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Bluetoothイヤホン/ヘッドホン/オーディオの音質・性能テスト用の動画・曲・音源チェックリストまとめ【2026年3月更新】

実際には、劣悪な音質のオーディオ機器を使っていても “音に耳慣れ”してしまうと、それを「自分に合った良い音質」だと勘違いして使い続けているという事が良くあります。
また低音と高音ばかりを強調した「ドンシャリ系」のイヤホンは、派手でゴージャスに聞こえるので、高音質だと勘違いしているケースも多いのではないでしょうか。

オーディオマニアでは無くとも、自分の心地よい好きな音質があると思います。
イヤホンやヘッドホンは、自分の好きな音質の製品を選べば良いという単純な話です。

しかしながら、勝手に高音質だと思い込んでいるだけでは、本当の好きな音に巡り合っていないですね。
原音再現性・原音忠実性などと呼ばれている、アーチストが録音した時の原音を忠実に再現して聴ける事がファンとしてはベストだと思います。ライブ会場や録音現場で聴いているような錯覚を得られれば最高です。

結局は、情報量の多い解像度を有し、自然な定位感があるオーディオデバイス=原音再現性=高音質だと言えるでしょう。
しかしながら何を基準に高音質と認定するか?調べる方法論も判断も難いと思います。

そこでこの記事では、私がオーディオデバイスのチェックに使っている音源や動画を一覧にまとめてみました。
私自身も深い知識がある訳ではありませんので、初心者でも目視や数値で分かる簡単なテスト方法と、音質に違いが出やすい曲をご紹介します。

※ 随時、曲の見直しや入れ替え中です

 

準備編

音源

以前、モノラル音源を聴いていて「音が悪い」と悩んでいた人が居ました。聴いている音源は大丈夫でしょうか?最初にチェックしておきたい項目です。

いくらハイレゾ対応のオーディオ機器を使っていても、ハイレゾの音源を聴いていなければ宝の持ち腐れです。
また圧縮音源のビットレート(1秒間に転送するデータ量)が低ければ、伸びが無くベターっとした音になってしまいます。ビットレートは最低でも128kbps以上の音源を用意したいところです。

ちなみに音楽ストリーミングサービスのSpotifyは通常、無料ユーザーには最高で160kbps、 有料のプレミアム会員は、高音質の320kbpsが利用可能です。

 

対応コーデック

オーディオ機器とデバイスの対応している Bluetoothオーディオ・コーデック を調べて、出来る限り最高の音質のコーデックに設定します。
iPhone端末では、未だにAACどまりですが、Android端末はハイレゾ音源(aptX HD、LDAC)といった高音質なコーデックで再生が可能なデバイスもあります。

Android端末のオーディオコーデックのチェック・変更方法▼

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遅延テスト

Bluetoothイヤホンは、ケーブルが無いので音の遅延や途切れなどの弱点を抱えています。
最近は改善されており、エントリーモデルのイヤホンでも遅延はほとんど感じません。
またコンマ何秒を争うゲームとなるとゲームモードなど、低遅延モードが用意されている機種も多いのであまり気にする必要がなくなりました。

テスト用のYouTube動画でチェックが可能です。真ん中の赤↑と青↑とピッという音が合っていれば遅延はありません▼

 

定位感(ていいかん)テスト

オーディオ機器の性能の目安には定位感(ていいかん)という項目があります。ステレオ録音におけるサウンドで、音像の位置関係が前後・左右・上下・遠近方向に渡って表現される状況の事を指します。

つまり音源がどこから出ているかを忠実に再現できているか?という事です。
ライブ音源などでは、アーチストがステージを走り回っている様子が手に取るように分かります。

このYouTube動画は音源と自分の位置関係を目視しながら聴く事ができます▼

 

人の話声の位置関係▼

 

こちらは複数音源版▼ 

ノイズキャンセリング機能チェック

オーディオデバイスが、周囲の雑音ノイズをカットするANC“アクティブ・ノイズキャンセリング機能”を搭載している場合、パソコンなどから環境音動画を流して外音カット性能をテストしています。

人の話し声などの喧騒や、電車のモーター音、車のエンジン音など、イヤホンによって遮断する音域に得手不得手あります。
ちなみにハイエンド機は、中音域のノイズキャンセリングにも対応していますが、エントリーモデル端末は、低音域のみカットする場合が多いです。人の話し声。

駅の改札付近(Youtube)(【都会の音】駅改札口付近の話し声や足音 雑音BGM)

女性の話し声(ガールズトーク)(GIRL TALK: Jealousy, Ex’s, Friendship Advice & More!)

