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Bluetoothイヤホン/ヘッドホン/スピーカーの音質・性能テスト用の動画・曲チェックリストまとめ

実際には、劣悪な音質のオーディオ機器を使っていても “音に耳慣れ”してしまうと、それを「自分に合った良い音質」だと勘違いして使い続けているという事が良くあります。
また低音と高音ばかりを強調した「ドンシャリ系」のイヤホンは、派手でゴージャスに聞こえるので、高音質だと勘違いしているケースも多いのではないでしょうか。

オーディオマニアでは無くとも、自分の心地よい好きな音質があると思います。
イヤホンやヘッドホンは、自分の好きな音質の製品を選べば良いという単純な話です。

しかしながら、勝手に高音質だと思い込んでいるだけでは、本当の好きな音に巡り合っていないですね。
原音再現性・原音忠実性などと呼ばれている、アーチストが録音した時の原音を忠実に再現して聴ける事がファンとしてはベストだと思います。ライブ会場や録音現場で聴いているような錯覚を得られれば最高です。

結局は、情報量の多い解像度を有し、自然な定位感があるオーディオデバイス=原音再現性=高音質だと言えるでしょう。
しかしながら何を基準に高音質と認定するか?調べる方法論も判断も難いと思います。

そこで今回は、私がオーディオデバイスのチェックに使っている音源や動画を一覧にまとめてみました。
私自身も深い知識がある訳ではありませんので、初心者でも目視や数値で分かる簡単なテスト方法と、音質に違いが出やすい曲をご紹介します。

※ 随時、曲の見直しや入れ替え中です

2020年 8月 10日:重低音・解像度チェック曲「Billie Eilish – Bad guy」追加
2020年 8月 27日:ドンシャリチェック曲「The Beatles – Blackbird」追加

準備編

音源

以前、モノラル音源を聴いていて「音が悪い」と悩んでいた人が居ました。聴いている音源は大丈夫でしょうか?最初にチェックしておきたい項目です。

いくらハイレゾ対応のオーディオ機器を使っていても、ハイレゾの音源を聴いていなければ宝の持ち腐れです。
またMP3やAAC、WMAなどの圧縮音源のビットレートが低ければ、伸びが無くベターっとした音になってしまいます。ビットレートは128kbps以上の音源を用意したいところです。

ちなみに音楽ストリーミングサービスのSpotifyは通常、デスクトップ向けには160kbps、モバイル機器向けには96kbpsのビットレートに圧縮して配信しています。 有料のプレミアム会員は、高音質の320kbpsが利用可能です。

 

対応コーデック

オーディオ機器とデバイスの対応している Bluetoothオーディオ・コーデック を調べて、出来る限り最高の音質のコーデックに設定します。
iPhoneではAACどまりですが、Android端末はApt-xなど圧縮率の低い高音質なコーデックで再生が可能なデバイスもあります。

Android端末のオーディオコーデックのチェック・変更方法▼

Bluetoothイヤホンを購入する際、対応しているオーディオ コーデックによって音質の良し悪しが変わってきます。当然、高級BTイヤホンは、高音質の音楽コーデックに対応...

 

遅延テスト

Bluetoothイヤホンは、ケーブルが無いので音の遅延や途切れなどの弱点を抱えています。
遅延が酷い機器で動画を視聴すると、いっこく堂の腹話術のように「声が・遅れて・聞こえます」
話している人の口元をじっくり見ないと分からない程度なら良いのですが、腹話術状態だと気になってまともに視聴できません。

またコンマ何秒を争うゲームとなると、遅延で反応が間に合わないという事態にもなり得ます。

私は大画面モニターで、Primeビデオ動画を数本視聴した後、テスト用のYouTube動画で確認しています。

真ん中の赤↑と青↑とピッという音が合っていれば遅延はありません▼

 

定位感(ていいかん)テスト

オーディオ機器の性能の目安には定位感(ていいかん)という項目があります。ステレオ録音におけるサウンドで、音像の位置関係が前後・左右・上下・遠近方向に渡って表現される状況の事を指します。

つまり音源がどこから出ているかを忠実に再現できているか?という事です。
例えば手前にバイオリン奏者、左奥に吹奏楽器、右奥にコントラバス奏者、その後ろに打楽器奏者、という音源を正確に再現できれば、オーケストラをリアルに感じる事ができます。
ライブ音源などでは、アーチストがステージを走り回っている様子が手に取るように分かります。

