現在、Dell(デル)のアンバサダープログラムにて、同社のゲーミングノートパソコン「Alienware(エイリアンウェア) m17 R3 スプレマシー」をお借りしました。
2週間以上使い倒しましたので、端末のレビューをご紹介します。
ページコンテンツ
Alienware m17 R3 スプレマシー仕様
OS | Windows 10 HOME (64bit) |
---|---|
CPU | Intel Core i7-10875H (16MB キャッシュ, 最大 5.1 GHzまで可能, 8 コア) |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 2080 Super |
ディスプレイ | 17.3インチ 1920 x 1080(FHD) 144Hz |
メモリ | 2GB(16GB×2) DDR4 2,666MHz |
ストレージ | 256 GB M.2 SSD (PCIe NVMe) |
光学ドライブ | なし |
Wifi | a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6対応) |
有線通信規格 | 2500BASE |
Bluetooth | 5.1 |
インターフェース | MicroSD 5.1カード リーダー x 1 USB 3.1 Gen1 Type-A x 3 有線LANポート x 1 3.5mmステレオジャック HDMIポート Mini-Display Port 1.4出力 Thunderbolt 3ポート Alienware Graphics Amplifierポート DC-inポート |
カラー | ルナライト(シルバーホワイト) |
重量 | 2.50~2.97 Kg |
サイズ | 高さ:16.9~22 mm 奥行:399.8 mm 幅:294.3 mm |
筐体レビュー
ディスプレイ
ディスプレイは、17.3インチの1920×1280(FHD)IPS液晶。リフレッシュレート144 Hz 9msフルHDディスプレイ。
発色が綺麗で鮮やかなディスプレイです。画面表面は、光の映り込みがなく目が疲れないノングレア加工▼
オプションで、17.3インチ UHD (3840 x 2160) 60Hz の4Kスクリーンに変更する事も可能
視野角は広くほぼ真横からでも見る事ができます▼
カメラはディスプレイ上のベゼル部に配置されています▼カメラの解像度は0.92メガピクセル。動画撮影は1280 x 720 (HD)(30 fps)
本体
カラーバリエーションは「ルナライト(シルバーホワイト)」「ダークサイド・オブ・ザ・ムーン(ダークグレー)」の2色展開。
レビューに使用している筐体は ルナライト(シルバーホワイト)
天板はフラットでシンプルなデザイン。モデル番号m17の “ 17 ” がデザインされています▼
天板にあるエイリアンヘッドと下の(Tron)部はイルミネーションを設定できます▼
筐体背面にはハニカム状の、通気口があいており、足ゴムは前後にバー状に配置されています▼
端末の前面にスピーカーが2つ配置されています▼ゲーム・動画鑑賞などでも自然なステレオ音質で、クリアで音圧や音の広がりがあり外部スピーカーは不要です。
電源ボタンはエイリアンヘッドで、バッテリー残量によってカラーが変わります。
その横はエアフロ―用の空気孔が多数配置されています▼
ヒンジを開けた最大角度はこれくらい▼
インターフェイス
インターフェイスは、本体右側にMicroSD 5.1カード リーダー 、USB-A(3.1 Gen1) が2口配置されています▼
本体左側面には、有線LANポート、USB-A(3.1 Gen1)、3.5mmステレオジャック▼
背面下のTron部には、フルサイズのHDMIポート、Mini-Display Port 1.4出力 、Thunderbolt 3ポート 、Alienware Graphics Amplifierポート、電源用DC-inポート▼
バッテリー
付属のACアダプタの重さは約 1,477グラム。ノーパソのアダプタとしては巨大ですが 330Wあるゲーミングパソコン用としては仕方ないですね▼
付属のバッテリーだけで重いゲームをプレイすると1時間も持ちません。ACアダプターの携行は必須です▼
ブラウジングや文書作成など、軽い作業だと通常のノートパソコンと同程度にバッテリーが持ちます。
動画再生程度では、ファンがブンブン回るような事もなく長時間視聴可能です。
入力装置
キーボード
日本語キーボード搭載モデルは、10キー付きで一般的なJIS配列で独自仕様はありません▼
キーピッチは約 20ミリあるので、タイピングが窮屈という事はありません▼
キーストローク1.4mmと 浅いですが、“コクッ”とした心地よい打鍵感がある事で、ストロークの短さをカバーできています。鍵打音は非常に静かで、カフェや職場でも他人に迷惑になるような事がありません。ゲーム実況やゲームチャットで使っても、鍵打音がカシャカシャ鳴らないので、会話の邪魔になる事は無いと思います。
キーボードにはバックライトが実装されており、専用アプリを使ってキーボードの配色の変更が可能です
キーボードは、左、中央左、中央右、右の4ブロックに分けて設定ができます▼
WASDのみ色を変えようと思ったのですが、設定が見当たりませんでした。個別キーの設定項目はなくなったようです。
イルミネーションの設定方法はこちら▼
タッチパッド
実測で幅 105ミリx高さ80ミリ▼
中央より左寄りに配置されています▼
手汗などで濡れていてもベタつく事もなく、常にサラサラした肌触りで全くストレス無く使う事ができます。
左右クリックの他、タッチパッド全体が沈み込んで左クリックとして反応します。
クリック感がしっかりあって反応も良いですが、クリック音がカチカチと大きいので、公共の場やチャット中はタップを多用した方が良さそうです。
オーバークロック機能
専用ソフトウェアの「Alienware Command Center」を使うことで、GPUの電力や温度の上限などを設定し、好みのパワーに調整できます。
またファンの回転も冷却重視や静音などにカスタマイズできます。
CPUやGPU、メモリの状態を確認▼
GPUの動作条件の設定も自由に変更できます▼
ファンの回転数も自由にコントロール可能▼
ゲーム系ベンチマークテスト