交通量の多い車の騒音(【臨場感】環境音 幹線道路)

電車の車内ガタンゴトン音(立体音響】懐かしい旧発車メロディー 山手線作業用環境音 内回り5周 中間広告なし 車窓動画)

飛行機の機内(【癒しの箱】ホワイトノイズ 癒される音 リラックス「飛行機エンジン音 機内」VOL.1 音楽 BGM)

 

音質テスト用の音楽

オーディオ機器の音質は、普段聴いている楽曲で聴き比べるのが一番です。
しかしながら洋楽と比べて、 J-POPなどの邦楽は録音にお金を掛けていない場合が多く、ダイナミックレンジ(大小の音の差)が狭いので、音質テスト用の音源として不向きな事が多いです。
参考までに、私が普段使っている音質チェック用の曲の一部をご紹介します。

音楽サブスクリプションサービス SpotifyApple Music のリンクが貼ってあります。
Spotifyは 無料アカウントでも聞く事ができます。アカウントをお持ちで無い方は登録すると、チェック用の曲をまとめて聴く事ができます。

これから紹介する曲のプレイリストも共有しています。

Billie Eilish – bad guy

この曲と言えば、10人中10人が「重低音」を連想するほど、強烈なベースラインが小気味よく響く名曲です。PCデスクのスピーカーで鳴らせば、マウスを握る手が振動で痒くなるほどのエネルギーを持っています。
現代のオーディオチェックにおいて「低域の質」を測るためのベンチマークとなっている曲です。

チェックのポイントは、地響きのような「震え」の中に、しっかりとした音程の輪郭があるかどうかです。
安いイヤホンだと「ブーン」という単なる振動になりがちですが、質の高いデバイスなら、低い音の中に潜むシンセサイザー特有の「ザラッとした質感」まで克明に描き出します。また、ASMRさながらの超至近距離で録音されたビリーの歌声は、解像度が高いほど「ツバが飛んできそうなほどの息遣い」として生々しく耳に届きます。
2019年全世界で最も売れたシングルですね。

・Spotify:Billie Eilish – bad guy
Apple Music:Billie Eilish – bad guy
YouTube:Billie Eilish – bad guy

Bubbles – Yosi Horikawa

無数のビー玉が落ちる音。上下左右、どこで音が鳴っているか「位置」がはっきりわかるかを確認する、イヤホン評価の超定番曲です。

Yosi Horikawaは「音のサンプリング」の達人です。 落ちた物体が「ガラスのビー玉」なのか、「プラスチックの球」なのか、「木の実」なのか。その材質の硬さや重さが音だけで伝わってくるかをチェックします。

落ちた玉が「どの高さから」「どの位置に」落ち、その後「どちらの方角へ」転がっていったか、目をつぶって指を差せるかを確認します。 また、 定位が良いイヤホンでは、音が頭の中に張り付かず、自分の周りの「空間」で音が鳴っているように感じます。 曲が進むと、これらの「落下音」がそのままリズム(ビート)へと変化していきます。 チェック項目: 音楽的なベースライン(低音)が入ってきた後も、背景で鳴り続けている「小さな玉が転がる繊細な音」が消されずに聴き取れるかを確認します。 

・Spotify:Bubbles – Yosi Horikawa
・Apple Music:Bubbles – Yosi Horikawa
・Youtube:Bubbles – YOsi Horikawa

BLIND MOON -SAKANA

この曲は、pocopenさんの唯一無二の歌声と西脇一弘さんの繊細なギターのみで構成されることが多く、派手な音に頼らない「素の表現力」が試されます。
クリアーで透明感が高いアコースティックギターの曲なので、音がこもったり曇りがあると一発で分かります。
ヴォーカルの声が耳元で鳴っているような「生々しい近さ」があるか。 吐息の混じり方や、声の「かすれ」に含まれる微細なニュアンス。冷たく平坦に聞こえず、歌い手の体温や感情が伝わってくるような「中域の密度」をチェックします。
弦を爪弾く瞬間の柔らかなアタックと、その後の長い減衰(サステイン)。 弦が震える様子や、木製のボディが共鳴する「箱鳴り」がどれだけ忠実に再現されているか。「低中域の解像度」と、音が消え入る瞬間の「透明感」を見ます。



