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【レビュー】可聴域測定チューニング搭載!完全ワイヤレスイヤホン「COUMI Ear Soul TWS-817A」

中国の音響ガジェットメーカーCOUMI の完全ワイヤレスイヤホン 『Ear Soul TWS-817A』が手元に来ましたのでご紹介します。

『Ear Soul TWS-817A』は、「防水」「Bluetoothバージョン 5.0」「バッテリー長持ち」の高コスパイヤホンです。

実は5月に全く同じ型番のイヤホンをレビューしましたが、メーカーの方から「大幅に性能が向上したので再レビューして欲しい」との連絡がありましたので、改めて再評価してみたいと思います。

 

ザックリした感想

お勧めポイント
 コンパクトで目立たないデザイン
 イコライザーアプリで好みの音に調節可能
 自分の耳に合わせた音域を自動調整
 IPX7等級防水で水中での利用が可能
 フィット感があって外れ難い
 癖がなくバランスの良い音質
 音楽操作がミスし難い
 1回の充電だけで約6時間の使用が可能

 

残念な点
 イヤホンから音量調整ができない
 イコライザー操作が少し難しい
 

COUMI TWS-817Aスペック

今回はメーカーの方から、レビュー用にサンプル品をご提供頂きました

型番 TWS-817A
Bluetootthプロコトル A2DP/ AVDTP
HFP / HSP / SPP
再生周波数帯域 20Hz – 20,000Hz
通信距離 約10 m
音楽再生時間 約 6 時間
Bluetoothバージョン  5.0
防水等級 IPX7
ドライバーユニット φ6 mm
インビーダンス 不明
イヤホン充電時間 約 1-1.5時間
バッテリー容量
ケース:500 mAh
イヤホン:45 mAh
イヤホン重量 約 4.6グラム
ケースサイズ 57.5 x 28.3 x 43.2mm
ケース重量 約  44.5グラム

 

対応オーディオコーデックは、SBCのほかAAC接続を確認できました。Apt-Xは非対応のようです。

 

開封の儀

【パッケージ内容】
COUMI イヤホン x 1ペア
イヤーチップ:S/M/L 各 1ペア
収納充電ケース x 1
USB-C充電ケーブル x 1
取扱説明書などの紙類

 

取扱説明書はマルチ言語になっており、日本語でも詳しく解説されています▼

 

製品レビュー

イヤホン本体

イヤホンがデバイスとワイヤレスで接続し、なおかつ左右が完全に独立したBluetoothイヤホン(TWS)です。

ハウジングにはブランドのロゴ「Coumi」がデザインされています

 

ちなみに旧モデルとはデザインが全く同じです。

 

ケースの裏側の表記の一部のみが変わっている程度です(下がニューモデル)

 

筐体はつやつやで落ち着いた質感です。プラスチッキーなチープ感はありません

 

カラーバリエーションは、ブラックとホワイトの2色

 

イヤーチップは、結構浅いタイプを採用しており S/M/Lそれぞれ1セット

 

イヤホンの重さは片側が約 4.5グラム。結構軽量です

 

イヤホンの保護グリルは細くて繊細なアミアミがついています。一見何も付いていないように見えます

 

イヤーピースを外したベース部の太さは約 5.6ミリの真円型。耳の穴が小さい人でもイヤーピースを調整する事で無理なく使う事ができるサイズです。

 

防水等級はIPX7。水面下15cm~1mで、30分間沈んでいても大丈夫という防浸形規格レベル。旧モデルがIPX5の防滴から完全防水へと進化しました。
水に投げ込んでもティッシュで拭くだけで大丈夫でした。シャワーを浴びながら使ってみましたが、もちろん問題ありませんでした。

 

チャージケース

収納ケース兼充電器はかなりコンパクト

 

Airpodsのケース風の縦型ケースで、ポケットに入るくらい小さいです

 

イヤホン格納時のケースの重さは約 55グラム

 

ケースにはバッテリーのインジケーターが4つ付いており、白色 LED4灯で 25%刻みで残量が確認できます

 

充電ポートはUSB-C

 

イヤホンは磁気でロックされるので、逆さまにしても飛び出たりしません。この磁気が意外と大切で、カバンやポケットの中で、間違えてケースが開いても、デバイスに勝手に接続される心配はありません

 

ケースに戻すだけでイヤホンの充電が開始されます。片耳イヤホンのバッテリー容量は45 mAh、ケースの容量が500mAh。両耳を5回フル充電する事が可能です。
1回の充電で約 6時間使えるので合計35時間。最初に満充電していれば41時間。1日2、3時間しか使わない通勤・通学程度でであれば、ケース本体への充電は10日に1回程度で済みそうです。

4つのインジケーターのうち、両端2つのLEDがそれぞれのイヤホンが充電中である事を知らせます。
充電中のイヤホン側のLEDが点滅するので、イヤホンが外れて充電できていないような失敗はありません。

 

