電動工具メーカーのマキタから発売されている、コードレス掃除機「CL142FD」を購入しました。
マキタのコードレス掃除機は、業務用にも関わらず一般ユーザーからも支持されていて、Amazonでは常にベストセラーマークがつく程に売れ続けています。
使用するバッテリーは、電動工具など、同社の他製品と使い回しができるので、マキタの工具を持っていれば充電器を買う必要がありません。
またサイクロン式に変更できるアタッチメントも販売されており、色々と自分なりに組み合わせて使える点も魅力です。
またバッテリーがヘタったら、ホームセンターで手軽にバッテリーを買えますし、低価格で販売されているマキタの互換バッテリーでも使えてしまうので、長期で考えるとランニングコストが安くあがります。
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マキタ コードレス掃除機の型番について
マキタのコードレス掃除機は、モデル構成が少し複雑なので簡単に解説しておきますね。
バッテリーの出力別に3つのモデル(10.8 V / 14.4 V / 18 V)が販売されています。
また、それぞれの出力のモデルには、紙パック式とカプセル式が存在します。
(バッテリー内蔵モデルの、別シリーズもあります)
カラーバリエーションは、ホワイトとマキタカラーの青緑の2色▼
Amazonで一番売れているモデルは、一番低価格な10.8Vの紙パック式「CL107FD」とカプセル式「CL108FD」
以前、ホームセンターで見かけましたので、実際にさわってみて中間モデルの14.4Vの紙パック式「CL142FDZW 」にほぼ決めていました。
ちなみに14.4Vのカプセルタイプの型番は「CL141FD」となります。
また、アタッチメントも一緒に購入して、サイクロン式として使う事にしました。
ちなみに下位モデルの購入を見送った理由は、バッテリーの持ちが標準(5W)で25分の使用が可能ですが、5Wでは非力すぎて使う事は少ないと思います。しかしながら 強(20W)で12分、パワフル(32W)にすると10分しか持ちません。
ちなみにサイクロン式アタッチメントは、15W以上の吸込み仕事率を推奨しています。
スポット的に掃除するだけなら、10分程度でも良いと思います。しかし我が家では、クローゼットから有線の掃除機を出してくるのが面倒なので、今後横着してマキタ掃除機をメインに使ってしまう事が目に見えてます。10.8Vモデルだと、吸引力が物足りないですし、バッテリーが少しヘタっただけで、ウルトラマンと同じレベルの数分しか持たなくなるのは厳しい 🙁
2番人気は、最上位モデルの18V版(CL180FD、CL181FD、CL182FD、CL281FD、CL282FD)※です。しかしながら、知り合いの内装業者さんから「14.4Vモデルを改造すると18Vバッテリーが積める」という情報を聞いていました。物足りなければ改造する覚悟で、中間モデルの14.4V版を選んでみました。
※ 18V版はバッテリーの容量で幾つものモデルが存在します
CL142FDZW スペック
電源 | リチウムイオン電池 (3.0Ah-直流14.4V) |
---|---|
充電時間 | 22分 |
集じん容量 | 0.65(L) |
騒音値 | 69dB |
吸込み仕事率 | 34W/12W(強/標準) ※標準付属品の高機能フィルタ使用時 |
外寸 | 986×115×151mm(ノズル付) |
重量 | 1.4Kg(バッテリ含) |
開封の儀
マキタのコードレス掃除機は、セットで購入すると割高になるので、全てを別々に揃えるのがお得です。
標準付属品は、フィルター、ダストバッグ、抗菌紙パック10枚、ヘッドノズル、ストレートパイプ、サッシ(すきま)用ノズル
本体とバッテリー、充電器、サイクロン式アタッチメントは全て別々に購入しました▼
購入価格
- マキタ コードレス掃除機CL142FDZW 本体のみ:¥8,887
- 14.4Vバッテリー(互換品):¥ 2,899
- 充電器(互換品):¥ 3,000
- サイクロンアタッチメントA-67169(互換品):¥ 1,999
- 合計: ¥16,785
ちなみにセットで購入すると、¥28,863▼
それぞれ正規品を単体で購入すると、バッテリー(14.4 V / 3.0 Ah)は約1万円、充電器は約6,300円、サイクロン式アタッチメントが 2,700円販売されています。全てを正規品で揃える時には、セット購入の方が少しだけお得ですね。
筐体レビュー
互換バッテリーと充電器
バッテリーと充電器は、互換品を購入しました。何度か充電していますが、何の問題もなく使えています。
充電器は 14.4V-18V対応の製品。スタートと充電完了時にご機嫌な音楽が流れます。前面にはUSB充電用のポートが付いていて、スマホなどの充電に使えます(これ要る?)