・Googleリサーチ:Blind moon -sakana
・Spotify:Blind moon – sakana
・Apple Music:Blind moon – sakana

 

The Beatles – Blackbird

『Blackbird』は「究極のシンプルさと、オーガニックな質感(生々しさ)」を測るための曲です。
ポール・マッカートニーの息遣いや、アコースティックギターの弦一本一本の震えに注目することで、イヤホンの「素性」が丸裸になります。

ポールの声が「すぐそこで歌っている」ように聞こえるか。 唇が開く瞬間の音(リップノイズ)や、繊細なビブラート、息を吸い込む音。これらが埋もれず、かつ強調されすぎずに自然に聞こえるかが、中域の解像度の指標になります。
曲全体を通して聞こえる「コツ、コツ」という一定のリズム音です(実はこれ、メトロノームではなくポールが靴で床を叩いている音だと言われています)。
その足踏み音が 安いイヤホンだと単なる「軽いクリック音」に聞こえてしまいます。質の高いイヤホンでは、靴が床を叩く「コンッ」という乾いた衝撃と、その微かな余韻まで聴き取れます。
また1分40秒あたりからタイトルのBlackbird(クロウタドリ)のさえずりが入り、曲に広がりが加わっていきます。鳥の声がボーカルやギターの邪魔をせず、しかしすぐ後ろにいるかのようにクリアに聞こえるか。これがS/N比(ノイズの少なさ)と、高域の抜けの良さを測る基準になります。

・Spotify:The Beatles – Blackbird
・Apple Music:The Beatles – Blackbird
・YouTube:The Beatles – Blackbird

G線上のアリア – バッハ

中音域の音の確認は、ボーカルやバイオリンやヴィオラ、ピアノの音色が目安になります。中でもプラハ室内管弦楽団の楽曲は、音場の広さも手に取るように差が出るのでお勧めです。
ヴァイオリンのG線が放つ太く艶やかな響きや繊細なビブラート、そして音が溶け合うような滑らかなレガートを聴き込むことで、そのイヤホンが持つ「中音域の密度」と「奏者の体温まで伝わる表現力」を網羅的に判定できる一曲です。

安いイヤホンではヴァイオリンの音が細く鋭く尖って聞こえてしまいますが、質の高いイヤホンであればG線特有の太く艶やかな響きや木製のボディが共鳴する温かな質感を余すことなく描き出し、奏者の体温が伝わるような滑らかで濃密な中音域を堪能できます。

Spotify:G線上のアリア – バッハ
Apple Music:G線上のアリア – バッハ
Youtube Music:G線上のアリア – バッハ

 

Stairway to Heaven – Led Zeppelin

定番中の定番ですが、やはり透き通ったギターとオカリナは解像度や厚みが現れやすいです。「静寂から爆発的な盛り上がりまで」を1曲で網羅できるリファレンス曲の一つです。
この曲を聴けば、濁った音のオーディオデバイスが一発でわかります。説明し難い「音の抜け感」を調べるのに向いている音源です。

弦の「震え」や、指が弦をこするフィンガーノイズがどれだけ生々しく聞こえるかを確認します。解像度が低いと、音が平面的に聞こえてしまいます。
また終盤のシャウトに近いボーカルが、歪まずに伸びやかに聞こえるかを確認します。

 Googleサーチ:Stairway to Heaven (Live)-Led Zeppelin
Spotify:Stairway to Heaven -Led Zeppelin
Apple Music:Stairway to Heaven -Led Zeppelin

 

絢香- やさしさに包まれたなら(カバー)

曲によってサ行や高音が刺さるイヤホンが存在します。イヤホンのチューニングが寒音よりだったり、ドンシャリ系のイヤホンでは、ボーカルの高音がキンキン聞こえ、歯擦音が強調されて聞こえてしまう現象です。「サシスセソ」が特に刺さって聞こえる事から、サ行が刺さるイヤホンと呼ばれています。
最近の曲では、ディエッサーでデジタル処理して歯擦音を消していますが、それでも高音の女性ボーカルの曲では刺さるイヤホンがあります。また、トランペットなどの高音域も同様にキーンと刺さる感じが残るのが特徴です。