ゲーム系ベンチマークテストしてみました。
重いFF15ベンチでも最高画質でとても快適との評価でした。FF14などの中量級クラスならフルHDの最高画質で快適に楽しめるでしょう。ヘビーなゲームでも、画質を多少調整すれば問題なく遊べる処理性能です。
ドラゴンクエストX(軽量級)
品質 | スコア / 評価 |
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最高品質 | 20,289 / すごく快適 |
標準品質 | 20,395 / すごく快適 |
低品質 | 21,065 / すごく快適 |
※1920×1080ドット(FHD)の結果
FF14ベンチ:漆黒の反逆者(中級)
品質 | スコア / 評価 |
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最高品質 | 14,482 / 非常に快適 |
高品質(ノートPC) | 15,458 / 非常に快適 |
標準品質(ノートPC) | 15,503 / 非常に快適 |
※ 1920×1080ドット(FHD)の結果
FF15ベンチ (ヘビー級)
品質 | スコア / 評価 |
---|---|
高品質 | 9,116 / とても快適 |
標準品質 | 11,292 / とても快適 |
軽量品質 | 12,823 / 非常に快適 |
※ 1920×1080ドット(FHD)の結果
ゲームプレイ
Apex Legends(エーペックスレジェンズ)
Apex Legendsで長時間遊びましたが、ヌルヌル遊べて快適です▼
最高画質でも100fps以上の高いフレームレートで遊べます。
137 FPSでグリグリ動いています▼
長時間遊びましたが、発熱による遅延やコマ落ちなどは発生しませんでした。
ベンチマークテスト
CPUはIntel の「Comet Lake」と呼ばれる第10世代Coreプロセッサー「Core i7-10875H」を搭載。14 nmプロセス、8コア 16スレッドのプロセッサーです。
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23:SIngle Core(シングルコア):1,190 pts
CINEBENCH R23:Multi Core(マルチコア):8,186 pts
PCMark 10
PCを使った作業の快適さを計測する「PCMark 10」を計測してみます
Essentials (一般的な利用) |
8,912 (目標値 4,100) |
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Productivity (ビジネス利用) |
7,519 (目標値 4,500) |
Digital Contents Creation (コンテンツ制作) |
8,071(目標値 3,450) |
どれも快適に使える目安の目標スコアを大きく超えており、動画編集など ゲーム以外でもストレスなく利用可能です。総合スコアは5,841
ストレージ性能
内蔵するストレージは、M.2 SSD の256 GB(デフォルト)。アクセス速度はシーケンシャルリードで1.8GB/秒。データの大きいゲームでも、ロード時間が掛かりません。SSDの容量が 256 GBしかないので、大作ゲームを何本もインストールするには空き容量には余裕がありません。
定番の「CyristalDiskMark」で計測してみます。
メモリ
メモリはDDR4-2,666MHzの32 GB搭載しています。
グラフィックス性能
搭載している高性能ノートPC向けモバイルGPUの「GeForce RTX 2080 Super Mobile」デスクトップPC向けモデルと同様に、Turingアーキテクチャがベースです。デスクトップPC向けモデルとモバイル版とのスペック上の違いは、コアクロックとメモリクロックが異なる程度。演算ユニット数やメモリ容量などは同等です。
GeForce RTX 2080 Super Mobile スペック |
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GPUコア | TU104(Turing 12nm FEN) |
CUDA Core数 | 3072基 |
Boostクロック | 1080~1560MHz |
メモリ | GDDR6 8GB |
メモリバス幅 | 256bit |
メモリ帯域 | 12 nm |
消費電力(TDP) | 1650 MHz |
メモリ帯域 | 448GB/s |
TGP(Total Graphics Power) | 80~150W以上 |
インターフェース | PCIe 3.0 x16 |
補助電源コネクタ | なし |
消費電力
アイドル時で 50 W – 80 W / ゲームプレイ時で 270 W 前後
ザックリ感想
Wi-Fi 6対応
中級ゲームや動画編集程度ではメモリ不足に陥ることはない
ほとんどのゲームがFHD画質でストレスなく遊べる
エイリアンヘッドのデザインがお洒落
長時間遊んでも発熱による処理落ちなどが少ない
デフォルトモニターがFHDどまり
デフォルトストレージ容量が少ない
持ち運びには厳しい重さ
WASDのみのバックライト設定が不可
ALIENWARE m17 R3まとめ
ALIENWARE m17 R3は、現在のゲーミングノートしては最高クラスを誇る端末です。ほとんどのゲームがフルHD画質でストレス無く楽しめます。
ノートパソコンで遊んでいる事を忘れてしまうほど、重いゲームでもサクサク遊ぶ事ができます。
しかしながら、デフォルトのストレージ容量が 256GBしかないので、大作のゲームを数本インストールするとパンパンになります。
せっかく高価な最上位モデルなので、SSDはオプションで 512 GB以上にするべきでしょう(もしくは自分で大容量ストレージに換装)
また大画面なので、4Kパネルをオプションで追加するという選択肢も魅力的です。
ALIENWARE m17 R3の標準価格 396,980円(デフォルト構成)。クーポン適用で268,784円で販売されています。
HP直販サイト: ALIENWARE m17 R3スプレマシー
タカシ
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