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スマホの充電が遅い!できない対策!一家に一台「USB電流電圧チェッカー」で自分で計測、原因究明のススメ

USB充電器(ACアダプター)を使った給電方式は、スマートホンのみならず家電や電子タバコの充電にまで普及しています。最近では何のガジェットを買っても、USB充電器とMicroUSBケーブルが付属しており、どれがどれの付属品なのか管理するのも大変です。私を含め、何も考えず全て同じケーブルと充電器を使っている人も多いのでは無いでしょうか?

またスマートホンやモバイルバッテリーのバッテリー容量は、競い合うように大きくなり続けており、急速充電に対応したケーブルとACアダプターを使わないと、丸1日待っても充電が終わらないという事も起こり得ます。
Quick Charge3(QC3)という急速充電の規格が主流ですが、中には独自の急速充電技術を導入しているメーカーも増えており、専用のUSB充電器を使わないと急速充電できない端末もあります。

そこで今回は一家に一台「USB電流電圧テスター(チェッカー)」があると快適で便利ですよ!という事を話題にしてみます。

「USB電流電圧テスター チェッカー」は必要?

私は周りの人から「スマートホンの充電が遅いので何とかならないか?」と頻繁に相談を受けます。そんな時には、急速充電対応のUSB充電器とケーブルを使う事を勧めるようにしていました。
しかしながら急速充電対応の物を使っても解決しないケースが何件もありました。実際に「USB電流電圧テスター」を使って調べてみると、購入したモバイルバッテリーやUSB充電器の初期不良だったり、ケーブルの断線、端末と電源アダプターの相性という変わったケースもありました。

また「USB電流電圧テスター」を持っていると、機器に付属してきたMicroUSBケーブルが急速充電に対応しているのかどうか計測して仕分ける事ができます。

たまったUSBケーブルの整理に便利▼

私はBluetoothイヤホンなどに付属してきたケーブルは急速充電に対応していなければ、その場で廃棄しています。

計測例

「USB電流電圧テスター(チェッカー)」には何度も助けられていますが、変わった例をご紹介します。

先日入手した中華スマートホンは、専用のUSB充電器が付属しており出力が5V/7V/9V 2A・12V 1.5Aという電圧側を上げた独自の急速充電形式で、Quick Charge3には未対応でした。

 

付属のUSB充電器を使うと12.2V/0.71Aで急速充電されている事が確認できます▼

 

公式には未対応のQC3の充電器で充電すると、そこそこ急速充電ができました
5V/2.15A(QC3としては低めです)▼

試しに他のメーカーのQC3充電器を使ってみても5.22V 1.88Aで急速充電する事ができました。

Quick Charge 3.0の出力規格は【DC3.6-6.5V 3A, 6.5-9V 2A, 9-12V 1.5A】となっていますので、DC3.6-6.5V 3Aに対応して急速充電できたのかもしれません。

同端末でQC未対応の急速充電USBアダプターを幾つもテストしてみましたが、最大で5V 0.8Aまでしか出ませんでした。

結果、この端末は独自の給電方式だがQC3に対応しているという事が判ります。
しかし勝手にQC3を使って充電していて安全なのかどうか疑問が残りますね。

 

計測時の注意点

スマートホンなどに充電する際、バッテリー残量が約80%以上になるとトリクル充電という方式に変わり、微弱な電流を継続的に流します。この状態で計測しても正確な充電速度を計測する事はできませんので、端末のバッテリー残量は少な目(余裕を持って70%以下)で計測します。

トリクル充電時の超微弱電流状態5.05V / 0.10A▼

 

まとめ

各種ケーブルの充電速度の計測、ケーブルの断線チェック、USB充電器と端末の相性など、テスターを1個持っていると本当に重宝します。最近ではスマホやモバイルバッテリーの充電問題の相談を受けた時、基本的なアドバイス+「USB電圧電流テスター」の購入を勧めるようにしています。

またテスターを使わずとも充電速度が計測できるアプリも存在します。計測に少し時間が掛かり、誤差もありますがダメなケーブルを判定する程度でしたら使えます。

Ampere
開発:Braintrapp

無料※記事作成時

誤差が結構でます▼

 

記事中に「急速充電に未対応のケーブルは破棄している」と書きましたが、USB充電器メーカー各社が独自に採用している自動電流制御機能が付いている充電器を使っています。これはPowerIQ機能・AiPower機能・AUTO-IC機能などメーカーによって呼び方は様々ですが、接続された端末の入力電流を自動に検知し適切な電流を流す方式です。
電流量が高いだけの古いUSB充電器を使うと、Bluetoothイヤホンなど微弱電流で充電する機器が過電流でショートして壊れてしまう可能性もあります。最悪の場合、火事などの危険もありますので、安全のために自動電流制御機能のあるUSB充電器を使う事をお薦めします。

急速充電できているつもりでも超低速だったこともありました。今の時代「USB電流電圧チェッカー」を使って可視化する事は大切!必需品だと思いますよ。

Quick Charge3対応のチェッカーを選ぶ事を忘れずに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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