絢香の歌い方は全般的に刺さるイヤホンが分かりやすいので、私はサ行が刺さるイヤホンのチェック音源として何曲か聴くようにしています。
中でもこの曲、 荒井由実(松任谷由実)の「やさしさに包まれたなら」カバーは、サシスセソが大量に出て来るので一発で判断できます。

「小い頃はかみまがいて、ふーぎに夢を~」

Spotify:綾香 – やさしさに包まれたなら
Apple Music:綾香 – やさしさに包まれたなら

 

Official髭男dism – 115万キロのフィルム(ライブ音源)

音場の広さと音の広がり、立体感のある奥行きのチェック用のライブ音源です。音の残響感の距離が分かりやすいJポップとして追加しました。

音の鳴っているところ自体が全体的に近く感じるなら音場が狭いと言えます。ライブ音源やオペラなど、少し物足りなく感じてしまいます。
音場が狭く近くに感じるので、逆に迫力のあるサウンドに聴こえる場面もあります。

・公式Youtube:Official髭男dism – 115万キロのフィルム(ライブ音源)
・Spotify:Official髭男dism – 115万キロのフィルム(ライブ音源)
・Apple Music:Official髭男dism – 115万キロのフィルム(ライブ音源)

 

At The End Of The Day – Les Misérables(英語版)

臨場感に直結するコンサートホールやステージ、スタジオなどの、音場の広さを表現できているかをチェックする時に聴いています。

ミュージカル音源なので、定位感や音の奥行き、厚みなどの違いも出やすい曲です(英語版推奨)

Googleサーチ:At The End Of The Day – Les Misérables
Spotify:At The End Of The Day – Les Misérables
Apple Music:At The End Of The Day – Les Misérables

 

Patricia JANEČKOVÁ

パトリツィア・ヤネチコヴァのファンのソプラノボイスは、高音域(ハイトーンの破綻)のテスト用に向いています。彼女の透き通るようなソプラノ・ボイスは、イヤホンが「高音をどこまで綺麗に、かつ耳に痛くなく鳴らせるか」を厳しくテストしてくれます。
高音域のキラキラ感、クリアな音の確認や高音の伸び、解像度、定位感、音場の広さのチェックにもお勧めです。
彼女の声がキンキンした「張り上げ声」に聴こえない事が重要、伸びやかで抑揚がある綺麗な調べに聞こえたら合格です。
声が大きくなった時に音が割れたり、圧縮されたような窮屈な音にならないか。イヤホンの「表現の幅(ダイナミクス)」が試されます。
特にYoutubeのコンサート動画は、歌い手が移動したり、右奥のお客さんの咳払い、まばらな笑い声などが定位感と音場の広がりの確認に使えます。

・Spotify:patricia janečková-Ave Maria
・Apple Music:patricia janečková-Ave Maria
・YouTube:patricia janečková-Ave Maria

・Spotify:patricia janečková-Pa pa pa
・Apple Music:patricia janečková-Pa pa pa
・Apple Music:patricia janečková-Pa pa pa

 

Bitch(ビッチ)-メレディス・ブルックス

使うイヤホンによって面白い程に差が出る楽曲です

ギターが強めの曲で、ボーカルの声が際立って前に出て聞こえるか、またボーカルがしっかりと目の前に定位しているかを確認する時に使っています。
彼女は声量があまりないので音域のバランスが取れたイヤホンで聴かないと、ボーカルが楽器に埋もれて聴き取れません。
この曲でボーカル声が遠くに聴こえたり、籠って聞こえる場合、ポップスを聴くには向いていないイヤホンだと思います。

また解像度の高いイヤホンで聴くと、エレキギターの和音は1弦1弦の音色が伝わってきますが、ジャーンという1音にしか聞こえないイヤホンは要注意です。

「ヴォーカルの声を前に押し出してくれるイヤホン」を選ぶ際、これほど適切な曲は無いと思います。

Spotify:Meredith Brooks – Bitch
Apple Music:Meredith Brooks – Bitch

 

