iOS9.3からのという画面から発するブルーライトをカットする『Night Shift』モードという機能が搭載されました。LEDディスプレイからのブルーライトを長時間浴びる事で、目に与える影響や、睡眠に導くホルモンの分泌を阻害するとされています。ベットの中でiPhoneを使って読書する方には嬉しい新機能となっています。
しかし、『Night Shift』をオンにしていると、バッテリー消費が激しいとの報告が相次いでおり、使用を控えている方も多いようです。そこで、今回は『Night Shift』モードは本当に電池喰らいなのかを検証してみました。また、『Night Shift』で節電する裏ワザも併せて解説します
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『ブルーライトカット』機能について
筆者は、以前からKindleのブルーライトカット『Blue Shade』機能を愛用しています。薄暗いベットでタブレットを使って読書していると、小説画面の白さでウトウトした目が覚めてしまうことがあったので、ブルーライトカット機能を使って、茶ばんだ画面で読書していると静かに眠りにつくことができて気に入っています。正直な話、ブルーライトの目や健康への影響については、特に信じても気にもしていません。
Kindleのブルーライトカット機能▼
Night Shift機能のバッテリー消費量を検証
夜、眠る時に利用する事が多いiPhoneの『Night Shift』機能ですが、噂通りにバッテリー消費が激しかいのなら、朝起きたら即充電が必要になってしまいますね。それでは使うデメリットが大きすぎます。
そこで『Night Shift』モードと『通常画面』で、Kindleアプリで1時間読書して電池の減りを比較してみました。
通常モードで一時間読書▼
「自動明るさモード」をオフにして明るさを真ん中で読書
一時間後▼
電池残量95%→88% :マイナス7%
『Night Shift』モードで1時間読書▼
同様に設定は「自動明るさモード」をオフにして明るさを真ん中
一時間後(Night Shiftのスクリーンショットは普通に映ります)▼
電池残量87%→79% :マイナス8%
『Night Shift』モードの方が確かに消費量が多いですが、1%しか変わりませんので誤差の範囲内ではないでしょうか?
バッテリーを激しく消費する時には、電力が熱に変換されるので端末が熱を持ちます。1時間の読書の間に何度か表面温度を測ってみると「21.1℃~22.6℃」の間でした。
※読書前「21.9℃」なので全く熱は持っていません気にする程のバッテリー消費量では無いですね
省電力モードで『Night Shift』を使う方法
低電力モードの時には、『Night Shift』機能を使うことができませんが、無理やりオンにする裏ワザをご紹介します。
低電力モードの時にSiriにお願いするだけ▼
「ナイトシフトモードをオンにして」
低電力モードもSiriにお願いすると楽です▼
「ていでんりょくもーどをオンにして」▼
まとめ
今回の実験の結果、1時間の読書で1パーセントしか差がありませんでした。この消費電力の差が誤差では無かったとしても、気にするレベルでは無いと思います。電池の減りが早いと報告されて方々は『Night Shift』モードで、ゲームやブラウザを使ってネット閲覧などをしていたのかもしれません。『Night Shift』機能のバッテリーの減りが酷いというのは嘘(デマ)とまでは思いませんが、何かの偶然でバッテリーの減りが早かったのでは無いでしょうか?
『Night Shift』機能を使うと画面が色あせて見えるので、同時に節電している気分にもなってしまいますね。
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