Apple の完全ワイヤレスイヤホン「AirPod Pro」のオマージュイヤホン「A3 Pro」を入手しましたので、さっそくレビューしてみたいと思います。
AirPodsの発売以来、次々と中華AirPodsと呼ばれる似せた商品が発売されています。i TWSシリーズなど、中華製のAirPodsレプリカが著しく進化を遂げており、デザイン・機能ともに本家に近づいています。
ニューモデルのAirPods Proに関しても、クローン品が日々進化を続けながら続々と発売されています。前回はその中でもエントリーモデルのAirs Pro 3をレビューしましたが、見た目だけ似せていてガッカリ商品でした。
しかしその後、Apple T1チップと同等の機能を搭載した品まで登場しています。今回購入したA3 Pro3は、現在AirPods Pro風イヤホンの中で主流のモデルで、T1チップ内蔵としています。
本当に3千円のイヤホンでそんな事が可能なのか?実用で使えるレベルなのかチェックしてみます。
ページコンテンツ
ザックリした感想
外観の再現率が高い!
iPhoneにケース電池残量が表示される
本物と同じく耳にフィット
Qiワイヤレス充電対応
AirPods Pro用のアクセサリーが使える
GPSのイヤホンを「探す」機能実装
AirPods Proの装着感をテストできる
ケースのバッテリー容量が少ない
バッテリー残量が狂っている?
イヤホンからボリューム調整ができない
ノイズキャンセリング機能が飾り
音質がフラット
音楽操作の反応が悪い
A3 Proスペック
音楽再生時間 | 約 180分 |
---|---|
Bluetoothバージョン | 5.0 |
Bluetootthプロコトル | A2DP1.3、AVRCP1.6、HFP1.6、HSP1.2、D11.3 |
対応コーデック | SBC / AAC |
感度 | 120±3dB |
インビーダンス | 32Ω |
対応周波数 | 20-20000HZ |
ドライバーユニット | Φ8 mm |
バッテリー(イヤホン) | 35 mAh |
バッテリー(ケース) | 不明 |
イヤホン充電時間 | 約 40-50分 |
ケース重量 | 約 51グラム |
開封の儀
【パッケージ内容】
- A3 Pro イヤホン x 1ペア
- イヤーチップ S/M/L 各1ペア
- 収納充電ケース x 1
- 充電用ライトニングケーブル x 1
- 取扱説明書
取り説は英語と中国語のみ▼
デザイン
サイズやデザインに関しては、プロモデラーが形成したようにソックリに仕上がっています。
見た目はApple のカナル型完全ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」と変わりません。
イヤホンの長さは約3.3cm。リアルAirPods Proの仕様と同じです
後ろに付いている黒い部分はスピーカーグリル風のアミアミで、本物再現率が高いです。ここは爪でこすると爪が削れるので、プリントシールではなさそうです。
参考までに本物のデザイン
上側の黒い部分も本家を真似て半分だけ網になっています
前回紹介したエントリーモデルのクローンと並べてみます。左側は単に黒く塗っているだけなのが分かると思います。
イヤホンの充電用接点は、切れ目の部分まで本物とそっくり
イヤーピース部分もAppleさんの仕様とソックリ。他のAirPods Proクローンは、ここは普通のカナル型になっていました。凄い再現率です。イヤーチップ はMがデフォルトで付いており、SとLも1ペア付属しています。
質感も良く、バリやズレなどもありません。IPX5とありましたので、雨や汗程度のウォータープルーフ仕様だと思います。怖いので水に漬けるのは止めておきます。
重さは片側約3.6グラム
ケース
ケースはコンパクトで、ヒンジ部がシルバーになっている所まで本家AirPods Proに酷似しています。ケース裏側にはボタンが付いており、ペアリング時に、このボタンを使用しました。
本家AirPods Proのケースサイズ:高さ:45.2 ×幅:60.6 × 厚さ:21.7 mm
実寸でもケースのサイズはほぼ同じ
市販されているAirpods Pro用のシリコンカバーなどが使えます
充電はLightningケーブルを使います
何故か付属のライトニングケーブルは1メートルもありました
イヤホンは充電中でも一切光らないので満充電がわかりません。ここも本家AirPods Proと同じ仕様ですね。
ケースの開閉部にはマグネットが入っており、逆さにしても蓋が開いたりイヤホンが落ちたりはしません。
Qiワイヤレス充電に対応していますので、使わない時はポンと置いておくだけです
イヤホンを収納した状態のケースは約 51グラム。色々な機能が搭載されているので、ずっしりします。
機能・使い方
ペアリング
iPhoneの場合、ケースを開けると、自動的にペアリングモードに入ります。
初回はこの時、ポップアップウィンドウに「接続」が表示されます。最近のiOSのアップデートで、ペアリング方法が2ステップ必要になりましたが、後ろのボタンを押して接続する事ができました。
※ Android端末の場合、設定から「Bluetooth」を開くと「A3 Pro」と表示されるのでタップしてペアリングします
iOSではケースとイヤホンのバッテリー残量も確認できます
しっかりとイヤホンのバッテリー残量が表示されます。今までレビューしてきたAirPodsオマージュTWSは、ケースのバッテリー残量はダミーで、常に100%と表示されていました。A3 Proはイヤホン・ケースの電池残量がしっかりと表示されます。
H1チップ機能