バッテリーは残量インジケーターが無い安いものを買いました▼
サイクロンアタッチメントA-67169
サイクロン式アタッチメントも互換品を購入しました。正規品でも800円程度しか変わりませんが、Amazonでは人気で常に品薄状態。入荷待ちでしたので、仕方なく互換品を購入しました
正規品▼
今回購入した互換品▼
掃除機本体
家庭用のコードレス掃除機と比べると飾り気がなく、無骨なデザインが業務用という雰囲気があります。遥か昔の学生時代に使っていたコードレス掃除機も、ちょうどこんな感じでした。
最新のダイソンと並べると、完全に未来と過去▼
掃除機のヘッド部分は、ローラーブラシなどは付いていません▼
布のダストバッグは、最初から装着されていました▼
これを紙パックに付け替えて使う事にしました▼
別売りのサイクロン式アタッチメントを付けると、少しだけ未来に近づきました▼個人的には、飾り気のないデザインがシンプルで気に入っています。ガンプラっぽくていいですね。墨入れして塗装したくなります
このアタッチメントは、パイプの途中に噛ますので6-8センチくらい本体が長くなります▼
サイクロン式アタッチメントを付けても、取り回しが困難になる程ではありません。
身長 166センチの女性が持つとこんな感じになりますちなみに身長の低い方などは、短いパイプ付とセットのアタッチメントも販売されています
電源を入れている間は、LEDライトがヘッド部分を照らします。ベットの下や家具の隙間、階段などの掃除の時、ゴミの吸い残しが目視できて便利です。
ストレートパイプを外すと、ハンドクリーナーとして使えます▼
ハンドクリーナーにヘッドを付ける事も可能▼
しかしながら、ハンドクリーナー状態にトランスフォームすると、サイクロン式アタッチメントからも外れてしまいます。
紙パック式のハンドクリーナーとして使う事になりますね▼
ストラップが付いているので、引っ掛けて収納できて邪魔になりません▼
充電器が大きくて邪魔なので、電動式自転車の充電器と並べて下駄箱の上に置く事にしました▼
集塵力レビュー
吸引力は、決してパワフルという感じはありません。しかしながら見た目以上に働いてくれているので、一見何も汚れていないカーペットからも結構ゴミが取れました。
掃除中はサイクロンがクルクル回ってます▼
全てのゴミがサイクロンポットに吸い込まれて、紙パックの方にはチリひとつ入っていません▼
真ん中の吸い込み口から外れると、少し大きいゴミは吸いきれずに残ってしまいます。最大の「パワフルモード」でも吸引仕事率34W。家庭用の有線掃除機は500W を超えるものもあるので、比較するだけ無意味ですね。
あまり重量のあるゴミは無理ですが、ウサギのフンや、5センチくらいの牧草程度なら問題なく吸い取ってくれます。
ヘッドを外すと100円玉を軽く吸い取ります▼
使い慣れれば吸い残しなく掃除できますし、コードレスなのでまめに掃除するようになりました。部屋はむしろ以前より綺麗です。
コードあり掃除機のみの頃は、スナックを少しこぼしたくらいだと「明日掃除機を掛ける時に一緒に..」と放置していましたが、マキタはパッと掃除できるのがイイですね。
他の階への移動も楽なので、階段や1階の寝室などが常に綺麗になりました。
吸引力テスト
カーペットに重曹をまいて、強モードで吸引力をテストしました。
サイクロンの容器に、重曹がどんどん溜まっていく様子が気持ちいい▼
かなり綺麗に吸い取ってくれます。目視する限りは重曹の吸い残しは確認できません▼
マキタ業務用コードレス掃除機の感想
マキタのコードレス掃除機は、ホテルや美術館の清掃員の方が使っている様子を良く見かけます。バッテリーを簡単に交換できるので、予備のバッテリーを持ち歩いているようですね。プロが使う信頼の製品という感じです。
互換品中心ですが、もろもろ揃えて約1万 7000円。安い買い物ではありませんが、この掃除機を買って良かったと思います。
色々と部品を選んで、買い揃えて組み立てる感覚が、自作PCのようで何だかオタク心をくすぐります。
以前から欲しいと思っていたのですが、精査してモデルを決めて、購入する部品を選別する時間が取れずに、半年くらい保留していました。
18Vのバッテリーを積めるように改造しようと考えていましたが、吸引力も十分ですし互換バッテリーも安いので改造は止めておきます。
家電量販店で、ダイソンのコードレス掃除機も試用してみましたが、性能面ではなく色々とピンと来ないので、私は選択肢にありませんでした。
購入前に比較して悩んだのが、やはり電動工具メーカーボッシュ(BOSCH)製のコードレス掃除機です。18Vの最上位モデルでも、タイムセールで買うと、今回のマキタと同じくらいの価格で買えます。しかし結局は、日本メーカーのマキタの方に決めました。
今回ご紹介したモデル▼
下位モデル▼
パワフルな最上位モデルも魅力的ですね▼
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