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都内で楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VI)を3カ月間使ってみたメリット・デメリット・感想レビュー・裏ワザ

楽天モバイルの料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI(ラクテンアンリミットシックス)」を数か月間使ってみた感想をレビューしたいと思います。

格安SIM(MVNO)の『楽天モバイル』は、独自回線を施設しているので、3大キャリア(ドコモ、au、SOFTBANK)に次ぐ第4のキャリアとも呼ばれています。料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」は、日本全国の楽天回線エリアでデータ容量が使い放題。通話に関しても楽天専用アプリ「Rakuten Link」を使えば 国内通話がかけ放題の魅力的なプランです。

また国際ローミングでは、海外でも世界66ヵ国と地域を対象に月間2GBまでデータ容量を利用可能です。

サービス内容だけを見ると夢のようなプランですが、繋がり難いという電話として致命的な問題を抱えています。同社では基地局を増やし、つながらない地域では他はパートナーエリア(国内はau)回線を利用する「ローミング」を用意するなど、改善を進めています。

今回は Rakuten UN-LIMIT VIを3カ月間、楽天回線のみのシングルSIMで使って生活してみました。

 

楽天モバイルRAKUTEN UN-LIMIT Ⅵプラン・料金

楽天モバイルは、RAKUTEN UN-LIMITの1プランのみとなります。旧プランのRAKUTEN UN-LIMIT Vでは、どれだけ使っても月額2,980円(税別)の定額制でしたが、Ⅵでは使った容量によって利用料金が段階に上がる変動型に変更となりました。


1GBまで0円 / 3GBまで980円 / 20GBまで1,980円 / 20GB~2,980円

製品代、オプション料、通話料等は別費用、2回線目からは0~3GBまで980円

1GBまでは 月額0円からスタートして、最大でもデータ無制限として2,980円でストップします。使いすぎても安心です。

サービス期間 3ヶ月間無料キャンペーン中 
価格 ~1GB : 0円
~3GB: 980円
~20GB:1,980円
無制限:2,980円 
解約 違約金なし 
申し込み 店舗/ネット 
制限速度 1日10GB 超過後速度は最大3Mbps
au(KDDI)回線:容量5GB(超過後速度は最大1Mbps) 
通話特典 通話し放題 
通話かけ放題オプション 追加料金なし※1
通信回線 楽天4G/5G+au4G 
3G回線  利用不可
通話回線 VoLTEのみ
海外ローミング 無料 
キャリアメール 楽天メール(@rakuten.jp) 
SMS Rakuten Link利用:無料
3円/70文字(全角)
海外:100円/70文字(全角)

※1:「Rakuten Link」アプリで国内通話がかけ放題

 

通信エリアと回線について

UN-LIMIT Ⅵのデータ使い放題は楽天モバイル回線エリアのみ、他はパートナーエリア(国内はau)回線を利用する「ローミング」接続となり、月間容量制限があります。

マップのように国内主要都市周辺のみとなっています。自宅や学校・勤務先が楽天モバイルの回線エリアであれば、常時使い放題となりますが、それ以外の地域にお住まいの場合、RAKUTEN UN-LIMIT Ⅵに加入するメリットはありません。

公式サイトの通信・エリア | 楽天モバイルから自分が利用可能な回線をチェックできます

ちなみにローミングの提供元であるKDDIによると、都道府県単位での楽天エリアの人口カバー率70%を超えた時点で、終了・継続を検討するとしており、東京では、2021年3月末でauローミングが原則終了、千葉県と神奈川県については全域が2022年3月末に原則終了するとしています。

2021年 4月1日時点での東京都のローミングエリアは、八王子市、青梅市、町田市、清瀬市、稲城市、羽村市、あきる野市、瑞穂町、日の出町、奥多摩町、小笠原村、檜原村、大島町、利島村、新島村、三宅村、御蔵島村、八丈町、青ヶ島村。

 

実は 逆引き的に、KDDIのローミングサービス提供エリアを参照した方が詳細なデータがピンポイントで確認できます

また地下鉄では、パートナーエリアになってしまう場合が多かったのですが、東京では地下鉄でも深いエリアを除き、楽天回線に接続されるようになりました。しかしながら東京以外の県では、地下鉄内ではパートナーエリアに接続するケースが多いようです。

 

プラチナ回線が無い

楽天モバイルの最大の弱点が、総務省からプラチナバンドの周波数を割り当てられていない事。それをカバーするために、パートナー(au)のプラチナバンドB18(800MHz)を借りて、届かない範囲をカバーしています。

プラチナバンドとは、電波が届きやすく広い場所をカバーできる事から、山間部や地方などで広く使われています。エリア対策用とも呼ばれている周波数帯です。地方に限らず都市部でも、地下やビル内など電波が届き難いエリアには、プラチナバンドが使われています。

例えばDocomoの割り当てバンドは、4G帯(LTE)では、主要バンドであるB1、東名阪の高速通信バンドB3。 さらに高い建物の影や地下、郊外に強いプラチナバンドB19に対応しています。また僻地や山間部で若干電波を掴みやすい3G帯のプラスエリア(3G WCDMA-Babd6)もあるので登山のドコモなどとも呼ばれています。

一方、楽天はこのうちLTEのB3(1.7GHz)のみしか割り当てられていません。そのためエリアを拡大しても、地下鉄やビルの真ん中などで電波を見失ってしまい、パートナーエリアに接続するという事になります。また3G回線に対応していないので、僻地や山奥で接続できるエリアは限定的です。

 

楽天モバイルを使ってみた感想

Rakuten UN-LIMIT VIは、対応エリア内であれば、容量を気にせずに使えます。ただし対応エリア内でも、電波の弱いハズレ地域もありますし、日常的な動線にパートナーエリアがあれば、結構ストレスになる場合も考えられます。