本家Airpods Proのように、設定のBluetoothからAirpodsに名前を付けたり、耳自動検出、ノイズキャンセリング、外音取り込み機能の設定が可能です。この機能もAirPodsオマージュTWSとしては初めてできました。
何とデバイスの「探す」で検索もできました。実は、製品ページの説明欄には「H1チップと同等の事が可能で、デバイスを探す機能も使えます」とありました。
しかし中華製品ではインチキスペックが多いので、全く信用していませんでした。使える事に少し感動しました。
ノイズキャンセリング機能と外音取り込み機能(パススルー)については、色々試してみましたが実装されていないようです。
また、耳から外すと自動的に一時停止し、再装着で再生が再開される「耳自動検出」機能も無いようです。
操作方法
操作もAirPods Proと同じく下に伸びた軸に凹んだ感圧センサーが配置されており、2本指でつまんで押すとカチッと反応があります。
ここを押した回数で異なる操作ができます。
イヤホンの操作一覧
左 | 右 | |
---|---|---|
1回タップ | 再生/一時停止 | |
2回タップ | 次の曲へスキップ(動画) | |
2回タップ | 前の曲へスキップ(動画) | |
2秒長押し | Siri、OKグーグル作動 | |
3秒長押し | 電源ON/OFF | |
通話/電話を切る | 1回タップ |
電源のオンオフ以外は本家と同じですが、長押しでノイズキャンセリングと外音取り込みだけが機能しません。
性能テスト
使用感・装着感
今までのAirPodクローンイヤホンでは、音楽がフル操作することが可能でした。しかしながら、このA3 Proでは音量調節ができない所まで、本家AirPods Proをオマージュしています。
バッテリーの持ちは、取説の仕様にある180分ジャスト程度。ケースに戻すと残り20%-40%と表示されますが、片方が聞こえなくなります。
iPhone本体で表示されるバッテリーの残量は、本物AirPods Proをベースにしているので恐らく狂っていると思われます。
軽くて耳にフィットしますので、首を振った程度では 全くズレません。街歩きやジョギングで使ってみましたが、落ちたり緩んだりする事はありませんでした。これはAppleがエルゴノミクスを徹底的に研究した成果ですね。
感圧ボタンによる操作は、再生/一時停止は問題ないのですが、2, 3回クリックの曲スキップが難しい。あまり反応が良くありません。
ちなみにケースのバッテリー容量は不明ですが、1回の充電で50%無くなります。
音切れ・音飛び・遅延
接続性は優秀で、左耳だけ切れるようなTWS特有のトラブルもありませんでした。左右の接続もしっかりしており、右耳を手の平で覆っても左が途切れる事もありませんでした。用事で電車に乗って渋谷に買い物に行きましたが、操作した後にプチプチと少し不安定になる傾向がありますが、それ以外は気になる途切れ方はしませんでした。
遅延に関してはコンマ何秒レベルの遅れ程度で、巨大な画面のテレビで動画を観ない限り口と声のズレに気が付かないと思います。遅延チェック用のYoutube動画もつかってみました
通話テスト
このイヤホンにはマイクが内蔵されており、ハンズフリー通話機能が実装されています。内蔵マイクは、CVCノイズキャンセリングが搭載されているとしています。コンビニで買い物しながら通話しましたが、大きな声を出さずとも話が届きました。ただし交通量の多い通りでは、話は通じましたが聴き取り難いと指摘されました。
音質
8mmドライバを採用しているので、重低音・低音域がしっかり出ています、音の厚みが無く寂しい音質といった印象です。
しかし強烈とまではいかないので、ビリー・アイリッシュを聴いても脳が揺れるほどではありません。高音もクリアで綺麗に鳴っています。少しフラットな音質ですが、音域のバランスは良いと思います。
コンサートやオペラの音源を聴いてみましたが、臨場感や場の雰囲気的な音場の広さの再現も悪くないといった感想です。
ただ少し音圧が弱い気がします。ボリュームは他のTWSと比べて高めにしないと小さい。
FPSゲームをプレイして定位感をチェックしましたが、敵が来る方向と距離がしっかりと分かります。
もちろんエントリーモデルのTWSとしての感想ですが、ジャンルを問わずに色々使えそうです。
まとめ・価格・販売サイト
A3 Proは、とにかく凄い再現率で驚きました。ANC(アクティブノイズキャンセリング機能)と外音取り込み機能がダミーだった点だけが残念です。音質も悪くありませんし、AirPods Proの装着感と使用感を試してみるには良い試用機だと思います。
私はアリエク(Aliexpress)で、送料込み3,120円で購入しました。しかしながら、いつもの如くチャイナポストなので、到着まで50日も掛かりました。その間に若干モデルチェンジされて価格も下がっているようです。
改良版モデルは、Bluetoothが5.0から5.1になり、ケースにインジケーターが付いて、電池残量が確認できるようです。しかしながら、再現率の観点から言うと少し改悪とも言えますね。
また最近「Joyroom JR-T03S Pro」という更に上位モデルも発売されていました。
こちらはANC、外音取り込み、耳自動検出機能が実装されている他、13mmの大型ドライバを搭載しているので音質も良さそうです。
JR-T03S Proの価格は、約3,999円。スペック通りの性能なら、化け物レベルのコストパフォーマンスですね。
今回のA3 Proを探したら日本のAmazon でも取扱っていました(商品名にはありませんが、接続画面に機種名がA3 Proとあります)
Aliexpress-A3 Pro(進化版)
Aliexpress-joyroom T03S Pro
タカシ

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