UMPCやノートパソコンのスペックで、PCゲームをプレイできるギリギリのボーダーラインを考えてみます。
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3DMark TimeSpyスコアでチェック
最初にざっくりと、代表的なモバイル端末向けGPUのベンチマークスコアと、人気ゲームの推奨スペックを照らし合わせてみました。
GPU | 3DMark TimeSpy | 備考 |
---|---|---|
GeForce RTX 3070 Ti |
14774
|
売れ筋ゲーミングノート |
Geforce GTX 970 |
|
Apex推奨, FF XIV推奨 |
GeForce GTX 1050Ti |
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ゲーミングPC最低ライン |
Radeon RX 560 |
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バイオハザード ヴィレッジ必要 |
Iris Xe MAX |
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Intel Iris Xe Graphics G7 96EU (Core i7-1195G7) |
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GeForce MX350 |
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GeForce GTX 660 |
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Cities Skylines推奨 |
GeForce GTX 960 |
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ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めてS推奨 |
Radeon RX Vega 8 (Ryzen 4000) |
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GeForce MX250 (25W) |
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Intel Iris Plus (Core i7-1065G7) |
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NVIDIA GeForce GT 640 |
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Apex最低 |
Radeon Vega 8
ゲーム系ベンチマークテスト
中量級ゲームのFF14ベンチで標準画質で「快適」との評価でした。中量クラスのゲームであれば、画質を多少調整すればある程度はプレイできる処理性能です。
ドラゴンクエストX(軽量ゲーム)
品質 | スコア / 評価 |
---|---|
最高品質 | 4,373 / 普通 |
標準品質 | 5,674 / 快適 |
低品質 | 5,927/ 快適 |
※1920×1080ドット(FHD)の結果
FF14ベンチ:漆黒の反逆者(中量ゲーム)
品質 | スコア / 評価 |
---|---|
最高品質 | – |
高品質(ノートPC) | 1,733 / 設定変更を推奨 |
標準品質(ノートPC) | 3,814 / 快適 |
※ 1920×1080ドット(FHD)の結果
Apex Legends(エーペックスレジェンズ)
Java版のマインクラフトで遊んでみると、問題くサクサク遊べました。もっとヘビーな Apex Legends(エーペックスレジェンズ)もプレイしてみましたが、音・画質ともにに遅延もなく遊べました(「ビデオ」項目で処理は軽くに設定)
ただし本気で上位を目指してガチで遊ぶは、少しモッサリするのでスペックが物足りないと思います。メモリを増設すると、もう少し快適に遊べるようになりそうです。
このようにある程度は普通に遊ぶ事ができました。しかしながら、このPCでゲームしたいかと聞かれればノーです。ゲーム用に設計されていないノートパソコンは、冷却性能が追い付かないので、時間とともに過熱してゲームがカクカクして来ます。
ノートパソコンを冷やす外部ファンなどを用意して遊びたいですね。
まとめ
グラフィックの性能についてだけをピックアップしましたが、PCゲームはGPUの性能でほぼ決まります。ノートパソコンの場合は、組みあがっているので GPUがゲームの推奨スペックをクリアしていれば、CPUの性能はクリアしていると考えて間違いないと思います。
とりあえず遊べるギリギリのラインは↓こんな感じだと思います。
- HD画質:TimeSPYスコア900以上、メモリ8GB以上
- FHD画質:TimeSPYスコア1,100以上、メモリ 8GB以上
あくまでギリギリです。少し余裕を持ちたいのであれば、メモリ16GBでTimeSPYスコアで300はプラスしたいですね。
またゲーミングUMPCと呼ばれるNintendo Switch風の小型ノートパソコンが人気ですが、GPU(グラフィックボード)を搭載していません。本当にゲームをプレイできるのか不思議に思いますよね。画面が小さいのでHD画質でのプレイとなりますし、冷却システムもしっかりしています。最新のモデルであれば、かなり遊べるんじゃないかと思います。
ちなみにSteamなどでも最低スペックと推奨スペックが書かれていますが、多くのゲームの推奨スペックはオーバースペック気味に書かれている事が多いです。
仕事兼用ノートとゲーミングノート
先日、知り合いが「仕事とゲーム両方に使えるノートパソコンが欲しい」と家電量販店で店員さんに相談して、富士通の FMVを20万円で購入して来ました。
ゲーミングノートパソコン並みの価格なので、ある程度のゲームがプレイできると期待していたようです。
しかしながらプロセッサーはCore i7-10750H搭載、GPUがIntel 内蔵グラフィックUHD Graphics。ゲームなんて動くはずもありません。
店員さんも知らない人には、適当なアドバイスするんだと呆れました。
しかしながら、ノートパソコンで仕事や勉強用とゲームを両立させるのは結構厳しいです。ゲーミングノートパソコンは買うな!と言われていますが、理由は必要電力と発熱・重さの問題です。また少し重い処理をするとウィーーンとファンが激しく鳴ってうるさいです。
こんな巨大でうるさい端末は、スターバックスでドヤリングなんて絶対にできません。家の中でも持ち歩くのに苦労します。
先日レビューしたゲーミングノートのACアダプタの重さは約 1,477グラム。ノーパソのアダプタとしては巨大ですが 330Wあるゲーミングパソコン用としては一般的なサイズです▼
仕事や勉強と共用のノートパソコンとして、ライトにゲームを遊びたいのであれば、Tiger Lake/Intel Iris Xe Graphics G7搭載の端末あたりが丁度良いと思います。
とりあえずは、遊びたいゲームの推奨最低スペックを確認してからがスタートでしょう。
ゲーミングノートPCレビュー記事:ALIENWARE m17 R3 スプレマシー
タカシ
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