メンデルスゾーン 「 結婚行進曲 」

フルオーケストラの演奏で音質チェックすると、イヤホン、ヘッドホンの性能が顕著に現れます。
中でも「メンデルスゾーン 結婚行進曲」は、クラッシックが分からない私でも音の違いが判ります。
始まりのトランペットの華やかなファンファーレ「パパパパーン」では、音の抜け感と音場の広さの性能が瞬時に分かります。
また派手に盛り上がるパートではオーケストラの迫力を伝える音圧。静かなパートでは解像度、高音のキラキラ感、楽器の小さな余韻の音の違いで判断しています。

ちなみに「クラシック音楽を聴く場合、出来る限りヘッドホンでの色付けを避ける」とされていますので、ドンシャリ系の音質チェックに向いていません。
解像度が高いイヤホンでフルオーケストラの音源を聴くと、個々の楽器の位置がよくわかります。

Spotify:メンデルスゾーン 「 結婚行進曲 」
Apple Music:メンデルスゾーン 「 結婚行進曲 」

 

2つのアラベスク 第1番 ドビュッシー

クロード・ドビュッシーの「2つのアラベスク(Deux Arabesques Andantino con moto)」は、音圧による音の定位が出やすい曲です。
美しい旋律の静かで寂し気な曲ですが、力強く早いテンポの旋律なので、広い音場でも自分が弾いているような、目の前にピアノを感じる事ができます。
しかしながら、音圧が弱いイヤホンで聴くと、弾いているというより”少し離れた位置からピアノを聴いている”という聞こえ方になります。また解像度が低い音響機器で聴くと、静かなパートでピアノの残響が聴こえず、途切れ途切れの退屈な曲になってしまいます。

Spotify:ドビュッシー- Deux Arabesques Andantino con moto
Apple Music:ドビュッシー- Deux Arabesques Andantino con moto

 

One of These Days-ピンク・フロイド

邦題「吹けよ風、呼べよ嵐」は、立体音響で遊んだような曲です。単調な曲ですが、嵐の風の音がリアルに自分の周りを取り囲みます。冒頭の出だし部分は、風の音が近づいて来ますが、解像度が低いデバイスで再生すると、長時間無音状態に聴こえます。
またイヤホンの透明度も出やすく、こもったり曇っていると吹きすさぶ風の突き抜けた怖さが伝わってこなくなります。
またフラットな音質のイヤホンでは、曲が遠くで鳴っているように聞こえ、狂気の空気感に包まれる事ができません。
ちなみに曲の最初の方で、風の音の合間に砂がぶつかる音がサラサラと入りますが、ある程度の解像度が無いと、布が風にあおられてバタバタ音を立てているように聞こえます。もっと酷いデバイスだと、音を大きくしても砂の音が聞こえません。

Googleサーチ:One Of These Days (吹けよ風、呼べよ嵐) / PINK FLOYD
Spotify:One Of These Days (吹けよ風、呼べよ嵐) / PINK FLOYD
Apple Music:One Of These Days (吹けよ風、呼べよ嵐) / PINK FLOYD

 

グリーンライツ・セレナーデ 初音ミク

ボーカロイドの曲は、イヤホンの好みが大きく分かれるようですね。中高音域がクリアに抜けて聞こえて、ボーカロイドの声が際立って聴こえる派の人。低音のズンズン音まで、全音域をバランスよく聞きたいという人。

グリーンライツ・セレナーデは、シンセサイザーのテンポが良いロック調の曲で、イヤホンの性能によって声とシンセサイザーの聞こえ方のバランスの違いが出やすいです。また全編を通してズンズンとバスドラムが鳴っているので、ボカロ曲での低音域の好みを聞き分けるにも良い曲です。

・Spotify:グリーンライツ・セレナーデ 初音ミク
・Apple Music:グリーンライツ・セレナーデ 初音ミク
・YouTube:グリーンライツ・セレナーデ 初音ミク

Ado – ドライフラワー(カバー)

女性のハイトーンボイスが綺麗に聴こえるかチェック用に加えました。イヤホンによって聴こえ方が大きく異なりましたので、カバー曲ですが「ドライフラワー」を選曲しました。
地声で高い音を出すハイトーンはセンシティブな性質の音なので、イヤホンの性能・チューニングによっては破綻しやすく掠れ気味に聴こえたりします。

