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【実機レビュー】 LDAC 対応完全ワイヤレスイヤホンSOUNDPEATS Capsule3 Pro

サウンド機器メーカーSOUNDPEATS AUDIO(サウンドピーツ・オーディオ)から発売された、完全ワイヤレスイヤホン 『Capsule3 Pro(カプセル・スリー・プロ)』が手元に来ましたので、使用感を共有したいと思います。

Capsule3 Proは、 ハイレゾ/LDAC コーデック対応の完全ワイヤレスイヤホンです。数週間前に届きましたので、しばらく日常的に使用してみました。

ざっくりレビューフラッシュ

お勧めポイント
 ケースがコンパクト 
 φ12mmバイオセルロースドライバ搭載で迫力のサウンド
 繊細で迫力のある重低音
 高級感ある落ち着いたデザイン
 ノイズリダクションでクリアな音声通話
 装着したまま外音が聞こえるパススルー機能搭載
 ゲームなどにも使える低遅延モード実装 
 1回の充電で最高 8時間の使用が可能
 アプリでイコライザー調整が可能
 LDACコーデック対応 

 

残念な点
 Qi(チー)ワイヤレス充電に非対応
 防水レベルがIPX4の日常防水レベル
 

Capsule3 Proスペック

イヤホンタイプ カナル
チップセット 非公開
Bluetootthプロファイル HFP、HSP A2DP、AVRCP
接続方式 TWS / TWS Mirroring
対応コーデック AAC,SBC,LDAC
再生周波数帯域 20Hz~40kHz
音楽再生時間 8時間(充電ケース併用52時間)
Bluetoothバージョン  5.2
防水等級 IPX 4
ドライバーユニット φ12 mm
通話ノイズキャンセリング 通話ノイズリダクション マイク内蔵
ノイズキャンセリング ANCノイズキャンセリング
イヤホン充電時間 約 1.5 時間
ケース充電時間 約 1.5 時間
バッテリー容量
500mAh(ケース)
35mAh*2(イヤホン)
ケースサイズ (L*W*H):50.07×67.31×25.9mm
ケース重量 約  48グラム
イヤホン重量 約 5 グラム

 

開封の儀

【パッケージ内容】

  • Capsule3 Proイヤホン x 1ペア
  • イヤピース:6(S/M/L各2)
  • 収納充電ケース x 1
  • USB-C充電ケーブル x 1
  • 取扱説明書

 

 

製品レビュー

イヤホン本体

イヤホンとデバイス間がワイヤレスで接続し、なおかつ左右が完全に独立したBluetooth接続のカナルタイプのTWSです。

イヤホン本体は、Appleの AirPodsシリーズに代表されるスティックタイプ。
艶消しブラックで落ち着いた質感とデザイン。ハウジング部のブロンズ色のフェイスプレートが特徴的で、スティング部まで長く配置されています。またプレートには同社ロゴマーク「S」が入ってます▼

 

 

グリル部もブロンズ色です。

 

イヤーチップはS/M/Lの3サイズが用意されています。

防水等級はIPX4に対応しています。IPX4はいわゆる日常防水、雨や汗程度の水に対して有効です。

重さは実測で片側 約 4.7グラム(公称5グラム)▼

 

チャージケース

充電ケースは小型で、握ると全て隠れてしまうサイズです▼

 

背面にはお洒落なロゴがはいっています。

 

ケースのサイズは、実測で 幅57.2 x 高さ 50.1 x 厚さ25.8 ミリ▼

 

いつものようにリップクリームと並べてみます。ケースのバッテリー容量が多いので、同社の他の製品より幅が1cmくらい大きいです。▼

 

技適マークはケースのフタの内側の裏側。すごく見難いところにありました▼

 

イヤホンを格納したケースの重さは約 48グラム▼

 

充電ポートはUSB-C。USC-Cポートまでブロンズ色になっています。ケースにはバッテリーのインジケーターは付いていませんが、1灯ついているLEDの色で残量を確認できます。また、リセットボタンはココに配置されています。

 

