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BuffaloがWiFi6ルーター全モデルに無償対応したメッシュネットワーク標準規格「Wi-Fi EasyMesh」とは

BUFFALO(バッファロー)は、同社の発売したWi-Fi対応ルーター等の全ラインナップを、メッシュネットワークの共通規格である「Wi-Fi EasyMesh(イージー・メッシュ)」に対応させると発表しました。

2019年以降発売のWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)ルーター及び中継機などの全ラインナップに対して、ファームウェアアップデートにより使用可能になります。

 

メッシュネットワークとは

複数台のルーターを網目(メッシュ)状にネットワークを構築する、Wi-Fiの仕組みです。メッシュWi-Fiでは、メインのルーター1台とサテライトルーターを複数台設置します。
それぞれの機器がつながりあい、網目状にネットワークを広げていくことで、広いスペースや複雑な構造の建物でも、すみずみまで快適なWi-Fiを最適化する仕組みです。

昨今のテレワーク需要に伴い、家族各自がそれぞれの部屋で安定したネットワーク接続が求められるようになり、メッシュネットワーク対応ルーターの需要が急増しています。

 

Wi-Fi中継器(リピータ)との違い

今まで Wifi電波を遠くまで飛ばすには Wi-Fi中継器(リピータ)が一般的でした。Wi-Fi中継機は、ルーター(親機)からはクライアント機器(子機)の1つとして認識されるため、電波の強度に応じたつなぎ替え(ハンドオーバー)など、親子の協調動作には対応していません。

またWi-Fi中継器は、台数が増えるとルーター親機への負荷が大きくなります。その点 メッシュWi-Fiは、サテライトルーターがメインルーターと同じ役割をするので、メインルーターへ負荷が集中しません。
またWi-Fi中継器は、接続する先(SSID)を手動で切り替えが必要ですが、メッシュWi-FiはSSIDが1つだけなので、接続先を選んだり接続し直す必要もありません。最寄りのアクセスポイントに自動で切り替えます。常に電波が良好な端末(ルーター or サテライト)に接続するためどこでも快適なインターネット接続が可能です。

 

Wi-Fi EasyMeshとは

Wi-Fi EasyMeshは、Wi-Fi Allianceが策定した標準のメッシュWifi規格です。同規格に準拠した機器ならメーカーの組み合わせを問わずメッシュWi-Fi環境を構築できます。

それまでBuffaloでは、独自メッシュネットワーク規格の「connect」のみに対応していましたが、業界団体が策定した標準規格に基づくシステム「Wi-Fi EasyMesh」を実装する事になりました。

またWi-Fi EasyMeshには基本機能のみのRelease 1と、さまざまなオプション設定にも対応するRelease 2の2種類が存在し、今回バッファローが採用したのは後者となります。

Release 2で利用できる機能は以下の通り▼

  • 「WPA3」への対応
  • 周波数帯を自動的にスキャンするDFSの時間短縮
  • 電波干渉の診断と通知
  • 高速ローミングIEEE 802.11r規格に準拠への対応(オプション)

まとめ

各社がメッシュネットワーク対応ルーターを発売していますが、EasyMeshに対応しているメーカーや機器は一部です。
NECの一部ルーターでは、EasyMeshと独自規格のどちらの方式でメッシュWi-Fiを構築するのか設定が可能、という対応をとっています。

現状では、せっかくの標準規格でもBUFFALO、NEC、などのEasymesh対応の一部のルーターを組み合わせて使うしか無いのが現状です。
またEasymeshで接続しても、違うメーカーの製品でメッシュネットワークを構築すると、設定が難しく安定しないという口コミも多数目にします。

AsusやDeco(TP-link)など、独自メッシュWi-Fi規格を使っている大手メーカーは、今後どのようにEasyMeshと向き合うのか注目ですね。独自規格を貫くのか、NECのように両対応、もしくはBUFFALOに続いてEasyMeshに切り替える。そして既存の機器をファームで対応してくれるのかどうかも気になります。

ちなみに私は丁度1年前に AsusのWifi6対応ルーター「ASUS RT-AX56U」に買い替えましたが、電波の届きが悪いので、上位モデルに買い替え予定でした。その時、現在のルーターをサテライト機に設定して、メッシュWi-Fiを構築しようと考えていました。しかしAsusのルーターは「AiMesh」という独自のメッシュネットワーク規格となっています。

ASUSのルータ2台でメッシュネットワークを構築するので、今のところ問題は無いのですが、今後EasyMeshを利用したくなった時の事を考えると、ルーターの買い替えがためらわれます。
既存のルータも EasyMeshにファーム対応してくれるのか、もしくはEasyMesh規格には対応しないのか?今とても悩ましい状況です。

sauce:バッファロー

 

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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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