中華スマホやSIMフリー端末を購入する際、端末スペックの対応周波数表(バンド)を見ても数字だけでは携帯会社に対応しているのか分かり難いと思います。
そこで今回は SOFTBANKモバイルとワイモバイルが使用している周波数を、徹底的に分りやすくまとめてみました。SIMフリー端末を購入する時の参考にして下さい。
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SOFTBANK・ワイモバイルは同じ
Y!モバイルはソフトバンクモバイルのサブブランドとして展開してるサービスです。そのため通信に使用しているバンドは両社とも同じです。
SOFTBANK・ワイモバイルのLTE (FDD-LTE)周波数・バンド早見表
周波数 | Band | 備考 |
---|---|---|
2GHz/2.1GHz | 1 | 日本全国の広い範囲に届いているソフトバンクモバイルの主要周波数帯 このバンドに対応していない場合 ソフトバンクのSIMを挿しての運用は難しい |
1.8GHz | 3 | ワイモバイルの主要周波数帯 ソフトバンク・Yモバイルともに必須のバンド |
900MHz | 8 | プラチナLTEと呼ばれているバンド 対応している事が好ましい |
1.5GHz | 11 | 実験的に使用されている周波数帯 |
700MHz | 28 | プラチナLTE |
2.5GHz | 41 | SoftBank Airで主に使用している帯域 |
LTE (FDD-LTE) 各バンド補足
Softbankはドコモのような バンド別に強いエリアや地域の情報 は公表されていません。
Band1 (2GHz/2.1GHz帯)
下り速度: 37.5〜112.5Mbps
ソフトバンクモバイルの主要周波数で、全国規模の広い範囲で運用されている「エリア対策用」バンド。絶対に対応している必要があります。
Band3 (1.8GHz帯)
下り最大速度: 75Mbps
ワイモバイルの主要周波数
Band8 (900MHz帯)
下り最大速度: 75Mbps
プラチナLTE。プラチナLTE(プラチナバンド)は、電波が遠くまで届きやすく障害物を回り込んで伝わるといった特徴を持つため、携帯無線通信において最適な周波数帯域といわれています。通信速度は望めませんが、山間部やビルの谷間、地下などでの利用に有効です。
Band28 (700MHz帯)
下り速度: 37.5〜112.5Mbps
対応エリアが拡大予定のプラチナLTE。アジア太平洋共通バンド
Band41 (2.5GHz帯)
下り速度: 37.5〜112.5Mbps
バンド41はTD-LTEと呼ばれる通信方式となりFDD-LTE(B1,B3,B8,B28)とは異なります。
ソフトバンクではこの帯域をAXGPと呼んでおり、SoftBank Airなどで使用しています。スマートホンでは対応している端末は限られますので、機種選びの際には特に意識する必要は無いバンドです。
3G (W-CDMA) 周波数・バンド早見表
周波数 | Band | 備考 |
---|---|---|
2GHz/2.1GHz | 1 | 広いエリアをカバーしているソフトバンクモバイルの主要周波数帯 電話回線(WCDMA)で使用 |
900MHz | 8 | 電話回線(WCDMA)で使用 |
11 | 2017年3月に停波 (WCDMA)で使用 |
ソフトバンクモバイル, Y!モバイル周波数まとめ
とにかくLTEはバンド1, 3, 8に対応していれば間違いない。B1,B3は世界共通バンドなので、中華スマホなどのSIMフリー端末ではほぼ全て対応しています。
あまり知られていませんが、実は Softbankモバイル(Y!モバイル)はSIMフリー端末と相性の良い携帯会社 です。同社が利用しているプラチナLTEの Band8は,台湾の中華電信をはじめ、韓国、中南米、欧州など幅広く世界中で利用されているLTEバンドです。その為、中華SIMフリー端末の多くは B1, B3はもちろんバンド8に対応している端末が多くなっています。
一方ドコモのプラチナバンドであるBand19は、対応しているSIMフリー端末が限定的です。Band21に至っては日本独自で利用しているバンドなので、対応端末を探す事は非常に困難です。中華SIMフリー端末をメインに、格安スマホ会社を選ぶならY!モバイルがお勧めです。
Docomo/ドコモ系MVNOのバンド解説はこちら▼
タカシ
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LTEのBand11もあります
>通りすがりさん
ご指摘ありがとうございました。
記事に追記いたしました。