また、彼女独特のハイトーン声が、高い所がスッキリ伸びて行って、その先のブレスがセクシーに聴こえたりする事も大切なポイントだと思います。

ハイトーンボイスの女性ボーカルを聴く場合、ドンシャリ系だとどうしても高音の刺々しさが強調されてしまいます。

高音域の解像度・音の広がりがあり、女性ボーカルが抜け感のあるクリアなサウンドに聴こえると、長時間聴いていても疲れません。

Spotify:Ado – ドライフラワー(カバー)
Apple Music:Ado – ドライフラワー(カバー)

 

Da-iCE – ダンデライオン

男性のハイトーンボイスが自然に聴こえるかチェック用に加えました。Da-iCEのボーカル兼パフォーマーを務める花村想太は、男性歌手には珍しい4オクターブの高音ボイスで人気です。

重低音が強調され高域もキラキラといったイヤホンも多いですが、そういったものは人の声が聞き取りづらく、特にハイトーンボイスが「金切り声」に聞こえて耳障りになります。
またハイトーンが故に歯擦音が強調されて聞こえてしまう現象も出てしまうので、ボーカルの美しさや音の伸びやかさが活きる高解像度のイヤホン・ヘッドホンをオススメします。

・Spotify:Da-iCE – ダンデライオン
・Apple Music:Da-iCE – ダンデライオン
・YouTube:Da-iCE – ダンデライオン

ROSÉ – Number One Girl

この曲は全音域のバランス確認に向いています。
ROSÉ(ロゼ)の「Number One Girl」は、バックに低音のズーンというベース音(エレクトリック・ベースとシンセベース)が鳴り続けます。
その低音がピアノの音を活かして、さらには彼女の歌声が際立ちます。

しかしながら、極端に低音を強調したドンシャリ系のオーディオ機器で聴くと重低音にヴォーカルが飲み込まれてしまいます。
質の悪いドンシャリイヤホンで聞くと、イヤホンが壊れているのではないか?と思うほど耳障りに聴こえます。安いイヤホンは低音を強調しすぎるあまり、ボーカルの帯域まで音が被ってしまい(マスキング現象)、全体がボワボワと濁って聞こえます。
この曲は、イヤホンの「低域の制御能力の低さ」が露呈します。イヤホンの低音の質をチェックするのに向いている曲です。
また逆にフラットな音質のものや低音域が苦手なオーディオ機器で再生すると、チャカチャカと安っぽい楽曲に聴こえます。
オーディオ機器によって曲の感じが全く違いますので、聞き比べてみてください。
「ベースは一番底に、ボーカルはその一段上に、完全に独立して存在しているか」がチェックポイントです。

Spotify:ROSÉ – Number One Girl
Apple Music:ROSÉ – Number One Girl

 

GOLDEN STRIKER LIVE ロンカーター

ロンカーターのベースは、もちろん低音の質チェック用ですが、音の解像度の違いが明確にでます。

解像度が低いイヤホンは、ベースとピアノの音ばかりしか聞こえず、ウッドベースの醍醐味が全く伝わって来ません。
解像度の高いイヤホンで聴くと、彼が弾くウッドベースの弾むような低音のボンボン音に加え、弦をはじくカタカタ、コトコトという音が入り、弦がぶつかったり震える音も忠実に聴こえます。いわゆるトランジェント(Transient) が、しっかり聞こえているか確認するには向いています。

さらにベースの上にピアノやドラムの音も重なり、打ち消し合わずに美しいハーモニーが楽しめます。ジャスなので広い会場で演奏はしていないと思いますが、場の雰囲気的な音場の広さの違いも出やすく、ダメなイヤホンだと平面的な音になってしまい、会場の空気感・臨場感も伝わってきません。
自分は、学生時代にロンカーターの曲を聴くようになって初めて、ヘッドホンの解像度の違いを実感しました。

Googleサーチ:Laverne Walk live -Ron carter
Spotify:Laverne Walk live -Ron carter
Apple Music:Laverne Walk live -Ron carter

 

イヤホン・ヘッドホン性能チェック用音源まとめ

今回の曲をまとめた「音質チェック用のプレイリスト」を貼っておきます

AmazonなどのECサイトで購入する際には、イヤホンの音質のチェックはできませんが、視聴する機会があれば当ページを活用してみて下さい。

当ブログでは、Bluetoothイヤホンやヘッドホンのレビュー依頼を頂く事が多い

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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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