中国メーカーXiaomiのサブブランドPOCOより、ミドルアッパーレンジのゲーミング端末「POCO X3」が発売されました。
X3は、コスパ追求スマートホンの「POCOシリーズ」からリリースされたモデルで、ハイエンドモデルPOCO F2 Proの下位モデルとなります。
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POCO X3 スペック
OS | MIUI 12 for POCO Android 10ベース |
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SoC | Snapdragon 732G |
ディスプレイ | 6.67 インチ 1080 x 2400 Pix |
RAM | 6 GB |
ROM | 64 GB / 128GB |
外部ストレージ | 最大 256 GB MicroSD |
リアカメラ | 6,400万画素(F/1.79):広角 1300万画素(F/2.2):超広角 200万画素(F/2.4):マクロ 200万画素(F/2.4):被写界深度用 |
フロントカメラ | 約 2,000万画素(F/2.4) |
SIM | NanoSIM + NanoSIM DSDS対応 |
認証方式 | 指紋 / 顔 |
防水 | IP53(日常防水) |
NFC | 対応 |
Wi-Fi | 802.11 b / g / n / ac |
Bluetooth | 5.1 |
バッテリー | 5,160 mAh |
対応バンド | 3G WCDMA: B1/B2/B4/B5/B8 4G LTE FDD: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B20 4G: LTE TDD: B38/40/41 |
GPS | GPS/ A-GPS / Beidou /GLONASS |
インターフェイス | USB-C |
重量 | 215 g |
サイズ | 幅76.8mm 高さ165.3mm 厚さ9.4mm |
筐体レビュー
ディスプレイは、6.67インチの大画面。解像度は2,400×1,080のFHD+のIPS液晶画面。アスペクト比20:9。
HDR10+規格に準拠する高ダイナミックレンジの再生に対応しています。
画面はGorilla Glass 5でコーティング保護されています
画面占有率は91.25パーセントと非常に高く、フロントカメラは、画面中央上に配置されたパンチホール内に格納されています。リフレッシュレート120Hz駆動。240Hzのタッチサンプリングレートに対応した「DynamicSwitch」機能を備えており、繊細なタッチレスポンスを必要とするゲームにおいて、抜群の操作性を可能にします。
カラーバリエーションは、コバルトブルー, シャドーグレーの2色展開。背面にはPOCOのロゴが入っています
生体認証は、端末側面の電源ボタンによる指紋認証システム。端末サイド認証は、認証率の悪い画面内認証や邪魔な背面認証と比べ、効率的という事で人気がありますね。また簡易的な顔認証にも対応しています。
機能
バッテリー
バッテリー容量は5,160mAh。動画再生は最大で17時間、ゲームプレイ10時間が可能としています。
最大で33Wの急速充電に対応しており、30分で62%の充電が可能。フル充電は65分で完了します。
冷却システム
Pocoシリーズは、端末冷却システムに力を入れており、「LiquidCool Technology 1.0 Plus」では、熱伝導性ゲルを多層グラフェン、グラファイト素材、ベイパーチャンバー(VC)の3層構造により冷却しています。
バイブレーション機能
バイブレーションは、Z軸リニア駆動するモーターを搭載しており、ゲーム機並みの繊細な振動パターンの再現が可能です
ステレオスピーカー
デュアルステレオスピーカーを搭載しており、端末を横にした時に左右から再生されるので、ゲームの没入感がアップします。またハイレゾオーデオに対応しています。
カメラ性能
リアカメラの構成は、SonyのフラッグシップイメージセンサーIMX 686を採用した6,400万画素(F/1.75)のメインカメラ。 1,300万画素、視野角123度(F/2.4)のウルトラワイドレンズ。200万画素(F/1.8)のマクロレンズ、被写界深度用の200万画素のTofレンズが搭載されたクアッドカメラ。動画撮影に関しては4K/30fpsまで
超広角レンズの視野角は119°
フロントカメラは、2000万画素(F/2.2)
プロセッサー/メモリー