緑点灯:100-50% /  黄色点灯:49-10% / 赤点灯:10%以下

充電時は、緑:100% / 緑点滅:99-70% / 黄色点滅:69-20% / 赤点滅:20%以下

Qiワイヤレス充電には非対応です。ケースのコンパクト化とワイヤレス充電のどちらが嬉しいかは賛否が分かれそう。

バッテリーについて

1回の充電で約 8時間使えます。ケースに戻しての充電を含めると合計 52時間。通勤・通学程度でしか使わないのであれば、ケース本体への充電は週に 1回程度で間に合いそうです。

※ 仕様には書いてありませんが、LDACコーデックで使用すると2割くらい減りが早いと思われます。

 

 

使い方

ペアリングはケースから取り出せば、初回はペアリングモードで起動します。

後はスマートホンの 設定を開き、Bluetoothから選択するだけで完了▼

 

操作方法

イヤホンの背中側のロゴ部分をタップする回数で操作を行います

  左(L) 右(R)
音楽操作
1回タップ 音量下げる 音量上げる
2回タップ 再生 / 一時停止
1.5秒間長押し ノイズキャンセルモード
ヒアスルーモード
ノーマルモードの切替
次の曲へスキップ
3回タップ 低遅延ゲームモード切替 音声アシスタント
Siri、OKグーグル起動
通話
2回タップ 通話/電話を切る
3回タップ 通話切替
1.5秒間長押し 通話拒否

※ リセット:ケースに戻してケースのボタンを10秒間長押し。LEDが白と赤に点滅したらリセット完了。

 

専用アプリ

SOUNDPEATS

開発:yong yang
評価(2/5)
無料

icon-itunes
 

 

専用アプリからは、イヤホンのファームアップデート、ノイズキャンセリング機能切替、パススルー機能・イコライザー最適化機能などを利用できます。

 

操作・装着感

操作性について

イヤホンを充電ケースのフタを開くだけでイヤホンの電源が入り、ペアリング済みのデバイスに接続する「自動ペアリング」機能が搭載されています。

ケースから出すと「コネクト」と音声が流れます。私のタイミングだと耳に入れた時に、ちょうどペアリングが完了するタイミングでした。

またケースに戻すと自動的に充電が開始され、ペアリングが解除されます。デバイスとの接続に関しては、余計なプロセスは必要ありません。

イヤホンの操作感については、背面のハウジング部を軽くタッチ(ノック)すれば受け付けてくれます。SOUNDPEATSの定番の曲操作方式。使い慣れている人は戸惑う事はないでしょう。
慣れると使い易いですが、1回タップで音量調整なので、手に持った時などに音量が変わってしまう事があります。設定アプリから1回タップ機能をオフにする事もできます。

 

装着感

サイズは多機能な分、他のSOUNDPEATS製品より一回り大きいですが、気になる程ではありません。付けた感じは自然で、圧迫感や違和感はありませんでした。

昼間は一日中装着しており、音楽やオーディブルを聴いていました。バッテリーが減るとケースに戻して使い続けていました。違和感や痛みはありませんでした。
夕方にはスポーツジムでも使いましたが、落ちたり緩んだりする事はありませんでした。

 

装着した感じは付けているのを忘れる程軽量です▼

 

斜め前から見た様子▼

 

正面から見ても耳からハミ出る事もなく自然な感じです。ブロンズ色のプレートが印象的ですね▼

姉妹モデルのAir3 Deluxe HSには、装着センサーが内蔵されており、耳から外して一時停止、再装着で再生再開する機能が搭載されていますが、Capsule3 Proには未実装です。

音質

バイオセルロース振動板採用のΦ12mmのダイナミックドライバーを搭載しています音質の特徴は、低音の質がとにかく高い。低音が明らかに強いのですが、クラブやコンサートで巨大スピーカーの前に立ったような酔ってしまう強さでは無く、メリハリあり、楽器の特徴をしっかりとらえた弾むように低音が聴こえます。EDMでは、キックドラムがズンズン鳴っているのに、脳が揺れるような不快感がないので長時間聴いていても疲れません。
また全音域でクリアで
音の広がりが感じられ、曇りや篭りがありません。解像度もあり、音の抜けも良いです。また中音域では、ヴォーカルの押し出しが強く声量の弱い女性ヴォーカルの声でも明確に聞き取る事ができます。アコースティックギターの音色も綺麗で気に入りましたが、ピアノの楽曲に関しては音場が遠くに感じました。特に癖のないチューニングなので、どんなジャンルでも大丈夫です。

