中国メーカーOPPO傘下のスマートフォンメーカーOnePlus(ワンプラス)より、同社初となるミドルレンジモデル端末『OnePlus Nord』が発売となりました。
OnePlusの端末は、最新トレンド技術を詰め込んでいるにも関わらず、お手頃価格で入手できる端末として人気があります。また日本の携帯キャリアのバンドにフル対応している事から、日本では根強いファンを抱える中華SIMフリー端末となっています。
今回発売されたOnePlus Nordは、発売が予想されていた「OnePlus 8 Lite」と同じモデルと考えて良さそうです。
OnePlus Nord
OS | Oxygen OS Android 10.0ベース |
---|---|
SoC | Qualcomm Snapdragon 765G |
ディスプレイ | 6.44 インチ 1080 x 2400 Pixcels |
RAM | 6 GB / 8 GB /12 GB |
ROM | 64 GB / 128 GB / 256 GB |
MicroSDカードスロット | なし |
フロントカメラ | 3,200万画素(f/2.45):広角 800万画素(f/2.45):超広角 |
リアカメラ | 4,800万画素(f/1.8):広角 800万画素(f/2.3):超広角 500万画素(f/2.4):深度撮影レンズ 200万画素(f/2.4):マクロ |
SIM | NanoSIM + NanoSIM DSDS対応 |
認証方式 | 顔 /指紋 |
Wi-Fi | 802.11 b / g / n / ac |
Bluetooth | 5.0, A2DP, LE |
バッテリー | 4,115 mAh |
対応バンド | 2G: GSM: B2/B3/B5/B8 3G: WCDMA: B1/B2/B4/B5/B8/B9/B19 4G: FDD-TLE: B1/2 3/4/5/7/8/12/17/18/19 20/26/28/32/66 4G: TDD-LTE: B34/38/39/40/41 5G: N1/N3/N7/N28/ N78 MIMO:LTE: B1/3/4/7/38/41 NR:N1/N3/N7/N78 |
GPS | GLONASS, GALILEO, BDS, SBAS, NavIC |
インターフェイス | USB-C |
サイズ | サイズ幅:73.3 mm 高さ:158.8 mm 厚さ:8.2mm |
重さ | 184 g |
筐体レビュー
ディスプレイはパンチホール型のノッチを採用しています。
画面サイズは、6.44インチ、解像度2,400×1,080の2Kスクリーン。有機EL液晶(AMOLED)を採用しており、リフレッシュレートは90Hz、HDR10+規格に準拠する、高ダイナミックレンジの再生に対応しています。
指紋認証はインディスプレイ(画面内)に配置され、顔認証システムも搭載しています。OnePlusの端末は、随分前から3.5mmイヤホンジャックを排除しており、残念ながらNORDにも搭載されていません。
カラーバリエーションは、グリーン系(ブルーマーブル)とグレー系(グレーオニキス)の2色
端末側面にはiPhoneのようなマナーモード用のスライドスイッチが配置されています。
このスライダーを使う事で「音声オン」「バイブマナー」「完全サイレントマナー」モードの切替が可能です▼
バッテリー容量は、 4,115 mAh。USB-Cを使った有線充電は 30W(5V/6A)の急速充電に対応しています。Qi(チー)ワイヤレス充電には非対応です。
Oneplusのオリジナル技術のワイプチャージ30Tにより、30分で空の状態から70パーセントの充電が可能としています。
NORDは、OnePlus社端末の魅力の一つである、2年間のソフトウェアアップデートと、3年間のセキュリティアップデートの保証付き端末です。
プロセッサー/メモリー
プロセッサーにはクアルコムの5G対応のゲーム向けチップセット「Snapdragon 765G」を搭載しています。QSD765Gは、グラフィックにAdreno620を搭載しており、通常モデルのSnapdragon 765と比較して10%高速なレンダリング処理を可能にしています。AnTuTuスコア(v8)は約300,000ポイント。