このYouTube動画は音源と自分の位置関係を目視しながら聴く事ができます▼

 

人の話声の位置関係▼

 

こちらは複数音源版▼ 

 

低音域周波数テスト

オーディオ機器のスペックに「再生周波数帯域/周波数特性」という項目があります。
これは測定可能な音声信号の範囲の事で、対応している高音から低音の幅の事です。

スペック上では横並びですが、実際に聴いてみるとデバイスによって聞こえ方に差が出ます。

使っているオーディオデバイスが、対応している低音域周波数(Hz)を数値で測定できる音源でチェックします。

ヘッドホンやイヤホンのタイプで違いますが、下の目安は 20Hz-30Hzの間。実際に40Hz以下を求める音源は少ないと思います。

Spotifyのバステスト用アルバム;Bass tests
※無料会員でも聴く事ができます

※ 高音域を調べる事も可能ですが、モスキート音に代表されるように加齢とともに変わるので、あまり性能の目安にはなりません

 

ノイズキャンセリング機能チェック

オーディオデバイスが、周囲の雑音ノイズをカットする“ノイズキャンセリング機能”を搭載している場合、パソコンなどから環境音動画を流して外音カット性能をテストしています。
人の話し声などの喧騒や、電車のモーター音、車のエンジン音など、イヤホンによって遮断する音域に得手不得手あります。
ちなみにハイエンド機は、高音のノイズキャンセリングにも対応していますが、エントリーモデル端末は、低音域のみカットする場合が多いです。

街の喧騒

 

交通量の多い車の騒音

 

電車の車内ガタンゴトン音

 

飛行機の機内

 

音質テスト用の音楽

オーディオ機器の音質は、普段聴いている楽曲で聴き比べるのが一番です。
しかしながら洋楽と比べて、 J-POPなどの邦楽は録音にお金を掛けていない場合が多く、ダイナミックレンジ(大小の音の差)が狭いので、音質テスト用の音源として不向きな事が多いです。
参考までに私が使っている音質チェック用の曲の一部をご紹介します。

YouTube動画で、オフィシャルがアップロードしているのか判断ができない場合、Googleサーチ結果のリンクを貼っておきます。

Billie Eilish – bad guy

Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ)のbad guy(バッドガイ)と言えば、10人中10人が ”重低音” を連想する程、キック(バスドラム)が小気味よくボンボン響くEDMです。

PCデスク上に置いたスピーカーで再生すると、マウスを握る手が振動で痒くなる程です。

質の悪いオーディオ機器で再生すると、音が籠ってしまい、この曲の良さが全く伝わってきません。むしろ酷い曲
またこの曲は、呟くような歌い方なので、解像度の高い音楽デバイスで再生すると、耳元で囁いていてツバが飛んできそうな息遣いが伝わってきます。
2019年全世界で最も売れたシングルですね。
この曲こそ、色々なオーディオ機器で聴き比べて欲しいです。

Amazon▼

Spotify:Billie Eilish – bad guy

 

BLIND MOON -SAKANA

クリアーで透明感が高いアコースティックギターの曲なので、音がこもったり曇りがあると一発で分かります。
高解像度のイヤホンは、ギターの一音一音が綺麗に鳴っては余韻を残しつつ消えていく残響が美しく、ボーカルの切ない声も際立ちます。

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 Googleリサーチ:Blind moon -sakana
Spotify:Blind moon – sakana

 

The Beatles – Blackbird

この曲も音楽デバイスの良し悪しが出やすい、透明感のあるアコースティックギターの楽曲です。
ドンシャリ系のイヤホンで聴くと、アコギの音ばかりが前にでてしまい、ボーカルの声が遠くに聞こえます。

曲を通して打楽器のように聞こえるのは、ポールが靴底がフローリングをタップしているステップ音、スタジオでの録音の臨場感が伝わって来ます。

また1分40秒あたりからタイトルのBlackbird(クロウタドリ)のさえずりが入り、曲に広がりが加わっていきます。
しかし音質の悪いイヤホンで聞くと、クロウタドリとポールの足音の良さが引き出せず、耳障りに聞こえるから不思議です。

Spotify:The Beatles – Blackbird

 

Stairway to Heaven – Led Zeppelin

定番中の定番ですが、やはり透き通ったギターとオカリナは解像度や厚みが現れやすいです。
この曲を聴けば、濁った音のオーディオデバイスが一発でわかります。

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 Googleサーチ:Stairway to Heaven (Live)-Led Zeppelin
Spotify:Stairway to Heaven -Led Zeppelin

