダイソーのモバイルバッテリー記事はこちら

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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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