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今さら聞けない..完全ワイヤレスBluetoothイヤホンのオススメ機能リストと選び方まとめ

Apple社の完全ワイヤレスイヤホン『AirPods』の発売以来、各社から次々と左右独立型の完全ワイヤレスBluetoothイヤホン(以下BTイヤホン)が発売されています。
当ブログでも数多くレビュー記事をエントリーしており、昨年は1,900円のエントリーモデルから、35,000円のハイエンドモデルまで様々な価格帯のBTイヤホンに触れて来ました。

完全ワイヤレスイヤホンが一般的になりつつあるようで、最近では周囲の人からアドバイスを求められるのが圧倒的におすすめの完全ワイヤレスイヤホンや選び方です。
これは本当に困ります。デザインや音は個人の好みがありますし必要な機能も人それぞれです。そこで今回は、完全ワイヤレスイヤホンの機能や選び方をまとめて解説してみます。

端末とコーデックについて

コーデックとは音を転送する際の音声圧縮形式の事で、Bluetoothイヤホンと再生機器が共に対応している必要があります。たとえ高価なBTイヤホンを購入しても、スマートホンや音楽プレイヤーが未対応だと、せっかくの高音質を生かし切る事ができません。最初に使う端末のコーデックを確認してからイヤホンを選ぶ必要があります。

コーデックには「SBC」「AAC」「apt-X」の3種類のコーデックがあり、それぞれに特徴があります。

操作   特徴
SBC 標準音質/転送速度優先
遅延:220ms
AAC 高音質/高圧縮
遅延:120ms
apt-X 高音質/低圧縮
遅延:70ms

apt-xが最高音質とされていますが、iPhoneなどのiOSでは対応していません。iOSはiTunes Storeで購入した楽曲もAACで圧縮されていますので、AACコーデック対応のイヤホンがベストです。
またAndroidでも端末によって対応しているコーデックが違いますので、スペック表を見て対応コーデックを調べておく必要があります。

 

ノイズキャンセル機能

ノイズキャンセルとは、周囲雑音を低減することで、イヤホンから流れてくる音に集中できる機能です。雑音(ノイズ)を低減してくれるので、ボリュームを上げずに音楽を聴きとることができ周囲への音漏れの心配がありません
最近では「デジタル耳栓」と言われる程に強力な、アクティブ・ノイズ・キャンセリング(ANC)という切り替え機能付きの製品も発売されています。

ANC機能付きBTイヤホン▼

 

ノイズキャンセルのデメリット

周囲の音が聞こえ難いので、道を歩いている時に車などの危険が察知ができない点が問題視されています。
イヤホンを装着した女性を狙った痴漢の被害も多く、環境音を遮断してしまうデメリットも多いのが現状です。またノイズキャンセルは、周囲の雑音と逆の波長と逆位相の音を出し打消し合う事で周囲の雑音を低減している為に、オリジナルの音源が変質してしまう事を嫌う人も増えてきました。体に合わずに吐き気をもよおす人や、音酔い・聴き疲れの原因にもなるとされています。
ちなみにAirPodsや最近発売されたBOSEの完全ワイヤレスイヤホンには、ノイズキャンセル機能が搭載されていません。以前はノイズキャンセルが神機能とされていましたが、この機能の有無は好みで選択するというのが最近の流れです。

Bluetoothバージョン

Bluetoothのバージョンも意外と重要です。当然バージョンが大きい程に音飛びや遅延なども軽減され、最低でも4.0以上のバージョンは抑えておくべきです。v4.1からはLTEとの電波干渉が改善されており、消費電力の削減や自動再接続機能も追加されています。v4.2では通信速度が2.5倍/データ転送速度が2倍に高速化されています。

4.0以降はiOSにペアリングするとイヤホンのバッテリー残量が表示されます▼

 

防水・防滴

IPXという防水規格があり、IPX4で雨や汗などの防滴に対応しています。IPX5でシャワーなどでも使え、IPX8だと水中での使用も可能とされています。
ジョギングやジムなどのスポーツでの使用は、汗対策されたIPX4以上は欲しい所です。

 

バッテリーと連続再生時間

通常のBTイヤホンに比べ、完全ワイヤレスイヤホンはバッテリーが小さく再生時間が短めなのが特徴です。AirPodsのように1回の充電で連続5時間再生できるイヤホンもありますが、平均2~3.5時間といったところです。長時間の再生に対応しているものは、大型化してしまうのでデザインとバッテリー容量の兼ね合いが悩ましいところです。

収納ケースが充電器を兼ねている製品が多く、外している間は常にケース内で充電されます。通勤、通学では、せいぜい1時間でケースに戻しますのでバッテリー切れの心配は不要だと思います。

ただし勉強や仕事中に連続で使う人は気にする必要がありますね。

 

オート電源・接続

この機能はケースから出しただけでイヤホンの電源がオンになり、ペアリングしている端末との接続まで完了する便利機能です。またケースに戻すと自動的に電源がオフになり充電モードに入ります。

ケースから出すだけ▼この機能はAirPodsなどのハイエンドモデル特有の機能で、低価格帯のイヤホンで実装している製品はほとんどありません。しかしBTイヤホンを使う上で一番煩わしい、使い始めの電源オン(左右)⇒端末接続が一発になり考えられない程に快適になります。

 

イヤホン本体からの音楽操作

少し前まではベストと言われていたAppleの「AirPods」ですが、本体にボタンが付いていないのでボリューム調節や曲送りが出来ません。その為、曲の操作はApple Watchが無い場合にはiPhone本体かSiriに頼むしかありません。

