中国のスマートホンメーカーOnePlusのSIMフリースマホ『OnePlus 5T』が手元に届きましたので、実機をレビューしてみたいと思います。今回は 海外通販サイトの「Geekbuying」様のご厚意により レビュー用にお借りした端末を使用しております。
『OnePlus 5T』は、最近流行の顔認証(FaceID)を採用、SoCにQualcomm のスナドラ835を搭載したハイエンド端末となっています。また日本の携帯会社(キャリア)3社のプラチナバンドに対応しており、同社の端末はハイスペックにも関わらず価格が抑え目なことから日本で大人気のSIMフリーAndroid端末です。
ページコンテンツ
OnePlus 5Tスペック
CPU | Qualcomm Snapdragon 835, Octa Core, 2.45GHz |
GPU | Adreno 540 |
OS | OxygenOS Android 7.1.1 ベース |
RAM | 6GB / 8GB LPDDR4X |
ROM | 64GB / 128GB |
画面サイズ | 6.0インチ 2160 x 1080 Pixel(FHD) OPTIC AMOLED (有機EL) |
カメラ画質 | リア16MP+20MP デュアル フロント:16MP |
microSD | なし |
SIMカード | nano × 2 DSDS |
Bluetooth | v5.0 |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11b/g/n/ac |
バッテリー | 3,300mAh |
入出力端子 | USB Type-C |
サイズ | 156.1 x 75.7 x 7.3 mm |
重量 | 162g |
ネットワーク | FDD LTE: Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/25/26/28/29/30/66 TDD LTE: Band 38/39/40/41 TD-SCDMA: Band 34/39 UMTS(WCDMA): Band 1/2/4/5/8 CDMA EVDO: BC0 |
その他 | NFC/2.5D Corning Gorilla Glass 5 |
※今回ご紹介しているモデルはRAM6GB / ROM 64GB
開封の儀
【セット内容】
・OnePlus 5T本体
・USB充電アダプター
・USB Type-Cケーブル
・専用TPUケース
・Oneplusステッカー
・取扱い説明書
・SIM取出しピン
筐体レビュー
艶消しブラックのアルミボディ▼
画面は6インチ,アスペクト比18:9のベゼルレスディスプレー▼
ディスプレイは2.5Dのゴリラガラス5を採用▼
有機ELを採用しているので画面が鮮やかです▼
端末下側にはマイク・スピーカー・USB-Cポート・ステレオジャック(3.5mm)▼
フロントカメラは画面上側のべゼル▼※べゼルレス端末は画面下側についている事が多く、自撮りで使い難いと不評です。
指紋認証部は背面側▼
リアのデュアルカメラは横配置▼
端末の左側面にはボリュームボタンと音量管理スイッチ(後述します)▼
端末の左側面には電源とSIMスロット▼
べゼル幅は左右各3mm/上下各10mm▼
5.5インチ端末(ulefone gemini pro)と並べてみます。どちらも明るさは真ん中程度に調整しています。
Oneplus 5T(左)は発色が鮮やかで、端末が同じくらいのサイズにも関わらず画面が大きく情報量が多いですね。
重さ約166g▼
付属のTPUケースを装着した様子▼
内部レビュー
日本語ロケールがインストールされていますので、Welcome画面から直接日本語化が可能でした▼
OSは Android 7.1.1ベースの独自OS「OxygenOS」ですが、ほぼピュアなAndroid端末です。インストールされているのは独自のカメラアプリと、Google系のベーシックバンドルアプリのみです。また5TはNFC機能搭載端末なので「Android Pay」アプリもインストールされていました。
ナビゲーションキーはオンスクリーンキーとなっており画面内▼※ナビゲーションキーの並びは設定より変更可能です
初期状態で内部ストレージは52.6GBのうち802MBのみ使用していました▼
※ちなみに外部MicroSDカードの挿入はできません
3段トグルスライダー機能
5TにはiPhoneと同様のサイレントモードスイッチが実装されています▼
「サイレント」「おやすみモード」「着信音(通常モード)」の3段階の切り替え▼
おやすみモード・サイレントモードは自分で細かい設定が可能です▼
OnePlusの裏ワザ・隠しモード
OnePlus 5Tにはイースターエッグ的な隠しモードが存在します。出し方は、上から通知バーを引っ張り出し、歯車アイコンを数秒長タップするだけ▼
設定を開くと「Oneplus研究所」という項目が増えています▼
この機能は今現在では1機能のみ。電源管理通知という機能が追加されています▼
各アプリに対する通知の方法と重要度をレベル分けできるようになります▼
SIMカード
この端末は DSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)に対応しています。DocomoのSIMとLINEモバイルのSIMを入れて接続テストをしてみました。
4G + 3G(通話)でDSDS接続する事ができました▼
OnePlusの一番の強みは日本の携帯各社のプラチナバンドに対応している事
Docomo/au/softbankの全てのプラチナバンド対応▼
Bands
FDD LTE: Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/25/26/28/29/30/66
TDD LTE: Band 38/39/40/41
TD-SCDMA: Band 34/39
UMTS(WCDMA): Band 1/2/4/5/8
CDMA EVDO: BC0
GSM: 850/900/1800/1900 MHz