通話テスト

Coumiにはマイクが内蔵されており、ハンズフリー通話機能が実装されています。
試しにコンビニで、ハンズフリー機能で通話しながら買い物してみました。言葉始めの音がデジタル割れして不明瞭になりがちです。
例えばこんな風に、黄色文字部分が聴き取り難い➡「なに食べたい? おにぎりは梅と昆布でいい? めん太子もあるよ」
使えない事はありませんが、あまり通話機能には期待しない方が良いと思います。

 

使い方

操作方法

イヤホンの背面がタッチ式のセンサーになっており、タップの長さと回数で操作を行います。

ロゴマークのあるハウジング面が全てタッチの反応領域です

 
音楽操作
1回タップ 再生/一時停止
2回タップ 前の曲へスキップ 次の曲へスキップ
3回タップ Siri、OKグーグル作動
3秒長押し 電源オン
Siri、OKグーグル作動
4秒長押し 電源オフ
通話
1回タップ 通話
1-2秒間長タップ 通話拒否
2秒間長タップ 電話を切る

電源がオフの時に10秒間長タップする事で工場出荷状態に戻す事ができます。
またペアリング中のデバイスのBluetooth機能をオフにしておけば、ペアリング先のデバイスを変更可能です。

 

操作・装着感

ケースから出しただけでペアリング済みのデバイスに接続する「自動ペアリング」機能が搭載されています。ケースから取り出すと両耳から「TWSパワーオン」→「コネクテット」の音声が順に流れます。

何回も繰り返し出し入れしてテストしてみましたが、ケースから取り出して両耳に装着し終えるくらいに接続が完了しています。
またケースに戻すとペアリングが解除され、電源が切れて自動的に充電が始まるので、デバイスとの接続に関する手間は一切ありません。
私は今まで、タッチ式ボタンのTWSを幾つも使って来ましたが、タッチのタイミングがシビアな製品が多いです。
しかしながらCOUMIは、操作を受け付けるとピッと受け付け音がしますし、タップのリズムも比較的慣れやすいと思います。

耳に入れた後、後ろ側にネジるようにするとフィットします。
装着感は、自分の耳にピタッとフィットしており、走ったり首を振ってもズレたり外れたりしませんでした。

 

コンパクトなので、耳からはみ出る事もありません

 

装着していても悪目立ちません

 

音質・イコライザー機能

イヤホンの音質の印象は、全体的に澄んだ綺麗な音。少し低音域よりですが、平均的にバランスよく鳴ります。
癖がないチューニングなので、音酔いや聴き疲れしたりし難く長く聞き続けられます。

音の解像度も十分で、ジャズやオーケストラでは楽器の聴き分けができるレベルです。余計な味付けがしていないので、男性・女性ボーカルの声も楽器に打ち消される事なく引き立ちます。
またライブ音源を聴くと、臨場感や場の雰囲気的な音場の広さも伝わってきます。アーチストの移動がしっかりと把握できるほどの定位感も再現できていると思います。
この価格(エントリーモデル)のBluetoothイヤホンとしては、平均点以上だと思います。

新旧モデルを聞き分けしてみましたが、私には音質の違いはわかりませんでした。チップ、ドライバー、デザインが変わっていないので、恐らくプレーン状態の音に違いは無いと思います。

 

ニューモデルでは、EQ(イコライザー)アプリで周波数帯域の調整が可能となりました。
POP、オーケストラ、JAZZなどのプリセットが予め用意されています。
また音域チェック用の「聴覚テスト」を行い、最適な自動調整をする事も可能です。
アプリの少し使い方が分かり難いですが、Testing1で聴覚テスト、Testing2でイコライザーマニュアル調整が可能です。

「聴覚テスト」は、各音域で発せられるビープ音を聴き取り、自分に聞こえた回数を1回、2回、3回、聞こえないを選んでタップして回答します。全て終わると適用されて自分の耳向けにチューニングされたプロファイルを適用する事ができます。
個人的には、デフォルトのチューニングでも寂しい音域が無いですが、「聴覚テスト」した後の方が確かに音にメリハリが出ました。

 

音切れ・音飛び・遅延

イヤホンの接続性もしっかりとしており、右耳を覆っても左耳が途切れる事がありません。
電車での移動やコンビニやスーパーの買い物に使いましたが、途切れたり音飛びするようなことはありませんでした。
遅延に関しては、YouTubeの遅延確認用動画などを使ってチェックしましたが、よくよく見て分かるコンマ何秒のズレがあるのかな?程度です。大画面のテレビで動画鑑賞していても、口と声のズレが気になるほどではありません。

 

まとめ・価格・販売サイト

改良版TWS-817Aは、自分の可聴音域が測定できるようになったのは、結構大きなアップデートだと思います。
自分の可聴音域に合わせると、モワンと一回り大きく広がった感じがあります。

また水泳しながらイヤホンを使えるレベルの防水に対応したので、動画を観ながらお風呂につかる時にも使えてしまいますね。
大雨の中のジョギングなんかに使っても大丈夫です。

Ear Soul の標準価格は 旧モデルから据え置きの 3,999円。販売は、日本Amazonでのみ取り扱っています。

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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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