私はiPhoneを持ち歩いているので、AACコーデックで聴いてみましたが、試しにAndroidでLDACコーデックで聴くと、音の解像度と音圧がグィーンと一回り大きく広がる感じです。どうせ聴くならLDACがお勧めです。

専用アプリでイコライザー調整も可能です

ノイズキャンセリング、パススルー機能

イヤホンの右耳を1.5秒間タッチする事で、ANCオン ➡通常モード(ANCオフ)➡ 外音取り込み(パススルー)の順で切り替わります。

ノイズキャンセリングのノイズ(騒音)をキャンセル(打ち消す)性能は、エントリーモデルでは低音域に限られています。最大43dbまでの音量に対して効果があります。

集音用に左右2つずつのマイクを搭載したハイブリッド方式(フィードバック/フィードフォワード)を採用。電車や車の騒音に対する打消し率が非常に高いです。
ハイエンドモデルのノイキャンイヤホンには歯が立ちませんが、エントリーモデルの中では実用に耐えられる性能です。

電車の中でノイズキャンセリング機能をオンにすると「ゴーガタンゴトン」という音が「サー」っという音が聴こえる程度までカットされます。音楽を聴いていると、電車の騒音が全く気にならなくなります。

ノイズカットの音域は、航空機のジェット音、エアコンの音や電車のモーター音、車のエンジン音などの低音域に効果的です。電車での通勤・通学では電車のノイズが消えるので、自分の世界に入れます。
エントリーモデルのノイキャン機能では、男性の声レベルがギリギリ消せないと言われています。音楽を長さないで電子耳栓として使う事もできますが、小さい音でラジオを聴いているようで、私は逆に気になって眠れませんでした。

ノイズキャンセリング時の音質に関しては、ノイキャン時でもノーマル時の音に近く、楽曲の音が変質してしまう事はありませんでした。ホワイトノイズが入って気になるという事もありませんでした。

外音取り込み機能(パススルー)についても、かなり高性能だと感じました。両耳のイヤホンを外しながらネックスピーカーで聴いているような錯覚に陥るくらい外音が聴こえます。パススルーでデジタル変換された音という事も感じないくらい自然な音が聞こえてきます。

風切り音にも強い設計とありましたので、扇風機の前でパススルー機能を使いましたが、パサパサ音はしますね。風が強い日にパススルー機能はお勧めしません。ちなみにANCオン、ノーマルモード時は風切り音はしません。

 

音切れ・音飛び・遅延

仕事に2週間近く持ち歩いていましたが、途切れたり音飛びで気になるようなことは滅多にありませんでした。ただし、スマートホンのロックを解除した時や、通知が届く時などは一時的に途切れる事がありました。この程度の途切れは、どのイヤホンでも良くある現象なので気になりませんね。

遅延に関しては、左耳のイヤホンを 3回タップする事で、遅延を抑えた「ゲーミングモード」に切り替わります。低遅延モードで、動画を観ましたが人の口の動きと音(声)のズレを目を凝らして見ても分かりませんでした。ほぼ体感できるレベルでは遅延がありませんね。

 

まとめ・価格

LDACコーデック対応のインナーイヤーTWSとして同社から「Air3 Deluxe HS」が発売されていますが、Capsule3 Proはカナルタイプの姉妹機といった位置付けでしょうか。音質に関しては、密閉率の高いカナル型なので、Capsule3 Proの方がかなり優れています。またコチラの方が高級感があり、デザイン性も高いです。

ノイズキャンセリング機能、音質、デザインと、満足のいくTWSに仕上がっていると思います。低音を楽しませてくれる音質が私好みです。

SOUNDPEATS Capsule3 Proの価格は¥8,480。記事執筆時はAmazon商品ページ内に1,880円引きのクーポンが発行されています。
さらにメーカーの方から5%オフのクーポンコードが発行されています。併用が可能なので、最終価格は6,176円となります。

クーポンコード:LISPPZJP
期限:2022年12月26日~2022年1月2日
割引:5%オフ

 

SOUNDPEATS Capsule3 Pro
ハイレゾイヤホン LDAC対応
 

※ メーカーさんの方からサンプル品をご提供頂いてのレビューとなります。金銭の授受などはありませんので、公正な視点で製品をレビューします。

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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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