中国のサウンド機器メーカー「Bluenin」 より発売されている、ワイヤレス接続のネックスピーカー『Bluenin 929s』をご紹介します。
Bluenin 929sは、ウェアラブル端末と呼ばれるパーソナルデバイスです。首に掛けて自分だけで音楽を聴く事ができるので、周囲の人に迷惑になる事もありません。
またイヤホンとは違って外部音も聞き取れるので、家事や仕事をしながら「ながら音楽」を楽しむ事ができます。
Zoom会議などのテレワーク需要では、骨伝導ヘッドホンと並んで、一躍人気になったデバイスの一つですね。
今回はメーカーの方から、レビュー用にサンプル品をご提供頂きました。
ザックリした感想
IPX4防水対応で水回りでも使える
お洒落なデザイン
APT-X対応で高音質
環境音が聞こえる
手元スピーカーとしてつかえる
自転車でも安全・合法的に使える
2台までデバイスを同時ペアリングできる
オートオフ機能が便利
充電しながら使えない
リダイヤル機能が不要
夏は首の後ろが汗をかく
Bluenin 929sスペック
型番 | BBH-929s |
---|---|
搭載チップ | Qualcomm QCC3005 |
Bluetoothバージョン | 5.0 |
周波数 | 20-20KHz |
動作範囲 | 約 10メートル |
インターフェイス | MicroUSB |
バッテリー容量 | 2,200 mA / 3.7 V |
スピーカー感度 | 102+/-\3DB |
防水対応 | IPX4 |
音楽再生時間 | 約15 時間 |
通話可能時間 | 約15 時間 |
スタンばい | 約 500 時間 |
対応コーデック | SBC / AAC / APT-X |
重量 | 約 85グラム |
サイズ | 196 x 180 x 26 mm |
開封レビュー
【セット内容】
- Bluetoothネックスピーカー本体
- 取扱い説明書
- 充電用MicroUSBケーブル
扱い説明書は多言語版で、日本語にも対応しています。操作方法に困る事はありません▼
製品レビュー
デザインは未来的です。最初に息子に見られた時は「お父さんロボットになったの?」と言われました▼カラーバリエーションは、チタングレーとチタンブラックの2色。手元にあるのはチタンブラック。
本体右の内側には電源スイッチと通話ボタン▼
右外側はボリュームボタンを配置▼
左の内側には再生/一時停止ボタンと、MicroUSBの充電ポート。内側にポートがあるので、充電しながら首に掛けられません。
取扱説明書にも「電源をオフにして充電する事をお勧めします。」とありました▼
左の外側は曲スキップボタン。マイク孔も左に付いています▼
スピーカーの付け根部分はゴム製になっていて、首のサイズによって開いてフィットするようになっています▼
スピーカーは左右それぞれに2つ配置されています。スピーカーグリルはメタル製。磁石が付いたのでスチールだと思います。
スピーカーのドライバーサイズは不明ですが、グリル部の開口サイズは一律約19mmでした▼
スピーカーは首から肩のカーブにフィットするように反っています▼
重さは実測で約82グラム▼
通話・マイク
Bluenin 929sは、内蔵マイクを使って通話が可能となっています。マイクはCVC8.0ノイズキャンセリング機能が搭載されているので、周囲の騒音をカットしたクリアな音声通話が可能です。このマイクを使えば、Zoom会議などのテレワークで活躍できそうですね。
色々と通話を試してみましたが、マイクが鎖骨付近に来るので、少し声が遠く感じます。
首を傾けて口をマイクに近づけるか、マイクが正面にくるようにスピーカーを回して下を向いて話すと会話出来るレベルです。
装着感 / 音質 / 操作性
装着感
使用時は首に掛けるように装着します▼
フィット感が良く、歩く程度ならスピーカーは固定されたままで、ほとんど動かないので痒くなったりしません。
しかしながら走るとスピーカーが一緒にハネて鎖骨にあたります(走り方によります)。ジョギングなどで使いたい時は、間にタオルを掛けるなどの工夫が必要ですね。
また丸首のTシャツなどは、首の後ろ側にスピーカーが当たるので蒸れて汗をかきます。この場合もタオルを挟むのがオススメです。
操作性
ペアリングは簡単で、最初に電源を入れただけでペアリングモードに入ります。またデバイスは、2台まで同時に接続する事が可能です。
この機能は、2つのデバイスから同時に音楽を流せるという事では無く、1方のデバイスで音楽を聴きながら、もう1つのデバイスでの通話待ちが可能という用途です。電話・LINE通話が入ると、そちら側のデバイスが優先されて通話が可能になります。
ちなみに案内音声は英語ですが、中国訛り英語の女性の声で「ぱわー・おん」何となくカワイイです。
操作に関しては、全てのボタンが独立しているのでボタン数が多く、配置に慣れるまで少し大変でした。
音声アシスタント(SIRIやOKグーグル)は、コールボタン長押しで呼びだすことができます。
また通話ボタン2回タップでリダイヤル機能が働きますので、最後に電話した先に間違えて電話を掛けてしまわないよう注意が必要です。
音質
小径のスピーカーなので、低音も弱めでガッツリ音楽鑑賞するという音質ではありません。
しかしネックスピーカーは、もともと音質を求めるタイプのガジェットでは無いと思います。
それでも小径ながらに、チャカチャカするような安っぽい音ではありません。
また、左右のスピーカーがハッキリと耳の下に配置されているので、リアルなステレオサウンドが楽しめます。
その為、定位感もしっかりと再現されます。試しにFPSゲームで使ってみましたが、敵の位置がしっかりと把握できました。
色々な動画を視聴して遅延テストも行いましたが、音声と口がズレるのが体感できる程の遅延は感じませんでした。
Bluenin 929sレビューまとめ / 価格
ネックスピーカーは、テレワークで注目されたガジェットの一つですね。
Zoom会議などでイヤホンやヘッドセットを装着すると、外部の音が聞こえないので、宅配便や来客が来ても気付かないという不便さがあります。
その点ネックスピーカーは、外部音が聞こえますし、音が耳元にあるので家族に迷惑を掛ける事もありません。
まさにパーソナルなウェアラブル端末。「音を着る」という表現がピッタリです。
Bluenin 929sを数日間使ってみましたが、使い道が本当に多いですね。
自転車に乗ってみましたが、思ったより音が他の人に漏れません。車の音で掻き消されるという感じです。
しかし自転車では、音楽は聴くには良いですが、ラジオなどでは、静かな場所以外ではDJが話している内容が聞き取りにくいです。
また夏はイヤホン、ヘッドホンが蒸れるので、息子はBluetoothレシーバーを使ってPS4で使っています。
結局は奥さんが勝ち取り、タブレットで韓流ドラマを観ながらキッチンで料理を作る時に使っています。
価格は¥3,590。Amazonで購入が可能です。
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