中国のラップトップパソコンメーカー Jumperのモバイルノート「Jumper EZBOOK 3 PRO」の実機を入手しましたのでレビューしてみます。
JumperのEZBookシリーズは、低価格で実用的なノートパソコンという事から日本でも人気があります。また外観がMacbook風のデザインでも良く話題になっているメーカーですね。
今回はGearBestの方からサンプル端末をご提供頂きました。
Jumper EZBOOK 3 PRO
Jumper EZBOOK 3 PROスペック
OS | Windows 10 Home 64bit |
CPU | Intel Celeron(Apollo Lake) N3450 Quad Core 1.1GHz |
RAM | 6GB DDR3 RAM |
内部ストレージ | 64GB eMMC |
ディスプレイ | 13インチIPS液晶 1920 x 1080(FHD) |
MicroSDスロット | ○最大128GB |
カメラ | フロント:20万画素 |
バッテリー容量 | 9,600mAh |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | v4.0 |
インターフェイス | USB 3.0*2,miniHDMI,オーディオ、DC |
サイズ(W×D×H) | 31.50 x 20.85 x 1.50 cm |
重量 | 1,393g |
カラー | シルバー |
その他 | – |
開封レビュー
海外から届いた箱。長旅の疲れを感じます▼
【セット内容】
EZBOOK 3 PRO本体、ACアダプター
取扱い説明書
筐体の表面には保護シールが貼られています▼
ACアダプターは日本のコンセントタイプ▼
外観レビュー
筐体はフルアルミボディでチープさを全く感じさせません
ヒンジの開閉部分が凹んでいてエッジ部は金属で綺麗に加工されています▼
左右のべゼル幅は約1cm
厚さは公称では1.5mmとありますが測ってみると1.4mm(ゴム足除く)▼
端末左側にはイヤホンジャックとUSB3.0、MicroSDスロット▼
端末右側はMiniHDMI、USB3.0、DCジャック▼
ヒンジは145°まで開きます▼
完全にMacbook Air(13.3インチ)インスパイアのデザインですね▼
スピーカーは底面左右にあります▼※ここも保護フィルムが貼られていました
充電はUSB PDに未対応でDCジャック▼
拡張M2スロット
取説には書かれていませんでしたが、Gearbestの製品紹介ページ内に ( supports SSD expand )の記載を見つけましたので、気になって開けて中を確認してみました。すると拡張用のM.2 SSDスロットが装備されていました。
ピンク丸部分▼
自分でSSDを増設できますので、これはポイントが高いですね
キーボード・タッチパッド
キーピッチは広く打鍵感もしっかりあるので 使いやすいキーボードです。打鍵音も静かで全くカチャカチャ音はしません。カフェなどの人が居る場所で仕事をしても 周囲の迷惑になるような事は無いと思います
最近の中華ラップトップPCは 電源ボタンの位置までもMacbookデザインを真似ています。Windowsの日本語キーボードに慣れている人は「Delete」と間違えて押してしまいますねPrtScnキーが無いのが少し残念(Fnキーにもありません)
そこそこ余裕があり作業中にタッチパッドに触れてしまう事もありませんでした
タッチパッドの色が黒という点だけはMacbookデザインを意識しなかったんですね
ディスプレイ
IPS液晶を採用しており“鮮やか”と言える程ではありませんが発色は綺麗です。視野角も広く、画面の輝度50%程度の明るさで作業していても暗すぎず、目が疲れたりする事もありませんでした。
ベンチマークテスト
ドラゴンクエストX ベンチマーク
標準品質で1280 x 720でスコア1880「重い」
ベンチマーク計測した直後にも、筐体が全く熱を持たなかったのが驚きでした。アルミボディのおかげ? N3450を搭載した他の機種では2000前後が目安なので、当機は少しだけスコアが伸びませんでしたね。
搭載されているCeleron N3450はApollo Lake世代のNシリーズで、格安ノートパソコン向けに開発されたSoCです。性能は抑えめだが消費電力が少ないというメリットがあります。 高スペックではありませんが、ネットでの調べ物、資料作成などのビジネスユース・動画視聴ならモタつく事もなく十分な性能だと思います。ただし3Dゲームを楽しめるほどではありません。
6GBものRAMを搭載していますので複数のソフトを同時に開いて作業したり、Chromeで大量のタブを同時に開いておく事も可能です。ただしCPU性能がソコソコなので、RAM6GBを活かし切る事は無さそうです。
スピーカー
内蔵スピーカーは、音質も悪くなく音が割れる事もありませんでした。安価なノートパソコンにありがちなチャカチャカ音ではないので、動画鑑賞も外部スピーカーを使う必要がありません。モバイルノートの中では優秀な方だと思います。
バッテリー
9600mAhのリチウムポリマーバッテリーを搭載しており、バッテリーの持ちは良い方だと思います。画面の輝度50%で7時間前後が目安になりそうです。
まとめ
ディスプレイ13.3インチというサイズは日常で持ち運びできるマックスサイズな気がします。出張先のホテルになら15インチノートでも持って行きますが、日常的に持ち運びできる大きさではありませんよね。
大きすぎて邪魔にもならず、だかといって小さすぎて作業が疲れる事も無い端末サイズです
この価格にも関わらず メタルボディで中華ノートにありがちなプラスチックっぽさが全くないのが特に気に入りました。
EZBOOKシリーズは色々なバージョンが発売されていますが、下位モデルの「Jumper EZBOOK 3」はプラスチック筐体でお薦めできません。また紛らわしいのですが同シリーズの他端末「Jumper EZBOOK 3」「Jumper EZBOOK 3 S」「Jumper EZBOOK 3 PLUS」の3機種は画面サイズ14.1インチのモデルとなっています。
今回ご紹介した「Jumper EZBOOK 3 Pro」の価格の目安は通常3.2万円程度、 フラッシュセールやクーポン適用時には約2.6万円まで下がります。
クーポンコードが発行されている事もありますので「最新Gearbestクーポン情報ページ」をチェックしてみて下さい。
Gearbest販売ページ:Jumper EZBOOK 3 PRO
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