中国のタブレットメーカーAvidPad(アビドパッド)より新しくリリースされたタブレット端末『 AvidPad A30 Pro』が手元にやってきました。使用感を共有してみたいと思います。
A30 Proは 8.4のディスプレイを搭載したAndroidタブレット端末。片手サイズの小型で軽量なタブレットなので、読書やコミックリーダーとして使いやすいサイズです。
A30 をベースとしたモデルで、Android14に対応。ストレージがeMMcからufs 2.1へとアップグレードしています。また、Widevine L1に対応しているので Netflix、Primeビデオ、Disney+などで動画を楽しむ事が可能です。
ちなみにA30はNetflixはL3までの対応でしたが、今モデルよりL1対応となりました。
ページコンテンツ
レビュー・フラッシュ
Widevine L1対応で高精細画面で動画サービスが楽しめる
厚さ7.3 mmの超薄型設計
326グラムの軽量設計
18W 急速PD充電対応
USB OTG対応
動画撮影にスタビライザー機能搭載
デュアルスピーカーで臨場感ある音響システム
SIMを挿してネットワーク接続が可能
VoLTE対応のデュアルSIM
ドコモ、AU、ソフトバンクのプラチナバンドに対応
デュアルスピーカーが縦持ち時の左右配置
AvidPad A30 Proスペック
※箱はA30表記のままですが、これはGMS認証のために形式上A30を名乗る必要があるとの事でした。
OS | Android 14 |
---|---|
SoC | Spreadtrum T606 8コアCPU+12nm |
ディスプレイ | 8.4インチ 1920×1200(FHD) IPS液晶 |
RAM | 6 GB(+10GB仮想RAM) |
ROM | 128 GB |
外部MicroSD | 最大 1TB |
リアカメラ | 1300万画素 |
フロントカメラ | 800万画素 |
防水 | 非対応 |
Wi-Fi | 802.11 b / g / n / ac |
GPS | 対応 |
Bluetooth | 5.0 |
対応バンド | WCDMA: B1 B2 B5 B8 FDD-LTE B1 B3 B5 B8 B18 B19 B26 B28 TD-LTE B40 B41 |
バッテリー | 5500mAh 18W 急速PD充電対応 |
サイズ | 幅:126 mm 高さ:202 mm 厚さ:73 mm |
重量 | 326 g |
開封の儀
【セット内容】
AvidPad A30 Pro本体、USBアダプタ、USB-Cケーブル、SIM取り出しピン、取り扱い説明書
※ 取り扱い説明書は日本語で書かれています
充電は5V/2Aですが18ワットのPD充電に対応しています。付属のUSBアダプタは 5V/ 2A の通常の充電器でした。
筐体
ディスプレイは 8.4インチの1920 x 1200(FHD)液晶画面。
IPS液晶ですが発色も綺麗で、視野角度は浅い角度からでも見えます。メディア端末としては十分に合格点だと思います
ベゼル幅は上下(縦持ち時)が実測で 約11ミリ
上下のベゼル幅は約6mm▼
インカメラは画面を縦持ちした時に上側に来るように配置されています。
筐体はアルミ合金(CNC)で形成されています▼
端末の厚みが非常に薄く7.3mmしかありません。画像では保護ガラスの分厚いです。
背面には13.0MPのカメラの1眼仕様です。
縦持ち時の右側には、電源ボタン、ボリュームボタン、リセット穴が配置されています。
下側の左右には、スピーカーが2つ配置されており、USB-Cポートもここにあります▼
左サイドにはSIMカードスロットが配置されています▼
SIMカードスロットは2枚挿しが可能で、スロット2の方はMicroSDカードと排他利用する形式です。
縦持ち時の左上には3.5mmステレオミニプラグが配置されています。イヤホンで視聴したい時に便利です。
内部レビュー
バンドルアプリは、Google系の基本アプリとLINE、各種SNSアプリ、Primeビデオ程度。消せないメーカーのアプリは入っていないので余計な負担がありません。
ベンチマークテスト
AnTuTu Benchimark (v10.2.7)を使って処理能力をテストしてみます
総合スコア: 270490ポイント
CPU:80178ポイント
GPU:23050ポイント
A30と同じSoCですが、ストレージがeMMcからufs 2.1へと変わった事で「227683」→「270490」とかなり性能がアップしています。
搭載するプロセッサーは、UNISOC製のSpreadtrum T606 オクタコアプロセッサーを採用 。エントリーレンジの端末となります。メモリー構成は、 内部ストレージ128GB、RAM 6GB(+10G増設可能)を搭載しています。