私の住まいは豊島区と新宿区の境界地域。今回のレビューは、都内の対応エリア内のみでの利用が主になります。

 

接続について

ズバリ圏外が多すぎます。大きい建物の中は、基本的に圏外と考えた方が良いレベルです。我が家は鉄筋なので、家でも圏外になる事があります。

 

また自社回線につながらない時は、au回線につながるはずですが、au電波を掴みに行かないで圏外のままの事が多いです。
しかも圏外になると大抵はそのまま。電波を掴んで再接続される事は少なく、移動するか一度機内モードにすると接続することもあります。

自社回線に接続できなくてもau回線を探さず圏外のまま▼

 

なので、月に5GB使えるパートナ回線のデータ容量は、接続しないので使っても月に1 GB程度。

 

楽天モバイルの電話(楽天Link)について

楽天モバイルの無料通話アプリ「楽天Link」を使うと国内通話が無料になります。(OS標準の通話アプリを利用すると22円/30秒の通話料がかかります)

通話音質に関しては、特に気になる点はありません。ただしデータを使って通話するので、圏外になっていると電話を掛けることも、受けることもできません。
前述しましたように、楽天モバイルは圏外になってしまう事が多いので、電話も通じない事が多いです。

しかし圏外対策も無料で留守番電話が使えるので、そちらにメッセージを残してもらえれば、何とかカバーできます。

 

裏ワザ

楽天Linkは、楽天モバイルの回線が圏外であっても、インターネットにさえ接続していたら電話の受発信ができます。他の回線やWifiを使って 楽天Linkからの国内向け受発信ができます。
電話がつながらないと仕事に支障がある方は、楽天が圏外の時をカバーできるようデュアルSIMにして使うのがオススメです。

楽天モバイルを通話、他のMVNOをデータ回線として使うと、楽天モバイルの無料通話のみを享受できます。

 

「10分(標準)通話かけ放題」オプションについて

楽天モバイルが8月27日、新オプションサービス「10分(標準)通話かけ放題」の提供を開始しました。この新プランは、文字通りOS標準アプリでの音声通話10分間かけ放題と、SMS送信も使い放題となります。利用料は月額1100円。

楽天LINKアプリから発信すれば、かけ放題なので不思議なプランですよね。iOSの仕様変更にて、Rakuten Link同志の通話意外はOS標準通話アプリで着信するようになりました。このプランはiOSの仕様変更に対応するものだと考えられています。

これに関しては、私は決まった仕事相手としか通話をしないので、OSの通話アプリに着信履歴があってもかけ直しに苦労しません。

楽天モバイルが8月27日、新オプションサービス「10分(標準)通話かけ放題」の提供を開始しました。楽天モバイルでは、Rakuten Linkを使うと国内通話が無料になりますが、OS標準の通話アプリを利用すると22円/30秒の通話料がかかります。今回の新プランは、文字通りOS標準アプリでの音声通話10分間かけ放題と、SMS送信も使い放題となります。利用料は月額1100円。今回のオプションの提供は、今年6月のiOS版Rakuten Linkアプリの仕様変更に対応するものだと考えられています。仕様変更について音声通話はこれまで、固定電話やスマートフ...

 

データ無制限が魅力

楽天モバイルの魅力は、やはり何と言ってもデータ容量が無制限でも月額 2,980円という破格なデータ容量の単価。
スマートフォンのテザリングを利用して、外出先でもポケットWi-Fi代わりに好きなだけ使っています。
楽天モバイルは「圏外病」と呼ばれるほど圏外が多いです。回線を掴んでしまえば、ノートパソコンで自宅と同じ感覚で好きなだけネットが使えるのが魅力です。
電車で動画を視聴していても、動画視聴アプリが回線がつながっている時にある程度バッファ(先読み)してくれるので、途切れたりせず鑑賞できます。
 
通信量・速度制限について

Rakuten UN-LIMITは自社エリア内であれば月間のデータ容量に制限がありません。しかし、当日内のデータ通信量が10GBを超過すると通信速度制限がかかります。10GBを超えると当日は上下最大3Mbps程度に速度制限が掛かります(翌日0時に制限解除)

また楽天モバイル回線以外の地域では、国内または海外指定66の国・地域でパートナー回線エリアと接続します。パートナーエリアの月間容量は、5 GBデとなっており、データ容量を全て消費した場合は、通信速度が制限(国内1Mbps、海外128Kbps)されます。

 エリア  楽天モバイル パートナー 
 容量制限 10 GB / 日 国内: 5 GB / 月
海外: 2 GB / 月
 速度制限 上下最大3Mbps 国内:1Mbps
海外:128Kbps

    

感想レビューまとめ

楽天モバイルは、プラチナ回線を持たないのは本当に厳しいです。しかしながら、今後プラチナ回線を割り当てられて、他のキャリアと横並びのプランになるのであれば、今のまま不便&使い放題の方が良いかもしれません。
 
『楽天モバイル』は、独自回線を施設しているので、3大キャリア(ドコモ、au、SOFTBANK)に次ぐ第4のキャリアとも呼ばれています。しかしながら未だ全国に基地局を設置していないので、使用回線の一部にパートナー(au)回線を借りています。そのため現状は格安SIM(MVNO)とキャリアの中間的な存在としか認識されていません。現在、楽天モバイルの料金プランは「Rakuten UN-LIMIT VI」のみの展開で、データーの使用量に対しての料金のコストパフォーマンスだけで言えば圧倒的にトップクラスです。自分の生活の動線が楽天の回線エリア...

 

➡ 楽天モバイル

 

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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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