プロセッサーには、クアルコムのミドルレンジ向けチップセット「Snapdragon 732G」を搭載しています。2020年9月にリリースされたばかりです。
Xiaomiから発表されているAnTuTuスコアの総合は 301,581ポイント。前モデルの730Gと比べCPUのグラフィックレンダリング性能が15%、CPUのクロックスピードは2.2GHzから2.3GHzに上がっています。
また快適なゲームプレイを提供するという「Snapdragon Elite Gaming」にも対応しています。
型番末尾にゲームのG(732G)がつくSoCを採用した製品だけあって、高付加が掛かるゲームでもサクサク動きます。
メモリ/ストレージの組み合わせは、(RAM / ROM )6 GB + 64 GB / 6GB + 128 GB の2種類の構成のモデルが用意されています。
対応バンド
SIM1 , 2の両スロットが4G対応なので、デュアルVoLTE待ち受けが可能です(DSDV)
ドコモ:4G帯(LTE)主要バンドであるB1、東名阪の高速通信バンドB3に対応していますので、都市部での使用は問題ありません。しかしながら 高い建物の影や地下、郊外に強いプラチナバンドB19には非対応です。また3G帯のプラスエリアB6には未対応なので、僻地や山間部で若干電波が掴みにくくなります。
SoftBank(Y!モバイル):LTEバンド1,3,8 / WCDMAバンド1,8の全てに対応していますので、日本国内での使用は問題はありません。
AU:主要バンドのB1に対応していますが、プラチナバンドB26(18を内包) に未対応なので、ごくごく狭いエリアでの使用に限られます。また通話に3G帯 BC0(CDMA2000) を使用する非VoLTE SIMには未対応となります。
【 対応バンド 】
3G WCDMA:
B1/B2/B4/B5/B8
4G LTE FDD:
B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B20
4G: LTE TDD:
B38/40/41
Poco X3まとめ
低価格でゲーミング要件は満たしている
120Hzの高リフレッシュレート対応
Wifi-6(ax)非対応
冷却機構によりプロセッサーの性能を最大限利用可能
Qiワイヤレス充電非対応
Antutuベンチマークスコア約30万のSoC(SD 732G)を搭載し、画面はリフレッシュレート120Hz駆動+240Hzのタッチサンプリングレートに対応。更には低遅延のBluetooth5.1を採用しており、大容量バッテリー、デュアルステレオスピーカーを搭載、端末の過熱対策もしっかりしています。欲を言えばWifi6(ax)に対応して欲しかったですが、低価格にも関わらずゲーミング要件は十分に満たしていますね。
上位モデルの「POCO F2 Pro」は、ハイエンド向けSoCの SD865 を搭載し、メモリは新世代LPDDR5規格、ストレージはUFS 3.1規格を採用するなど、高性能で高コスパを目指していました。
しかしながらリフレッシュレート60Hzに絞っており、ゲーム用途には不向きなコストカットをしていました。逆にX3は、SoCをミドルレンジモデルとし、メモリは旧規格(LPDDR4x)を採用するなど、F2 Proと好対照の方向にコストを抑えていますね。
POCO X3は、「10万円をこえる強烈なゲーミングスマホまでは不要」という人には丁度良いゲーム向け端末です。
価格・販売
- RAM 6GB+容量 68GBモデル:299.99ドル(約31,600円)
- RAM 6GB+容量 128GBモデル:329.99ドル(約34,850円)
海外ECサイトでもグローバルモデルの取り扱いを開始されており、発売記念のプリセール価格で販売されています。
商品名 | クーポン | 価格 | 期間 |
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Xiaomi POCO X3 6+128 GB |
プリセール | $ 249.00 |
~9/20 |
Xiaomi POCO X3 6 GB + 64 GB |
プリセール 250台のみ |
$ 199.00 |
~9/30 |
Xiaomi POCO X3 6 GB + 128 GB |
プリセール | $ 249.00 |
~9/30 |
ECサイト/割引クーポン
今回ご紹介した端末は、セール対象になっている事が多く、割引クーポンが発行されている場合があります。
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