 

At The End Of The Day – Les Misérables(英語版)

臨場感に直結するコンサートホールやステージ、スタジオなどの、音場の広さを表現できているかをチェックする時に聴いています。
またミュージカル音源なので、定位感や音の奥行き、厚みなどの違いも出やすい曲です(英語版推奨)

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Googleサーチ:At The End Of The Day – Les Misérables
Spotify:At The End Of The Day – Les Misérables

 

Patricia JANEČKOVÁ

私がパトリツィア・ヤネチコヴァのファンで、普段から聴いているというのもありますが、彼女のソプラノボイスは高音域のテスト用に向いています。
またクリアな音の確認や高音の伸び、解像度、定位感、音場の広さのチェックにもお勧めです。私の基準は、彼女の声がキンキン声に聴こえないで、抑揚がある綺麗な調べに聞こえたら合格です。
特にYoutubeのコンサート動画は、歌い手が移動したり、右奥のお客さんの咳払い、まばらな笑い声などが定位感と音場の広がりの確認に使えます。

彼女の音楽を一曲聴けば、イヤホンの性格がわかります。

Spotify:patricia janečková-Ave Maria

Spotify:patricia janečková-Pa pa pa

 

One of These Days-ピンク・フロイド

立体音響で遊んだような曲です。単調な曲ですが、嵐の風の音がリアルに自分の周りを取り囲みます。
イヤホンの透明度も出やすく、こもったり曇っていると吹きすさぶ風の突き抜けた怖さが伝わってこなくなります。
またフラットな音質のイヤホンでは、曲が遠くで鳴っているように聞こえ、狂気の空気感に包まれる事ができません。
ちなみに曲の最初の方で、風の音の合間に砂がぶつかる音がサラサラと入りますが、ある程度の解像度が無いと、布が風にあおられてバタバタ音を立てているように聞こえます。もっと酷いデバイスだと、音を大きくしても砂の音が聞こえません。

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Googleサーチ:One Of These Days (吹けよ風、呼べよ嵐) / PINK FLOYD
Spotify:One Of These Days (吹けよ風、呼べよ嵐) / PINK FLOYD

 

GOLDEN STRIKER LIVE ロンカーター

ロンカーターの曲は、もちろん低音チェック用ですが、音の解像度の違いが明確にでます。
解像度の高いイヤホンで聴くと、彼が弾くウッドベースのボンボン音に加え、弦をはじくカタカタ、コトコトという音が入り、弦がぶつかったり震える音も忠実に聴こえます。低品質なイヤホンは、ベースとピアノの音ばかりしか聞こえず、ウッドベースの醍醐味が全く伝わって来ません。

さらにベースの上にピアノやドラムの音も重なり、打ち消し合わずに美しいハーモニーが楽しめます。ジャスなので広い会場で演奏はしていないと思いますが、場の雰囲気的な音場の広さの違いも出やすく、ダメなイヤホンだと平面的な音になってしまい、会場の空気感・臨場感も伝わってきません。
自分は、学生時代にロンカーターの曲を聴くようになって初めて、ヘッドホンの解像度の違いを実感しました。

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Googleサーチ:Laverne Walk live -Ron carter
Spotify:Laverne Walk live -Ron carter

 

この他に、アヴィーチーなどのダンスミュージック(EDM)やレゲエなど、普段から好きで聴いている曲を流す事で、オーディオデバイスの性能を判断しています。

私のSpotifyのチェックリストを貼っておきます ➡Spotify音質チェック用プレイリスト

 

イヤホン・ヘッドホン性能チェック用音源まとめ

以前はワイヤレスイヤホンに、解像度や定位感なんて求めるべくもありませんでした。
しかしながら開発競争の激化で、今では比較的低価格なモデルでも音質を追求したドライバーやチップを搭載しています。
普段私はTWS(完全ワイヤレスイヤホン)を使っていますが、1年半前に1万数千円で買ったメーカー製イヤホンより、現在 5千円台で販売されている製品の方が音質も性能も格段に上です。高価なBTイヤホンは更にその上を行っており、有線イヤホンに迫る勢いです。

AmazonなどのECサイトで購入する際には、イヤホンの音質のチェックはできませんが、視聴する機会があれば当ページを活用してみて下さい。

当ブログでBluetoothイヤホンのレビュー依頼を頂く事が多いので、性能チェック用の備忘録として記事にしてみました。

 

 

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タカシ

タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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