COOLPOより発売された Web会議用オールイン・ワン・デバイス 「 AI Huddle PANA」が手元に届きましたので、実機をレビューしてみます。
会議用WEBカメラ「PANA」は、“AI Huddle(エーアイ・ハドル)” = Ai集合体 の製品名のとおり、Ai搭載のカメラ、マイク、スピーカー機能、というWEB会議で必要なデバイスを全て1台に集約したデバイスです。
オートで話し手を認知し、パーン、ズーム、追尾するAi360°カメラと 4方向のAiノイズキャンセリングマイクやスピーカーフォン機能などを搭載。カメラマンやスイッチャーなど、アシスタントの人材も不要です。全てAiがこなしてくれます。
PANAをパソコンに接続して、机の真ん中に置くだけで フルオートのWEB会議システムが構築できてしまいます。
実機を使ってみましたが、まさに未来そのもの。高額なWEB会議システム環境の構築が、1台で簡単に整ってしまいます。
COOLPO AI Huddle PANAスペック
※ メーカーからデバイスをご提供頂いてのレビューとなります
ビデオ | |
---|---|
画角 | 水平 60˚垂直 60˚ |
レンズ | 360°レンズ×1 |
画像解析技術 | Meeting Flex |
解像度 | パノラマ-4K HD@30fps |
カメラ | |
イメージセンサー | 1/1.7 インチ大型 CMOS 1200 メガピクセル |
光学焦点距離 | 1.56mm |
絞り | F2.4 |
360° | 画角 |
デジタルノイズリダクション | 自動 |
逆光補正 | 自動 |
露光モード | 自動 |
ホワイトバランス | 自動 |
ビデオフォーマット | MJPEG |
解像度 |
|
音声 | |
マイク数 | スマートマイク 4 |
マイク有効範囲 | 360度 4.5 m範囲 |
スピーカー | 360°スピーカー |
スピーカートラッキング | 顔・音認証 |
基本データ | |
接続方式 | USB2.0/UVC1.1 |
動作温度 | 0°~40℃ |
本体サイズ | 110 x 110 x290 mm |
開封レビュー
【セット内容】
- デバイス本体
- USB接続ケーブル
- ACアダプター
筐体レビュー
デバイスは円筒形で、サイズは2リットルのペットボトル程度の大きさです。
水筒やピッチャーのような雰囲気▼
上部はキャップで保護されています▼
上部には360°カメラと4つのマイクが内蔵されています▼
筐体前面には電源スイッチとボリューム調整、マイクミュートのタッチセンサーが配置されています▼
筐体の重さは実測で約 1,243グラム▼
PCとデバイスの接続は、USBケーブルを使います▼
ACアダプターと接続コネクターは、デバイスの底に挿し込みます▼
設定・使用方法
セッティング方法は、デバイスをPCと接続するだけです。WIndows端末ではプラグ&プレイで自動的に認識され、カメラ、マイク、スピーカーが動作します▼
Mac OSでも接続するだけで使用可能です。また専用アプリも不要で ZoomやGoogle Meet、Microsoft Teams、Skypeなど、あらゆるWEB会議アプリに対応しています。
性能レビュー
PANA会議用ウェブカメラは、接続すればパソコンのカメラとして認識され、状況に応じて画面を3~4分割にオートで切り替わります。
レビュー用の撮影した部屋では、人が居ないのでモニターにアナウンサーを映してみました▼
僕とアナウンサーが別の画面に表示されています。またPANAは、顔認証システムの他に音声認識にも対応しています。
検証中にラジオを流したiPhoneを置くと、そちらも映し出され4画面モードになりました。
リビングルームで家族で検証しましたが、まさにテレビ局のカメラパーンのように、自然に話し手に切り替わりました。朝まで生テレビのような感じです。
例えば↓のように机を囲んで着席した会議の場合▼
このように映し出されます▼
カメラシステムを説明すると、画面下部は固定で部屋を360°映し続けます。
上部画面は、話し手によって2分割、もしくは3分割されます。話し手が居ない場合でも、顔認証により映し続けられます。
話し手が切り替わると、カメラが話者を追跡してパーンします。
PANAは、こちら側の1カメラの扱いなので、Zoomなどでは1画面として会議に参加します▼
画面サイズを切り替えられるアプリであれば、PANAの画面のみを大写しにすると、バランスが取れたリモート会議が実現できます。
ただし、マスクを装着していると顔認証が正しく動作しません。
その場合、話者が居ない画面は、音声で最後にカメラが追尾した画像を映し続けます。
画面のレイアウトは自由に変更可能です▼
カメラ起動前に気掛かりだった点は、カメラに高さがあるので、普通の机上に置くと人の首より上にカメラがきます。
下側が切れて映るか心配でした。実際はカメラの上部広角が200°あるので、しっかりとバストショットが写りました。
追記:ソフトウェアのアップデートで、明るさ、カラーバランス、コントラスト、彩度などの調整が可能となりました。
特定画像の固定
また最近のアップデートでは、特定の領域を視聴し続けたいという声に応えてロック機能が追加されました▼
これにより、司会進行者や1画面はホワイトボードだけを映し続ける事が可能となりました。
スクリーンブロック機能
ソフトウェアアップデートで、映したくない画面を非表示にする「スクリーン・ブロック」機能が搭載されました。
「Blocks the screen」をクリックして、非表示にしたいエリアを指定すると、相手側にはその位置がブラックアウトされて見えなくなります。
まとめ・価格・販売サイト
レビューをお引き受けした後、大変な製品を引き受けてしまったと後悔していました。というのも大掛かりで、アプリなど環境構築が必要なデバイスだと考えていました。
しかしながら、実際はPCに挿し込んで電源を入れるだけ。完全に杞憂でした。アプリも不要で、パソコン内蔵のカメラアプリでも、しっかりと機能します。
後はリモート会議アプリを起動して準備完了。複雑な面倒な配線やデバイスの設置が不要なので、機械が苦手な人でも簡単に使いこなせます。
必要な作業は、カメラとマイク、スピーカーの位置が合うように置く位置の調整だけです。
WEB会議だけではなく、Youtubeなどの配信者や動画撮影なども、カメラマンを雇ったレベルで自然に撮影する事ができると思います。
Coolpo AI Huddle PANAの価格は、8万 5,899円。日本ではAmazonで取り扱っています。
全ての機材を買い揃える事を考えると、かなりの高コストパフォーマンスで一式が整います。
アマゾンのページ内には1万 5,000円オフのクーポンがあります。さらに今回は、メーカーの方から割引クーポンが発行されています。
タカシ
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