2018年1月中旬より、Bluetoothイヤホンメーカーの老舗 Jabra(ジャブラ)ブランドより、世界初の業務用 UC 認定を受けたネックバンド式Bluetoothイヤホン『Jabra Evolve 75e』が発売されました。
こちらのイヤホンはANC(アクティブノイズキャンセル) 及び パッシブノイズキャンセル機能を搭載しており、外部の雑音を強烈にカットして通話に集中できるのが特徴です。また14時間もの長時間連続使用を実現し、外部音取り込み機能を実装することでイヤホンを外す事なく会話することが可能です。また高性能のマイクを搭載する事で、高品質の通話を実現しておりオフィス環境での使用を強く意識したプロ仕様のBTイヤホンとなっています。
今回はメーカーの方から『Jabra Evolve 75e』の実機サンプルをお借りする事ができましたので、実際に使い倒して製品レビューをしてみます。
ページコンテンツ
スペック
●再生周波数帯域 : 20Hz ~ 20kHz
●Bluetooth:version4.2
●Bluetooth同時接続:2台
●マイクの周波数範囲:150Hz – 6.8KHz
●防水規格:IPX5
●機能
・ANC(アクティブノイズキャンセル) / パッシブノイズキャンセル搭載
・外部音取り込み(Listen-in)機能搭載
●連続再生時間:音楽再生最大14時間 / 通話最大13時間
●充電時間:約2時間
●スピーカー: φ15mmダイナミックスピーカー
●USB Bluetoothドングル:Bluetooth4.2
●マイクコンセプト:3方向による周辺ノイズキャンセリング技術
開封の儀
専用ケースに入っています▼
【セット内容】
Jabra Evolve 75e本体、USBドングル、イヤーピース(x 3ペア)、イヤーフック(x 3ペア)、Micro USBケーブル、取扱説明書
取り説は日本語対応▼
実機レビュー
ハードタイプのネックバンド式▼
150mmのドライバを採用しておりハウジングは大きめ▼
イヤーピースは楕円型▼
ノズル口は最長9mmの太めの楕円形▼
イヤーピース / イヤーフックはS,M,Lの3セットずつ▼
ネックバンド部右側にはマルチファンクションとボリュームボタンが配置されています▼
右側はマイクボタンとANC/Listen-inボタン▼
耳元のコードはマイクとLEDのみでコントロールボタン類はありません▼
ハウジングはマグネット式で左右が付くので、外している時にはネックレス状になります▼
重さは約50g▼
充電はMicroUSBケーブル使用で充電中は赤色LEDが点灯します▼
専用のUSB Bluetothドングル(トランスミッター)も付属しています。Bluetooth機能が搭載されていないPCでの使用も可能となっています▼
通話性能について
このイヤホンには通話機能が実装されています。最初にLINEの「通話テスト」機能を使って内蔵マイクの感度と通話音量を試してみました。
マイクが独立して口元に来ているので、こちらの声が明確に相手に届きます。マイクには3方向による周辺ノイズキャンセリング技術が搭載されていますので、周囲の雑音もカットされ驚くほどクリアな通話ができました。
実際に音楽を流した騒がしい室内で通話しましたが全く問題なし。ソコソコ環境音のある屋外(大通り)では、風切音も低減されて快適に通話ができました。個人的な感想としては、有線イヤホンや通話用のヘッドセット以上の性能で、違和感なく通話に集中することができました。
通話中は赤LEDが光り周囲に通話中である事をアピールできます▼この通話中LED表示が「業務用UC認定」の特徴の一つです
業務用UC認定
『Jabra Evolve 75e』は, 業務用UC( ユニファイド・コミュニケーション )認定を受けた世界初のワイヤレスイヤホンとなっています。
UCとは「統合されたコミュニケーション」の意味です。業務用UCを簡単に説明しますと、SkypeなどのビデオチャットやWeb会議、メール、IM、同僚とのリアル会話を含めたオフィス内全般のコミニュケーションに最適化されているという事になります。
例えば『Jabra Evolve 75e』は外音取り込み機能(Listen-in)で、イヤホンを外す事なく同僚との会話をする事が可能です。またマイク・イヤホンの両方に強力なノイズキャンセリング機能を搭載する事で、オフィスのノイズをカットして通話に集中する事ができます。
