海外ECサイトのGearBestは、中華スマホの個人輸入の代名詞のような大手のサイトでした。
Youtuberやブロガーなどに、気前よく端末を配り大々的に巨大ECサイトとして認知された事は有名ですね。
しかしながら、ここ1年近く価格や品揃えなど、他社との戦えるほどの勢いもなくなり存在感も薄まっていました。
そんな中、8月初旬からはTwitterの「毎日更新クーポン」の更新も止まり、さらには9月に入ってサーバーがダウンしており、しばらくサイトに接続できない状況が続いていました。
オーダーした品物が届かない、返金処理ができない、などの話も多く、会社として夜逃げ的なフェードアウトするものだと考えられていました。しかし9月29日に突然サイトが復活したので、現状について考察してみます。
GearBestの現状は?
担当者との連絡
当ブログでは、GearBestに担当者が居てセールやクーポン情報、製品レビューの依頼など、連絡を取り合っていました。
しかしながら、日本語が出来る担当者は1年以上前に退職してしまい、英語(Google翻訳っぽい)で連絡を取り合う担当に替わっていました。
最後に担当になった方からの連絡は7月6日で途切れており、現在は問い合わせても自動返信メールが届くだけになっています。
ちなみに中国では、日本語ができる社員は高給取りなので、日本語担当スタッフの有無が会社の勢いの目安になります。
Hello
I’m so glad to have a nice cooperation with you . Now I do not work for Gearbest any more , if you have any question you can get the contact from here: https://xxxxxx
・「私はもうGearBestで働いていません。質問はこちらのアドレスからコンタクトを取ってください」
問い合わせ先にも連絡をしましたが、1週間経過しても返信は届いていません。
また以前は、担当が変わる時には次の担当への引継ぎもありましたが、そのようなメールも届いていません。
社員の多くは突然解雇、もしくは給料未払いによる退職などの状況も想定できますね。
現在の状況の考察
実は、Gearbestの親会社「深圳市环球易购电子商务有限公司 (环球易购、Shenzhen Global Egrow E-Commerce Co., Ltd.)」 は6月に中国工商銀行株式会社によって破産および再編を申請されました。source:ebrun
現在は「窮地からの脱却を目指す」としていますが、大幅な人員削減により正常な運営が出来ない状況だと思われます。
復活したサイトの製品価格は、他社の1.5倍以上で新製品もありません。
Aliexpressのメーカー公式ショップなど、メーカー直販のスタイルが確立しつつある今、ビジネスモデル自体が崩れてしまった状況でしょう。
在庫一掃の為の復活ともいわれていますが、この状況下でGearBestを利用する事は得策じゃないですね。
返金について
ここ数か月、オーダーした品物が届かない、サポートと連絡が付かないという情報がでています。
Paypal決済をしている方は、Paypalの返金処理を依頼する事をお勧めします。Paypal側も現状を理解しているので、スムースに返金処理が行われるようです。
タカシ
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