2023年6月 中国の電子機器メーカー eMeet より、マイクスピーカーの最新モデル『Luna Plus』および『Luna Plus Kit』が発売されました。
手元に届きましたので、数日間使ってみました。私はWeb会議には無縁なので、Skypeのビデオ通話で使用しました。
Lunaシリーズは、いわゆるスピーカーフォンとも呼ばれ、スピーカーとマイクが一体となった通話やビデオ通話専門のガジェットです。360度全方位の参加者の声をクリアに拾い上げるマイクを備え、大人数での円滑なWEB会議を可能にするアイテムです。
周囲のノイズを除去しながらクリアな会話を実現するノイズリダクション機能が満載されており、10人の音声を拾い上げ2台接続すると最大で18人までの大規模な会議での集音が可能となります。
eMeet Luna Plus Kit スペック
| 接続方式 | ・Bluetooth 接続 ・USB接続（USB-C） ・AUX接続（オーディオ） ・Bluetoothアダプター(ドングル) |
|---|---|
| 対応周波数 | 20Hz～20KHz(± 1dB) |
| マイクアレイ | 8指向性マイクアレイ |
| 音声ピックアップ範囲 | 15フィート (4.572 m) |
| Bluetooth | v5.3 |
| Bluetooth距離 | 約 20 m |
| マイク周波数応答 | 100Hz～10KHz |
| マイクのサンプルレート | 16kHz |
| スピーカー | 5W |
| ピークオーディオ出力 | 89dB@0.5m |
| マイク指向性 | 360° |
| バッテリー | 2600mAh |
| 収音方向 | 360° |
| 使用時間 | 約 10時間 |
| コントロールパネル | ・Voice IAボタン ・通話ボタン ・音量ボタン ・ミュートボタン ・Bluetoothボタン ・電源ボタン |
| 本体サイズ | 130 x130 x 36mm |
| 本体重量 | 約 2970 g |
| Bluetoothアダプタ | 付属 |
開封レビュー
【セット内容】
- Luna Plus本体
- 拡張マイク
- 取扱説明書
- USB-Cケーブル
筐体レビュー
本体の形状は円盤型。ペッタンコになったメロンパンというサイズ感です。
表面はマット仕上げのサラサラした手触りで、指紋が付きにくい表面仕上げです。ガンメタリックに近い色合いです▼
上部全面がスピーカとなります▼
重さは実測で約294グラム▼
サイズはφ130 mm▼
片手で持てるコンパクトサイズです▼
上部にはボタン類が配置されています▼
- 電源ボタン
- Bluetoothボタン
- ボリューム調整（＋）
- マイクのミュートボタン
- ボリューム調整（-）
- 通話ボタン
- ヴォイスIAボタン
底はゴム足が円状に配置されています▼
インターフェイスは、ケンジントンLOCK、3.5mmイヤホンジャック、LINK Daisy Chain ポート、USB-Cポート
イヤホン出力は、プライベート通話に使えます
マイクは指向性マイクが4方向に合計8個ついています▼
Luna Plusは既存モデル Lunaの上位機種となります。 従来の「Luna」は3つのマイクを内蔵していましたが、8つのマイクにアップグレードされました。
本体の充電はUSB-Cケーブルを使います▼
接続・性能
Windows端末では、付属のドングル（Bluetoothレシーバー）をパソコンに差し込むだけで接続できます。
プラグ＆プレイに対応しているので、ドライバなどのインストールは不要です▼
Luna Plus本体のバッテリー残量は、上部の５つのLEDがインジケーターで確認できます。
USB接続でもパソコンの外部スピーカー・マイクとして認識されます▼
このほかBluetooth接続も可能なので、スマートホンなどでも利用可能です。
Luna Plusは2,600mAhのバッテリを搭載し、1回の充電で最大10時間の通話が可能。
拡張マイク
今回手元にある製品はLuna Plus Kit、Luna Plusに拡張マイクが付属するパッケージとなっています。
マイクはLuna Plusより一回り小さいサイズで、真ん中にミュートボタンが配置されているシンプルなデザインです。
裏側には滑り止めゴムが貼られており、マイクケーブルが本体に格納されています。また、1/4インチのネジ穴がついているので、三脚やマイクスタンドなど、他の場所に取り付ける事も可能です。
マイクケーブルは、1.3メートルくらいあります。スピーカーから離れた場所に設置可能です。
スピーカー音質・ノイズキャンセリング機能
PCのSkypeで使ってみましたが、クリアで自然な声が相手に届きます。スピーカーからの音声も聞き取りやすく、ヘッドセットを使った有線での会話並みに違和感のない会話ができました。
マイクには独自開発の voiceIA アルゴリズムテクノロジーが搭載されており、マウスのクリック音やタイピング音・エアコンのノイズなどの一般的なオフィスノイズを排除できます。またスピーカーの音をマイクが拾わないようエコーキャンセリング機能が搭載されていますす。
キャンセリング機能のオンオフを切り替えてみましたが、確かに余計な音がカットされています。私はゲーミングキーボードを使っているので打鍵音が煩いのですが、マイクからはカタカタ音が大幅にカットされました。ちなみにノイズキャンセリング機能をオンにしても、音が籠ったり声が変質するような事もなく円滑な通話ができました。
ちなみにマイクは、15フィート(4.572 m)離れた音声まで拾います。
拡張マイクを使った会話と、Luna Plus内蔵マイクのみの会話のを交互に試してみました。
相手側に感想を聞いてみると「本体だけでも十分綺麗。拡張マイクを使うと明瞭さがアップする」との事でした。また、私が横を向いて話していたり、部屋をウロウロしている時は、拡張マイクの威力を感じたそうです。
狭い部屋や1人での通話ならLuna Plus本体だけで十分だと思います。複数人での会話をスムースに伝えたいのであれば、拡張マイクが威力を発揮するのだと思います。
拡張機能について
1台での集音範囲は10人まで同時通話が可能となっており、最大２台を連結して使用すると更に大人数での会議が可能です。
※2台の端末をつなげる時は、デイジーチェーンケーブルを使用します。つなげる事で最大18人程度のメンバーを追加できます
まとめ・価格・取り扱い店
Luna Plusを使ったビデオ通話は、会話がとても自然でデジタル通話という事を忘れてしまします。特に長時間の会議や通話の時は、常にマイクに向かって話そうとする労力や、聴き取ろうとする疲れが無いのでとても快適です。イヤホン、ヘッドホンでの通話が疲れる、耳が痛い、ノートパソコンのスピーカーで聞き取り難い方には特にオススメです。
EMEET Luna Plusの価格は1万999円。EMEET Luna Plus Kitの価格は1万2999円。ともにAmazonにて購入可能です。
またAmazonの販売ページ内にて2,000円の割引クーポンが発行されています。
タカシ
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