エントリーモデル程度の処理性能なので、軽いゲームで遊ぶのが精一杯です。しかしながら、ブラウジングや動画視聴、LINEなどの通常のアプリでモタつくような事はありません。
widevine 対応について
A30 ProはWidevineがL1のセキュリティレベルに対応しています。
ちなみにWidevineがL1対応とは、Amazon PrimeビデオではFHD画質での再生をする場合、L1のセキュリティレベルに対応している必要があります。
Netflixで何本か映画を観てみましたが、快適に視聴可能でした▼
今モデルではNetflixのL1に対応しています▼
カメラ
A30 Proのカメラは、フロント8MP・リア13.0MPを搭載しており、ある程度の写真撮影も可能です。動画はリアカメラ1080P/30fps, フロントカメラ720P/30fps。A30にはなかったvideoスタビライザー機能(手振れ補正)が搭載されていました。
メーカーの方からはアナウンスが無かったのですが、カメラアプリの機能が大幅に向上していました。カメラモードは「パノラマ」「ポートレート」「PRO(マニュアル撮影)」「動画」「低速度撮影」「MORE(QRコード読み取りなど)」
静止画・動画ともに色々な設定が可能となっています。スマイルシャッター機能まで付いています。
ちなみにA30ではHDRのオンオフとグリッド表示、フラッシュのみ。撮影時の露出の調整もできませんでした。
イン・アウト、どちらのカメラも画像は彩度が低く地味に写るので、鮮やかな盛った画像とは程遠いです。
マニュアル撮影(Pro)でホワイトバランスを調整するとソコソコ綺麗に撮影できます。A30はタップした位置にピントのみが合うようで、露出はオートでしたが。Proはピント位置の設定、露出調整が可能となりました。
インカメラは、自撮りするには物足りないですが、チャットやビデオ通話、ネット会議する程度には丁度良い画質だと思います。
暗所撮影は結構綺麗に写ります。しかしながら、晴れの日の木陰のような明暗のハッキリした場面では、明るい場所に露出が調整され暗部が潰れてしまいます。タブレットに写真機能を求めていないと思いますので、この程度で十分だと思います。
WEB閲覧・メディア視聴
動画鑑賞
スピーカーはデュアルステレオスピーカーを搭載しています。縦持ち時の下側左右に2方つ配置されているので、横向きに持つと右か左側の片方から聴こえて来てしまいます。
スピーカーの音質は少しチャカつきますが、自然に動画を楽しむ事ができました。ある程度大音量にしても、音が割れるような事はありません。
本格的に映画鑑賞したい場合、外部スピーカーやイヤホンを使いたいです。
バッテリー容量5,500mAh。映画なら2・3本観れそうです。
コミックリーダー
8.4インチなので、漫画は見開き状態で読むには少し厳しいサイズです。1ページが4.2インチになりますね。
ChromeブラウザはWEB閲覧は、スマホより大きいので1ページの情報量が多いのがいいですね。
GPS・衛星位置情報システム
衛星位置情報システムの対応状況は不明です。しかしながらGoogleマップを開いてチェックしてみると、GPSの掴みが悪い部屋でもマップアプリを起動した途端にピタッと位置を特定してくれました。
車に積んでおいてナビ代わりにも使えるレベルの精度だと思います。
価格・まとめ
AvidPad A30 Proの8.4インチという画面サイズ は、iPad Mini(8.3インチ)とほぼ同じ。このサイズのタブレットのファンも多いですね。
コミックリーダーやKindleなどの小説リーダーとしては、片手持ちができる8インチのタブレット端末が圧倒的に使いやすいです。
グリグリのゲームをプレイしたい人には向きませんが、軽いゲーム+ネットサーフィン+メディア端末としては丁度良いスペックに仕上がっていると思います。
AvidPad A30 Proの価格は¥22,980 。Amazonで購入可能です。ページ内に6000円の割引クーポンが発行されています。
専用アクセサリーも充実しています▼
専用全面保護ケース / 専用保護ケース シェルタイプ / 専用保護フィルム
※ メーカーさんの方からサンプル品をご提供頂いてのレビューとなります。金銭の授受などはありませんので、公正な視点で製品をレビューします。
タカシ
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このタブレットは通話も可能でしょうか
>makiさん
イヤホンを使えば通話可能です
コメントありがとうございます。