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ノートパソコンでゲームをプレイできるぎりぎりラインのGPU・スペックの解説【UMPC・ノートPC】

UMPCやノートパソコンのスペックで、PCゲームをプレイできるギリギリのボーダーラインを考えてみます。

 

3DMark TimeSpyスコアでチェック

最初にざっくりと、代表的なモバイル端末向けGPUのベンチマークスコアと、人気ゲームの推奨スペックを照らし合わせてみました。

GPU 3DMark TimeSpy 備考
GeForce RTX 3070 Ti
14774
売れ筋ゲーミングノート
Geforce GTX 970
3581
 Apex推奨, FF XIV推奨
GeForce GTX 1050Ti
2451
ゲーミングPC最低ライン
Radeon RX 560
1822
バイオハザード ヴィレッジ必要
Iris Xe MAX
1720
 
Intel Iris Xe Graphics G7 96EU
(Core i7-1195G7)
1589
 
GeForce MX350
1326
 
GeForce GTX 660
1316
Cities Skylines推奨
GeForce GTX 960
1222
ドラゴンクエストXI
過ぎ去りし時を求めてS推奨
Radeon RX Vega 8 (Ryzen 4000)
1173
 
GeForce MX250 (25W)
1096
 
Intel Iris Plus
(Core i7-1065G7)
789
 
NVIDIA GeForce GT 640
408
 Apex最低
 
 

Radeon Vega 8

個人的にはゲームで遊べるギリギリラインは、Ryzen 5 4000シリーズの内蔵GPU「Radeon Vega 8」くらいだと思います。TimeSPYのスコアは1173。
 
ゲームのグラフィック設定をある程度落として、という条件が付きますがプレイはできます
 
 
Ryzen 5 4500U搭載のノートパソコン DELL Inspiron 14 5000 (5405)を使って、ゲームのベンチマークを計測した時の結果を貼っておきます。ちなみにメモリは 8GBです。
 
 

ゲーム系ベンチマークテスト

中量級ゲームのFF14ベンチで標準画質で「快適」との評価でした。中量クラスのゲームであれば、画質を多少調整すればある程度はプレイできる処理性能です。

 

ドラゴンクエストX(軽量ゲーム)

品質 スコア / 評価
最高品質 4,373 / 普通
標準品質 5,674 / 快適
低品質 5,927/ 快適

※1920×1080ドット(FHD)の結果

 

FF14ベンチ:漆黒の反逆者(中量ゲーム)

品質 スコア / 評価
最高品質
高品質(ノートPC)  1,733 / 設定変更を推奨
標準品質(ノートPC) 3,814 / 快適

※ 1920×1080ドット(FHD)の結果

Apex Legends(エーペックスレジェンズ)

Java版のマインクラフトで遊んでみると、問題くサクサク遊べました。もっとヘビーな Apex Legends(エーペックスレジェンズ)もプレイしてみましたが、音・画質ともにに遅延もなく遊べました(「ビデオ」項目で処理は軽くに設定)

ただし本気で上位を目指してガチで遊ぶは、少しモッサリするのでスペックが物足りないと思います。メモリを増設すると、もう少し快適に遊べるようになりそうです。

このようにある程度は普通に遊ぶ事ができました。しかしながら、このPCでゲームしたいかと聞かれればノーです。ゲーム用に設計されていないノートパソコンは、冷却性能が追い付かないので、時間とともに過熱してゲームがカクカクして来ます。

ノートパソコンを冷やす外部ファンなどを用意して遊びたいですね。

 

まとめ

グラフィックの性能についてだけをピックアップしましたが、PCゲームはGPUの性能でほぼ決まります。ノートパソコンの場合は、組みあがっているので GPUがゲームの推奨スペックをクリアしていれば、CPUの性能はクリアしていると考えて間違いないと思います。

とりあえず遊べるギリギリのラインは↓こんな感じだと思います。

  • HD画質:TimeSPYスコア900以上、メモリ8GB以上
  • FHD画質:TimeSPYスコア1,100以上、メモリ 8GB以上

あくまでギリギリです。少し余裕を持ちたいのであれば、メモリ16GBでTimeSPYスコアで300はプラスしたいですね。

またゲーミングUMPCと呼ばれるNintendo Switch風の小型ノートパソコンが人気ですが、GPU(グラフィックボード)を搭載していません。本当にゲームをプレイできるのか不思議に思いますよね。画面が小さいのでHD画質でのプレイとなりますし、冷却システムもしっかりしています。最新のモデルであれば、かなり遊べるんじゃないかと思います。

ちなみにSteamなどでも最低スペックと推奨スペックが書かれていますが、多くのゲームの推奨スペックはオーバースペック気味に書かれている事が多いです。

Dedicated MemoryはVRAMと同じ意味です
グラフィックメモリ ( VRAM )が4GBあれば、大抵のPCゲームは動くと思います。ちなみに上の表では、Radeon RX 560まではVRAMが 2GBとなっています。

 

仕事兼用ノートとゲーミングノート

先日、知り合いが「仕事とゲーム両方に使えるノートパソコンが欲しい」と家電量販店で店員さんに相談して、富士通の FMVを20万円で購入して来ました。
 ゲーミングノートパソコン並みの価格なので、ある程度のゲームがプレイできると期待していたようです。
しかしながらプロセッサーはCore i7-10750H搭載、‎GPUがIntel 内蔵グラフィックUHD Graphics。ゲームなんて動くはずもありません。
店員さんも知らない人には、適当なアドバイスするんだと呆れました。

しかしながら、ノートパソコンで仕事や勉強用とゲームを両立させるのは結構厳しいです。ゲーミングノートパソコンは買うな!と言われていますが、理由は必要電力と発熱・重さの問題です。また少し重い処理をするとウィーーンとファンが激しく鳴ってうるさいです。

こんな巨大でうるさい端末は、スターバックスでドヤリングなんて絶対にできません。家の中でも持ち歩くのに苦労します。

先日レビューしたゲーミングノートのACアダプタの重さは約 1,477グラム。ノーパソのアダプタとしては巨大ですが 330Wあるゲーミングパソコン用としては一般的なサイズです▼

仕事や勉強と共用のノートパソコンとして、ライトにゲームを遊びたいのであれば、Tiger Lake/Intel Iris Xe Graphics G7搭載の端末あたりが丁度良いと思います。
とりあえずは、遊びたいゲームの推奨最低スペックを確認してからがスタートでしょう。

ゲーミングノートPCレビュー記事:ALIENWARE m17 R3 スプレマシー

 

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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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