誰も居ない室内なら良いのですが、人混みでSiriに「次の曲」とは言えませんよね▼

一方、イヤホンに付いているマルチボタンだけで曲の操作ができる機種も発売されています。

先日レビューした「GLIDiC Sound Air TW-5000」は、左右のイヤホンに付いている各1個のボタンのみで再生・一時停止・曲送り・曲戻し・ボリューム調整までができてしまいます。完全ワイヤレスイヤホンの多くは、イヤホン本体から再生・一時停止程度しかできません。音楽操作の貧弱さが最大の弱点です。イヤホン本体からの操作機能が充実していれば、スマホを出す事ができない状態でも聴きたくない曲を聴き続ける必要がありません。

 

機能リスト

自分に必要な機能をチェックできるよう、Bluetoothイヤホンに搭載されている機能をリスト化してみました。

BTイヤホンに搭載されている機能一覧リスト

 機能
ケース出し入れ電源ON/OFF
ケース充電
ケースのモバイルバッテリー機能
再生/一時停止
曲飛ばし/曲戻し
早送り/戻し
ボリューム調整
耳からの離脱
一時停止/再生
 ノイズキャンセル
ANC切り替え機能
マルチペアリング
マルチポイント
 防滴・防水
通話
通話終了
通話拒否
リダイヤル
SCMC-Tコンテンツ対応
音声アシスタント起動
Siri/Googleアシスタント
外音取り込み機能
MiGLO(NFMI)対応
ハイレゾ音源対応
Apt-Xコーデック対応
アプリでイヤホン位置確認
心拍数測定

リスト中で特筆すべき機能を幾つかピックアップしてみます。

「ケースのモバイルバッテリー機能」:ケースがモバイルバッテリーとしても使用可能▼

耳からの離脱で一時停止:耳から外すだけで音楽が一時停止され、耳に戻すと再生に戻ります

マルチペアリング:イヤホンを幾つもの機器とペアリングしておく事が可能で、機器を変える毎に再ペアリングする必要がありません。仕様書には「登録デバイス数 : 最大x台」などと表記されています。

ハイレゾ対応:ハイレゾ音源に対応しており、音楽配信サイトなどから音源を入手する事で高音質の音楽を楽しめます。

リダイヤル機能:以前は標準機能として付いていましたが、操作ミスで勝手に電話を掛けてしまう事から付いていない機器を好む傾向が強いです。

通話:これは単なる通話機能ですが、完全ワイヤレスイヤホンはマイクが耳にあるので口元から遠く通話が苦手です。通話での使用もお考えの場合、それを補う機能MEMS(高感度小型マイク)とデジタルエコーキャンセリングを搭載しているイヤホンがお勧めです。

・MiGLO(NFMI)対応:音途切れを軽減する伝送技術

SCMC-Tコンテンツ対応:コンテンツ保護方式の1つで、ワンセグの音声などの保護されているコンテンツを再生する場合、SCMS-T対応機器が必須となります。

※ANC機能が付いた完全ワイヤレスイヤホンは、今の時点では発売されていないと思います

 

まとめ

イヤホンの選ぶ基準を解説してきましたが、音質や音の好き嫌いに関してが一番大切な部分だと思います。しかしそれは、商品のレビューを参考にするしか無く、それも主観での発言が多いので判断が難しいと思います。クリアサウンドとか、ドンシャリなど音の傾向を読み取る必要がありますね。

また「フィットしてスポーツにお勧め!」とか「痛くない!」と書かれていても耳の形の個人差もありますよね。例えば私は耳の穴が小さいので、太すぎて耳の入口までしか入らなく音が遠く聞こえるイヤホンもありました。

イヤーピース装着部のベース(ノズル口)直径が太すぎる(右側)▼

【傾向別お勧めイヤホン】

機能を重視する方にお勧めイヤホンは、先日レビューした「GLIDiC(グリディック) Sound Air TW-5000 」▼

ソフトバンク コマース&サービスより12月1日に、完全ワイヤレスイヤホン「GLIDiC Sound Air TW-5000」が発売になりました。このイヤホンは1万円を切る価格にも関わらず、あらゆる機能が満載された痒い所に手が届くBluetothイヤホンとなっています。専用のケースから出し入れするだけで電源ON/OFF、完全ワイヤレスタイプのイヤホンにも関わらず、音楽制御をイヤホンのマルチファンクションボタンでフルコントロールする事が可能です。スペックが非常に魅力的でしたので、発売日の当日に購入して1か月近く使い倒しました。今回はGLIDi...

ノイズキャンセリングを重視している方は、当然SONYの▼

音質はBOSEが良いのですが大きい…▼

音質に拘る人はアポロ7の音質は頭一つ抜き出ています。高価ですが音楽も耳元で操作でき一番のお勧めイヤホンです▼

ERATO(エラート) Apollo7Sの廉価版ですが、かなり良いです1万円台ではコレですね▼

iPhoneユーザーはイヤホンでの操作が不要な人はAirPodsがベスト▼

AppleStoreAirPods

 

後記

人気のイヤホン「AMPS AIR」をお借りしました。完結にレビューすると、ペアリングが頻繁にダメになり音飛びも多めです。音質は低音に迫力がありますが、高音が弱く音割れしてシャリシャリしました。とにかくチューニングが派手なので、ダンスミュージックなどの音楽を聴く時には良さそうです。

 

 

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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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