TPUのスマホケースは性質上、普通に使用していても紫外線で黄ばんでしまいます。以前私はTPUの透明スマホケースを愛用しており、黄ばむたびに頻繁に新しいスマホケースを買い替えていました。また、色に飽きてしまったり、気に入ったケースに好きな色が無い時など自分で色を塗りたくなりますよね。
そこで今回はTPUスマホケースの染色もできると話題の「DYLON マルチ」を使って、ケースを染める方法をご紹介します。
黄ばんだTPUケース
こちらが今回染めてみる黄ばんだTPUのiPhoneケース。あまり黄ばんでいませんが、1年使うとシャンパンゴールドになりますよね。
DYLONマルチのエボニー・ブラックを使って黒く染めてみます。Dylonマルチは衣類・繊維用の染料ですが、TPUケースが染まるようです。
DYLONマルチで染色
下準備としてケースを中性洗剤で洗って汚れや油分を除去しておきます。
あまり濃く染めると透明感が無くなりそうなので染料1gにしておきます▼
色が付いても良いようにケースはカブトムシ用の飼育箱を使ってみます▼
取説どおり塩をひとつまみ入れて、熱湯で溶かします▼
あまり薄まらないように250ml程度にしてケースを漬け込んでみます▼
ちょうどの深さで漬けこんでみます▼
※お湯が冷めてしまうので、もう少し染粉とお湯を増やしても良かったかもしれません
20分待ちます▼
お!染まってますね▼
綺麗なクリアブラックになりました▼
DYLONマルチをもう少し足して、もっと濃い色になるか試してみます▼
熱湯を追加して温度を上げます▼
20分後…
さらに黒くなりましたね▼
iPhoneのシルバーに装着してみます▼
綺麗ですね▼
水洗いして残った染料を落とした後は色落ちする事はありませんでした。
染める前に綺麗に洗ったつもりだったのですが、液に漬けてみると以外と汚れが取れていない部分が見つかりりました。結局は汚れ部分がムラになってしまいましたので、染める前に徹底的に中性洗剤を使ってゴシゴシ洗うべきでした。
シリコン染色にも挑戦
TPUケースが染まる事が実証できましたが、他の素材はどうでしょう?現役で使っているシリコンのケースの色に飽きたので、こちらも染まるかチャレンジしてみます。
白いシリコンケース。食べ物を入れるタッパーウェアの色のようであまり気に入っていません▼
更に染粉とお湯を追加して漬けこんでみます▼
35分後….(タイマーかけるのを忘れていました)
うーむ
色は染まりましたが、黒ではなく紫青っぽいケースになりました▼
不思議な色です。でもタッパー色よりはいいかも▼
他の色でも試してみたいですね。
まとめ
以前、黄ばんだTPUケースを脱色してみるという実験記事を書きましたが、結局は化学反応で芯まで変色しているので元には戻せないという結果でした。TPU(熱可塑性ポリウレタンという素材)が黄ばんでしまうは性質上避けられないのですが、色を染めれば再利用できますね。百均のTPUケースを買ってきて、自分の好きな色に染めしまうのも楽しそうです。
ちなみにDYLONマルチは5g~5.8g入りで、染めたい色の濃さにもよりますが1回1g~2g程度で済みます。
色はかなり揃っていて選択可能です▼
タカシ
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