深センGenHigh Tech 社 よりリリース予定の、指差すだけで翻訳可能なスキャン式の電子辞書『Yiida(イーダ)』が、クラウドファンディング「Makuake」にてプロジェクトが開始されました。
Yiida(イーダ)は紙面の英単語を指さすだけで、スマートホンの画面上に翻訳してくれる画期的なスキャン式電子辞書です。
辞書データは研究社「新英和中辞典」(第七版)を搭載しているので、単語の意味だけではなく用例や類義語まで収録された本格的な電子辞書として機能します。
辞書を引く時間を短縮できるので、英字新聞や洋書の読書、英語勉強の効率が飛躍的に上がります。
今回はメーカーから、レビュー用にサンプルをご提供頂きましたので、実機のレビューをしてみます。
結論から言うと、学生なら買い!欲しくなります!
Yiida(イーダ)仕様
【仕様】
接続形式:Bluetooth
Bluetoothバージョン:v4.0
ブラケット素材:ポリカーボネート
ハウジング素材:アルミニウム合金
サポートシステム:Android 4.4、iOS9以降のOS
バッテリー容量:3,000 mAh
電池の種類:リチウムイオンポリマー電池
連続使用時間:約5から10時間(使用状態により違います)
入力:5V / 2A
動作温度:0℃から40℃
開封レビュー
パッケージ内容は、Yiida(イーダ)本体と充電用USB-Cケーブル、取扱説明書
今の段階での取扱説明書は、中国語ですが正式リリースの時には日本語版が付属します
筐体レビュー
本体はMacbookなどのノートパソコンと同じアルミ合金素材を使用。
カラーはシルバーとダークグレーがあり、手元にやって来たのはダークグレー▼
持ち運ぶ事を意識したガジェットなので、畳んだ状態はコンパクトです▼
重さ約198g 。最新のiPhoneと同じくらいの重さなのでバックに入れておいても負担にならないでしょう▼
本体は充電式で、USB-Cケーブルを使ってチャージします▼
充電中はLEDが白く点灯します。充電しながらの使用も可能でした。
このLEDが白、黄色、赤へと変化してバッテリー残量をお知らせします▼
本体を引き出して使います。伸ばすと電源が入ります▼
本体を伸ばした時の長さは約 260 mm▼
イメージセンサーは13メガピクセルのSONY IMX214を採用しており、指をさして0.3秒で単語を認識します▼
ボディの底には吸盤が付いており、伸ばすと机にピタっと貼りつきます▼
この吸盤は伸ばすとくっついて、縮めると自然と外れます。
普通の吸盤が付かない、ザラザラな表面の机でも強力に付きました。本体を伸ばした状態だと吸い寄せるように付きます。本当に不思議です。
翻訳機能
息子が宿題で使っていた簡単な洋書を用意して翻訳機能を試してみます。現在は開発段階なので、単語データは限定的でデバック用のAndroidアプリのみでした(正式リリース時にはiPhone版もあります)
スマートホンとのペアリングは、本体を伸ばしてアプリを起動すれば自動で認識されます▼
準備は伸ばして電気スタンドのように立てておくだけ▼
指をさすだけで次々と小気味よく単語が翻訳されます▼
単語の下を指さす事で認識されます▼
もちろん未だデータ未登録の単語が多いですが、単語の認識は完璧でした。
Yiida開発部門が数百万ものあらゆるフォント画像をスキャンし、さまざまなフォントの英単語を認識しているので、98%の認識率という高さです。
調べられた単語は、発音とともにペアリングしたスマートホン上に意味が表示されます。語彙や文法などの情報、用例や類義語もしっかりと表示されました▼
メーカーから提供頂いたGIFを見れば反応速度がわかると思います▼
意地悪をして遠く離れた場所で指をさしてみましたが、難なく認識されました▼
タブレットなどの電子ディスプレイ上でも翻訳可能です▼
1750 ㎠の範囲をカバーして認識できるようです。A4の見開きテキストでもいけそうです▼
完成アプリ
現在、日本語アプリは開発途中ですが、リリース済みの中国英語版アプリをインストールして、日本語アプリの完成形をイメージしやすいようにチェックしてみます。
英中辞書アプリでは、英単語の発音に続いて中国語での翻訳音声が流れました。しばらく指差しを続けましたが、スキャンミスはゼロ。
指さし翻訳で1つ気がかりだった「検索履歴」を表示する機能は実装されていました。この機能があれば、紙面上からわざわざ単語を探して調べ直す必要はありません。英語学習には実用的だと思います。その他、オフライン辞書などの機能も実装されていました。※アプリの設定で発音音声は消せないようなので、図書館などの公共の場所では、端末で音量を消すかイヤホンが必要です。
日本語アプリについて
日本語版アプリの仕様についてメーカーの担当者さんに質問を送ったところ、履歴機能は実装予定だそうです。
またサーバの問題からオフライン辞書機能については未定との事でした。
日本語での意味を音声で流す機能は無いそうです。日本語翻訳の音声がついたら逆にうるさくて邪魔な気がするので、個人的には英単語の発音だけで十分だと思います。
また今後の予定は、スペイン語―英語版がリリース予定ですが、英⇒スペイン語は無いのでスペイン語アプリを入れる必要があるそうです。
Yiida(イーダ)まとめ
指さし翻訳ガジェットYiidaを使ってみた感想は「実用的で素晴らしい」の一言。
実際に使った感じは、当初抱いていたイメージと全く違いました。「指で差し示した単語を、横に控えている助手が電子辞書を引いて調べてくれる」といった印象です。王様気分。
理論上では動作するが、実用性の低い良くあるアイデア商品程度に考えていましたが、良い意味で裏切ってくれました。想像以上の精度で単語を認識して辞書を引いてくれます。
しっかりと電子辞書として機能します。完璧です。
昔は「紙の辞書を引いた時間だけ英語力が伸びる」と言われていましたが、今は学生達の大半は電子辞書を使っています。
それであれば作業効率が良いに越したことはありません。指差すだけの0.3秒です。
学生が長文読解の勉強を丸一日続けたとして、200回電子辞書を引いたらYiidaと比べて何分のロスが出るのだろう?と考えてしまいました。
新学期に家電量販店の店頭にサンプル品を展示しておけば、飛ぶように売れるんじゃないかな?
今、自分が学生なら間違いなく買います
このガジェットは、日常で普通に活用できる優れものです。日本語版の正式リリース時には実際に息子に試用してもらう予定です。2人の子供の間で奪い合いになりそう..
その時には続報の記事をエントリーしたいと思います。
発売日・価格
Yiidaの予定価格18,571円。現在クラウドファンディング「Makukake」ではの22%OFFの14,486円の支援で購入が可能となっています(2019年11月28日まで)
発送は来年1月末までにお届けとなっています。
タカシ
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