【キャリア対応バンドについて】
Docomo: FDD LTEのB1,B3に加えプラチナバンド19に対応しています。3G (W-CDMA)はB1のみで、FOMAプラスエリアの B6に対応してませんが、余程の僻地でない限り問題ないでしょう。
Softbank(Y!モバイル): 主要バンドB1,B3に加えてプラチナバンドB8にも対応しています。対応エリアが拡大予定のプラチナLTEのB28にも対応しています。3G (W-CDMA)はB1、B8に対応しています。
au: Auが使用しているFDD LTEのB1,B18に対応しています。またCDMA EVDO: BC0に対応しているので通話が可能ですが、通話とネット接続の同時使用はできないとの報告を頂いております。MVNOのデータSIMとの2枚差しにすると使えるようですが、実用では厳しそうです。
顔認証
OnePlus5Tでは新たに顔認証機能が搭載されています。カメラを見るだけで0.5秒で認証できるとしています。
顔認証機能の精度は高く、メガネを外した状態で認証後、メガネ装着しても認証されました。
カメラ性能
リアカメラにはメイン:Sony IMX 398センサーの16MP(f/1.7)、セカンダリー:Sony IMX 376Kセンサー(20.0MP)を採用した高画質デュアルカメラを搭載しています。Fast AFによりオートフォーカスのピント合わせの高速化を実現しています。
フロントカメラにもSony IMX 371センサーを搭載しf/2.0、16MPのカメラを搭載しています。
カメラ起動時のインターフェイスはシンプルに3機能▼
ポートレートモードでは、被写界深度の調整が可能で、デュアルレンズを駆使して顔にピントを合わせつつ背景をぼかす事ができます▼
こんな感じで背景・前景をボカす事ができます▼
拡張アイコンをタップすると撮影モードが表示されます▼
プロモードはマニュアル撮影が可能でISO,シャッタースピード, WB(ホワイトバランス), ピントモード, コントラストの設定が可能な本格派となっています▼
ビデオモードは4K動画に対応しており、手ぶれ補正機能搭載しEISにより高解像度の動画でも安定した撮影が可能となっています。
またOnePlus5Tのカメラは、前モデルでは苦手だったローライトに強くなりました。環境光が10ルクスを下回ると4ピクセルを1ピクセルにマージすることにより、低照度環境でのノイズを低減し明瞭度を向上させています。
その為、驚くほどに暗所撮影が得意で、暗い空間でもピント合わせから撮影までが速く、小気味よくシャッターがカシャカシャ下ります。
暗所である事が分らない程に綺麗に撮影ができました(昼間でも暗い玄関で撮影)▼
※カメラ性能の詳細・撮影した画像につきましては別途レビュー記事を投稿予定です
追記:カメラ性能についてのレビューを投稿いたしました▼
充電・バッテリー
OnePlusにはのDash Charge(ダッシュチャージ)技術が採用されており、同梱している充電器を利用すればダッシュチャージが開始されます。30分の充電で1日過ごす分のバッテリーがチャージ可能としています。
付属の専用充電器の表記は5V/4Aと表記されています▼
Dash充電と表示されます▼
※試しに充電チェッカーを使ってみるとダッシュチャージにならず電圧・電流をチェックする事ができませんでした。
ちなみに一般的な5V/2.4Aの急速充電器で充電してみます。
5V/1.35A▼
思ったほどは速度がでませんでしたが、3,300mAh程度なのでストレスのかかる速度でもないと思います。バッテリーの持ちは良い方で、朝持ち出してカメラ性能チェックしたり一日使い倒しても夜帰宅時に40%残っていました。
スピーカー/動画鑑賞
スピーカーの性能は、最大音量で聴いても音割れする事がありません。モノラルサウンドですが、スマホ特有のチャカチャカ音にはならず、Bluetoothスピーカーなどの外部機器を使わずとも動画・音楽鑑賞が可能なレベルです。ディスプレイは18:9のアスペクト比のフル・オプティクス・AMOLEDディスプレイを採用しております。YouTubeなどの動画を横表示で視聴すると、アスペクト比が違いますので左右が削られます。
動画は有機ELで鮮やかで臨場感がある動画が楽しめます。しかしながら綺麗すぎて目が疲れるので少し暗めで鑑賞しました▼
ベンチマークテスト
AnTuTu Benchimark (v6.2.7)を使って処理能力をテストしてみます
スコア175,099。3Dスコアは74,434▼
これだけのハイスコアがでれば何も言う事はありませんね。またRAMは6GBと8GBの2タイプが用意され、SoCはSnapdragon835を搭載。ストレージも64GB/128GBのバージョンが用意されています。またストレージには「UFS2.1」を採用していますので、3Dグリグリのゲームをプレイしてもストレスフリーです。
デバイス情報
各種センサー情報
まとめ
OnePlus 5Tは思いつく限り最高のスペックを目指すOnePlsuらしいマイナーチェンジを遂げています。またOnePlus社の一番の魅力は、超ハイスペック端末を低価格で提供し続けている点です。iPhone XやGalaxy Note8など$1,000を超える端末に匹敵する性能の端末にも関わらず$499からの販売となっています。その分、防水加工などコストの掛かる機能を省いているという事のようです。
購入の際には割引クーポンが発行されている事もありますので、クーポンページを参照してみて下さい。
Geekbuying販売ページ:OnePlus 5T 64GB
割引クーポンが発行されている事がありますのでチェックしてみて下さい▼
Geekbuyingクーポン情報ページ
Gearbest販売ページ:
OnePlus 5T(国際版/64GB)OnePlus 5T(国際版/128GB)
割引クーポンが発行されている事がありますのでチェックしてみて下さい▼
GearBestクーポン情報ページ
タカシ
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