アプリの審査が厳しい事で有名なApple Storeですが、大手が提供する定番アプリでも関係なくリジェクトされてします。
そのためApple側の意向に沿うよう、リジェクト原因の機能を削除・修正した上で再申請してようやくリリースできるアプリが多数あります。また、Appleのリジェクト基準の改定などで、アップデート時に機能を削る必要に迫られるケースも増えていますので、アップデートによる「改悪」という事もしばしば起こります。
そこで、今回は、定番iOSアプリがAndroid版に比べて劣っている使えない機能について、リストアップしてみます。
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iPhone版が劣っている定番アプリ機能
Chromeブラウザ
【文字化け対策機能「エンコード自動検出」】
iOS9以降のsafariは、本当に文字化けが多く、そんな時にはChromeの「エンコード自動検出」機能を使って閲覧する事が常識になっていました。
しかし、この機能は削除されてしまい現在使えません▼
【データ節約設定「データセーバー」機能】
データを圧縮してデータ通信量を節約できる神機能として人気がありましたが、iOS版からは消えてしまいました。
現在ではAndroid版のみの機能となっています▼
iOS版のChromeからは、その他にも幾つか機能が削除されています
iPhone と iPad で利用できない機能
現時点では、Chrome の一部の機能と設定が iOS の制約によりご利用いただけなくなります。認証が必要なダウンロードは行えなくなる可能性があり、次の機能と設定は削除されます。
データセーバー
Cookie の設定
エンコード自動検出
トラッキング拒否の設定
Enterprise サポートとマルチプロフィール今後 Apple が WKWebView の仕様を変更し、これらの機能が許可された場合は再度追加されます
(ソース:chromeヘルプ)
Kindleアプリ
【ボリュームボタンを使ってページめくりが出来ない】
Android端末のKindleアプリは、端末のボリュームボタンを使ってページをめくる事ができます
設定を開き「ボリュームボタンでの操作」にチェック▼
イヤホンのボリュームボタンでも可能なので、布団から手を出さないで本を読む事もできます。
【ストアが無い】
iOSアプリはアプリ内購入に関して、厳しい制限がありKindleアプリ内からは「Kindleストア」を閲覧したり購入する事ができません
Android版ではホームに無料マンガがずらり▼
メニュー>>ストアから購入可能▼
【「ポピュラーハイライト」機能が使えない】
Kindleには「ポピュラーハイライト」という機能があり、文章内に自動的に「人気のハイライト」が表示されるようになっています。
Android版▼
拡大すると「14蛍光ペン」(14人がハイライトしたという意味)▼
実はiPhoneのKindle設定にも「ポピュラーハイライト」機能のオンオフはあるのですが、機能していません。
このポピュラー・ハイライト機能ですが、エッセイなどでは人気のフレーズを確認できて本当に面白いです。
また、ビジネス・経済などの本では、キモの部分に先人達のマーキングが入っているので、学生時代に先輩から引き継いだ要点にアンダーラインや注釈が入っている教科書のようで、本としての価値が非常に高く助かっています。
学習参考書は確認していませんが、受験の先輩達の共通ハイライトが確認できれば、紙の参考書を買うより大きなアドバンテージになりますね。この機能はKindle本を読む醍醐味の一つなので、iOS版に無い事が残念です。
iOSオーナーの方は、是非Kindleで読んでみて下さい。
DropBox
バックグラウンドによる「カメラアップデート」
Androd版のDropBoxアプリでは「カメラアップデート」をオンにすると、Wi-Fi接続時に自動的に写真・動画をDropBoxにバックアップします。しかし、iOS版では手動でDorpBoxアプリを起動しないとアップロードが開始されません。
テキストファイルの直接編集
Android版ではDropBoxアプリ内のテキストを開き、長タップする事で編集する事が可能です。しかし、iOS版ではDropBox対応の外部アプリを使って編集する必要があります。
Amazonビデオ
【レンタル・購入動画がない】
iOS版の「Amazonプライムビデオ」アプリからはレンタル・購入できないので、一覧に表示されません。
検索する事で表示されますが、アプリ上からは購入できません。
ブラウザからアマゾンを開いて購入する事でアプリからも視聴する事ができます。
ギャルゲーム・萌え系ゲーム
【アングル・衣装制限】
Apple規制というものがあり、同じゲームをプレイしていても、ちょっとセクシーなシーンはAndroid版とはグラフィックが違うことがあります。また3DゲームなどではiOS版は下からのアングルが見れなくなる、俗に「Appleローアングル規制」と呼ばれています。
サンプルとして「スクールガール・ストライカーズ」というゲームでAndroid版とiOS版を比較してみました。
キャラを「じっくりみる」で回転させてローアングルの限界を試してみます
Android版は逆さ撮り状態で丸見えに対して、iOS版では全く傾きません▼
ギャルゲーム・萌えゲームに限らず、普通のゲームアプリでも、女の子が着ているセクシー衣装はAndroid版と比べて布の量が多いケースが見受けられます。
iOS版でも機能が追いついたアプリ
Abema TV
ChromecastやApple TVなどテレビにキャストして見る事ができる機能がiOS版でも実装されました。
GoogleMAPストリートビューアプリ
Android版にしか実装されていなかったVR機能が実装され、Cardboard モードで、360° パノラマ写真によるバーチャル リアリティーを楽しめるようになりました。
YouTubeアプリ
iOS版の「YouTube」アプリでもVR機能が利用できるようになりました。
あとがき
Android派・iOS派の間では「AndroidにできてiPhoneにできない事」「iPhoneにできてAndroidにできない事」と良く論争になりますが、今回の記事のようにアプリの機能に関してはAndroid側に軍配が上がる事が多いと思います。
しかし、iPhoneにしかリリースされていないアプリが多数ありますし、Androidの悪質広告アプリの無法ぶりには呆れ果ててしまいます。Androidには内容が全くないWEB転送アプリ・お小遣いアプリなど、悪質アプリが公然と掲載され続けています。
Apple社の規制は理不尽な事も多いですが、悪質アプリを排除する力も強烈ですので、iOSユーザーの守られている安心感は称賛に値すると思います。
iOSアプリは、アップデートによる機能削減「改悪」が実施される事も多いので、旧バージョンにロールバックする為にも頻繁にiTunesにバックアップを取っておく事が大切ですね。
タカシ
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