ネットストレージのDropBoxは、様々なデバイス間でのファイルの共有に便利なサービスです。
しかしながらiOSアプリ版のDropboxは、Android版と比べて制限が多く、テキストファイル(.txt/.text)を「DropBoxテキストエディタ」でしか開く事ができません。
この専用テキストエディタは、機能が限定的で、文字列の検索や置き換え機能がありません。短いメモの文書なら良いのですが、膨大なテキスト内から文字列を検索できないのは本当に不便です。
そこで今回はiOS版のDropBoxで、テキストファイルから文字列を検索・置き換えする方法を幾つかご紹介します。
Android版とリッチテキストは検索可能
Android版アプリでも「DropBoxテキストエディタ」では文字列を検索できませんが、テキストファイルを開くアプリを選択する事ができます。この画面でWordやテキストビューワなど、文字列検索機能が付いた外部アプリを選択するだけです。
Dropboxの機能に関係なく文字列の検索・置き換えする事ができます。
iOS版のDropboxアプリでも、Wordなどで作成したリッチテキスト形式(.docx/.rtfなど)のファイルに関しては、DropBox専用エディタで文字列検索する機能が実装されています。
頻繁に文字列の検索をするファイルは、リッチテキスト形式で保存すれば良いという事になります。
しかしながら、何も装飾の必要もないテキストに対して、リッチテキスト形式は不向きです。
リッチテキスト形式のファイルは、ファイル破損の危険性や、アプリ(バージョン)の互換問題などが常につきまといます。
スマホ上では問題ありませんが、PC上ではプレーンテキスト形式に比べて、重くて扱い難くアプリ起動の時間とリソースがもったいないですね。
iOSで文字列を検索する方法
文字列を簡単に検索する方法は、ブラウザで開いてブラウザの検索機能を使います。
Dropboxアプリを開き、文字を検索したいテキストファイルの右側の「…」から「エクスポート」をタップすると共有アイコンが開きます。ここでアクションから「他のブラウザで開く」を選択
好きなブラウザを選択して開きます。
「またはウェブ版の利用を継続」をタップし、ブラウザの検索機能を使って文字列を検索します。
例ではChromeで開いています▼
このアクションはSafariをベースにしているので、他のブラウザでSafariを選択する事ができません。
Safariで開く場合には「リンクをコピー」して、SafariにURLを貼り付けて開きます▼
Dropboxアプリでしか利用できない機能(オフラインアクセス、カメラアップロード)など、を使いたい時だけアプリを利用しても良いと思います。
文字列の置き換え方法
文字列を置き換えたい場合、Dropbox既定のテキストエディタやブラウザではできませんが、外部アプリ「Textwell」を使う事で検索のみならず置き換えも可能となります。
Textwell
開発: Sociomedia
ファイルを開くという観念が無い1ページだけのシンプルなエディターで、iPhoneが苦手とする文字の選択や、キャロットの移動が簡単なので、ブログやSNSに書き込む前の下書きなどにも最適です。
テキストエディターとしての様々な機能(スクリプト)が充実しており、作成した文書は、他のアプリやWebサービスに受け渡す事が可能です。iOSの端末上でテキストライティングする人には、不可欠のテキストエディタとなっています。
Textwellで文字列検索・置き換えする方法
Dropboxアプリを開き、文字を検索したいテキストファイルの右側の「…」から「エクスポート」をタップ。すると共有アイコンが開くので、「その他」から「Textwellにコピー」を選択
毎回「その他」からTextwellを探すのは面倒なので、編集から「+」をタップしてアイコンに追加しておくと一発です▼
Textwellにコピーされたテキストが開くので、右上のメニューからアクションを呼び出す。
「Search and Replace」をタップすると、画面上に検索・置き換え用のテキストボックスが表示されます。
上側に検索文字列、下に置き換え文字を入力して「置換」「前置換」をタップ。
検索だけしたい場合には「<」「>」で文書内の文字列を検索する事ができます
Textwellには、DropBoxに直接保存するアクションが用意されています。
Dropbox(Direct)から編集したテキストを保存する事が可能です▼
Textwellの簡単な使い方は下記エントリーをご覧ください▼
タカシ
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