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【Android】手持ちのSIMフリースマートホンがキャリアの周波数(バンド)に対応しているか確認する方法

スマートホンの音声通話やデータ通信に使用する無線の周波数帯は、 各キャリア(携帯会社)ごとに異なり スマートホンの仕様にはバンド番号で表記されることが増えて来ました。

中華スマホなどのSIMフリー端末を購入する際、自分が使用するキャリアやMVNOの周波数(バンド)が対応している事を確認して購入する事になります。しかしながら最近では1つの端末に様々なグレードやバージョンが存在し、それぞれ対応周波数が異なるケースが増えて来ました。また海外通販サイトではスペック表の誤表記も多く、購入後にメーカーの公式サイトを確認すると違っていたというケースも見受けられます。
そこで今回はRoot化不要でAndroid端末の対応バンドを確認する方法をご紹介します。
※尚、この裏技は MediaTek社製のCPU(SoC)搭載の端末のみに有効です。

EngineeringModeを有効にする

設定を開き「端末情報」内の「ビルド番号」を7回タップします。

「これでデベロッパーになりました」と表示されればOK▼

設定内の「開発者向けオプション」が表示されますので中に入りオンにします▼

次にダイヤラー(電話)を開き、隠しコマンド「*#*#3646633#*#*」と入力▼

これで「EngineeringMode」に入れました。「BandMode」を開き「SIM1 / SIM2」の対応バンドを確認します▼

ちなみにこの端末はドコモのプラチナバンド(Band 19)に対応している事がわかります

残念ながらドコモのプラスエリアWCDMA-800には未対応でした▼

 

最近の中華スマホは、DSDS(デュアルSIM / デュアルスタンバイ)対応のものが多いですが、SIMスロットの片方しかLTEに対応していない機種がほとんどです。
SIMを2枚挿しにして使用する時には、LTE(4G) + 3Gでの接続になる事が多いので、どちらのスロットが対応しているか確認してから使う必要があります。

 

dcomoのLTE (FDD-LTE)周波数・バンド早見表

周波数 Band 備考
2GHz/2.1GHz 1 日本全国の広い範囲に届いているdocomoの主要周波数帯
このバンドに対応していない場合ドコモのSIMを挿して運用は難しい
エリア対策用バンド
1.7GHz/1.8GHz 3 速度対策用に使われている周波数帯
東名阪(首都圏・中京圏・近畿圏)中心
800MHz 19 プラチナバンドと呼ばれているバンド
速度はでないが電波が届きやすく、広い場所をカバーできるエリア対策用バンド。
郊外・山間部・室内などで安定してつながるので対応しているアドバンテージは大きい
1.5GHz 21 東北・四国・北陸・北海道など地方都市が中心に使用されているバンド
東名阪でも使われている
700MHz 28 ごくごく一部の地域でのみ使われているバンド

3G (W-CDMA) 周波数・バンド早見表

周波数 Band 備考
2GHz/2.1GHz 1 広いエリアをカバーしているドコモの主要周波数帯
電話回線(通話)で使用
800MHz 6 FOMAプラスエリア
電話回線(通話)で使用
郊外・山間部などの地域では必須
1.7GHz/1.8GHz 9 東名阪(首都圏・中京圏・近畿圏)中心
800MHz 19 FOMAプラスエリア
電話回線(通話)で使用
※Band6を内包

 

SOFTBANK・ワイモバイルのLTE (FDD-LTE)周波数・バンド早見表

周波数 Band 備考
2GHz/2.1GHz 1 日本全国の広い範囲に届いているソフトバンクモバイルの主要周波数帯
このバンドに対応していない場合 ソフトバンクのSIMを挿しての運用は難しい
1.8GHz 3 ワイモバイルの主要周波数帯
ソフトバンク・Yモバイルともに必須のバンド
900MHz 8 プラチナLTEと呼ばれているバンド
対応している事が好ましい
700MHz 28 プラチナLTE
2.5GHz 41 SoftBank Airで主に使用している帯域

 SOFTBANK・ワイモバイルの3G (W-CDMA) 周波数・バンド早見表

周波数 Band 備考
2GHz/2.1GHz 1 広いエリアをカバーしているソフトバンクモバイルの主要周波数帯
電話回線(WCDMA)で使用
900MHz 8 電話回線(WCDMA)で使用
1.5GHz 11 2017年3月に停波
(WCDMA)で使用

 

auのLTE (FDD-LTE)周波数・バンド早見表

周波数 Band 備考
2GHz/2.1GHz 1 通常エリア
1500MHz 11 使用範囲は狭い
800MHz 18 au の主力周波数帯
800MHz 26 Band18か26のどちらかに対応していればOK
700MHz 28 プラチナLTEと呼ばれているバンド
対応している事が好ましい

auの通話には3G帯の「cdma2000 BC0(800MHz )」に対応している必要があります

あとがき

私は端末のレビューやスペック紹介記事を書く時、メーカーの公式サイトで正確な情報を確認しています。しかしながら稀にコメントで、スペックによる違いをご指摘頂くことがあります。例えば「Xiaomi Mi Note 2 」はRAM6GB版のみがドコモのプラチナバンドに対応しており、4GB版は未対応でした。またインターナショナルバージョン・グローバルバージョンと銘打った端末は、通常版と対応バンドが微妙に事なります。

一時「Android7.0以降、APIを開放したことによりRoot化なしにEARFCN値を取得できるようになった」と話題になりました。アプリからEARFCN値を参照できるようになったので「LTE Discovery」などのアプリを使う事で、対応バンドを一発で確認できると聞きました。しかしながら私が気がつくのが遅かったのかGoogleが再度制限してしまった?ようで、私はEARFCNからBand値を確認する事はできませんでした。試しにテストモードで開いてみてもEARFCNは表示されません。
アプリからEARFCN値を取得できれば、今掴んでいるバンドが分かりますので郊外に行ったときなどは便利ですよね。

今現在は、このアプリのメニューから「EngineeringMode」を開く事ができます
メニューから「LTE Engineering(beta)」をタップ▼恐らくこの機能もMediaTekのSoC搭載端末のみが有効だと思います。

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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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