更に充電せずに最大14時間の連続使用が可能で、バイブレーション機能(ネックバンドのバイブレーションで電話の着信をお知らせ)など、オフィスユースに特化した機能が満載されています。
フィット・使用感
イヤーピース部が大きいので耳の穴に入るか心配でしたが、実際に装着するとピッタリフィットしました。イヤーフックを自分に合わせることで、首を振ったり激しく動いても外れたりズレたりしませんでした。
ネックバンド部は肩と首のラインに沿った設計になっています。私は長時間装着していても痛くなったり違和感を感じることもありませんでした。操作ボタン類は鎖骨付近ありますので目視できません。しかし機能別に5つのコントロールボタンが機能別に左右に分かれていますので、慣れると自然に操作する事ができます。
機能
ノイズキャンセリング機能
『Jabra Evolve 75e』はパッシブノイズキャンセル機能を搭載しており、周囲の雑音を軽減する事でボリュームを上げる事なく音楽鑑賞や会話をする事ができます。またANC(アクティブ・ノイズ・キャンセル)ボタンを押すことで更に強力にノイズをカットすることが可能となります。
テレビの音を大きくして音楽鑑賞してみましたが、標準状態のパッシブノイズキャンセルでも十分環境音を軽減できます。ANC機能は音楽を流していない無音状態でも使う事が可能で 「デジタル耳栓」的な用途にも使えます。
無音状態でのANC機能の性能に関しては、オン・オフしてみると完全な静寂までは音をシャットアウトしません。遠くに音が聞こえるという感じです。
外音取り込み機能(Listen-in)
『Evolve 75e』にはListen-inと呼ばれる周囲音の取り込み機能が搭載されています。
通常 外音取り込み機能搭載のイヤホンは、音楽を聴きながら外の音を取り込むという仕様の製品が多いです。しかしながら Evolve 75e の外音取り込み機能は、自動的に音楽を一時停止し環境音のみを取り込みます。オフィスでの会話に最適化した機能となっています。
外音取り込み機能の性能は、感心するほどの高性能です。私が今までレビューして来た中では頭一つ抜けた素晴らしい出来になっています。例えば他のイヤホンの周囲音取り込み機能は、百均のモノラルのスピーカーのようなチャカチャカ音だったり、自分の呼吸や咀嚼音までが増幅される不自然な取り込み機能ばかりでした。『Evolve 75e』では自然に周囲の音をブーストして聞かせてくれます。ただし少し音量が大きめで、ボリュームでの調節ができません。ちょっとした会話には快適ですが、長時間の使用には向いていません。
音質
こちらのイヤホンは音楽を聴くのが主目的では無いので、フラットで聴き疲れしない音質にチューニングされています。高音から低音までムラなく鳴りますが、クリアな高音や腹に響くような低音は期待できません。しかしながらφ15mmダイナミックスピーカーを積んでいますので、チャカチャカしたりしない安定した音が印象的です。それにより通話相手の声を実音声に近い状態で聴くことが出来てると感じます。
動画の遅延について
動画視聴の時の音の遅延に関してiPhoneを使って観てみました。YouTube、Abema TV、プライムビデオでチェックしましたが遅延を感じませんでした。話者の口元に注目して見るとコンマ数秒遅れている気もしますが、神経質に意識しない限り大丈夫だと思います。
オフィスユース特化イヤホン
『Jabra Evolve 75e』は「業務用及びオフィス及び、コンシューマー向けハンズフリーソリューションを提案する」としています。イヤホンを外す事なく様々なコミニュケーションが可能な機能が満載で、まとめてオフィスに採用したら便利なイヤホンです。
従来の業務用ハンズフリーヘッドセットに比べ、明らかに快適で疲れないオフィス仕様に仕上がっています。
『Jabra Evolve 75e』は、29,000円(税抜)でJabra 認定販売店およびJabraオンラインショップにて販売を開始しています。
Jabraブランドのイヤホンは、ビックカメラやヤマダ電気などの実店舗でも購入可能です。取り扱いがあるかどうかお問い合わせの上来店してください。
Amazonの「Jabraストア」での取り扱いに関しては、毎回少し遅れて販売が開始されます。
タカシ
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