ミドルレンジの最上位クラスですね。ハイエンドモデルには少し及びませんが、これだけの処理性能があれば、動かないゲームはありませんし、どんな作業もストレスフリーで行えます。
メモリ/ストレージの組み合わせは、(RAM / ROM )8 GB + 128 GB /12 GB + 256 GBの2種類の構成のモデルが用意されています。外部SDカードには非対応です。ちなみにインドモデルは、6 GB + 64 GBという最小構成モデルがありますが、グローバルモデルでは発売されません。
Oneplus 8 Proのメモリは新世代LPDDR5規格を採用していますが、こちらは無印Oneplus8と同じLPDDR4Xとなっています。ストレージの規格に関しても、8/8PlusはUFS 3.0規格を採用していますが、NORDはUFS2.1と少し見劣りします。
公式サイトのスペック表には、Oneplusシリーズ独自の「Fnatic Mode」に関しての記述はありませんでしたが、Oxygen OSの機能なので搭載されていると思われます。
Fnatic Modeは、端末内の全てのリソースをゲームだけに集中する事で、3Dグラフィックがグリグリの重いゲームであっても、より快適に低遅延で遊べるようになるOnePlus独自の機能です。
画像はOneplus 8 plus
カメラ
インカメラは、ディスプレイ内の左上に配置されたパンチホール内に格納されています。SonyのIMX616を搭載した3200万画素(F/2.45)のメインレンズと、800万画素(f/2.45)の105°超広角レンズの2眼仕様。ポートレートモードで背景をボカシた、美しい写真撮影が可能としています。
超広角レンズにより、自撮り棒なしでも手を伸ばしただけで、数人+背景も入れた集合写真が撮影できます▼
リアカメラは、クアッド(4眼)カメラの構成。
構成は、SONYのイメージセンサー「IMX586」を採用した4,800万画素(f/1.8)のメインカメラ、サブカメラには800万画素(f/2.5)120°の119°超広角カメラ、500万画深度撮影用(F/2.4)ToFセンサー、200万画素(f/2.4)マクロカメラのクアッド構成となっています。
暗所撮影用のナイトモードは、露出の違う9枚の画像を合成して撮影する技術を採用しており、明るく鮮明に写ります▼
夜景モード+119度の超広角撮影は美しくて壮観です。色々と楽しめそうなカメラですね▼
動画録画は、インカメラ(セルフィ―側)が4K/60 fps、アウトカメラは4K/30 fpsまで対応しています。
対応バンド
SIM1 , 2の両スロットが4G対応なので、デュアルVoLTE待ち受けが可能です(DSDV)。また5G(ミリ波、Sub-6)にも対応しています。
ドコモ:4G帯(LTE)主要バンドであるB1、東名阪の高速通信バンド(B3)に対応しています。 さらに高い建物の影や地下、郊外に強いプラチナバンド(B19)にも対応しています。しかしながら僻地や山間部で若干電波を掴みやすい3G帯のプラスエリア(3G WCDMA-Babd6)には未対応となります。
5G帯に対しては、Sub6のn78のみに対応していますが、ミリ波(n257)非対応です。一応ドコモ端末で5Gバンド回線は使えます。
SoftBank(Y!モバイル):LTEバンド1,3,8 / WCDMAバンド1,8の全てに対応していますので、日本国内での使用は問題はありません。
5G帯に対しては、Sub6/ミリ波には非対応です。
AU:LTEバンドB1とプラチナバンドB26(18を内包)に対応しており、 VoLTE SIMが利用可能となっています。通話に3G帯 BC0(CDMA2000) を使用する非VoLTE SIMは非対応となります。
Sub6のn78のみに対応していますが、ミリ波(n257)非対応です。au端末で5Gバンド回線は使えます。
【 対応バンド 】
2G: GSM:
B2/B3/B5/B8
3G: WCDMA:
B1/B2/B4/B5/B8/B9/B19
4G: FDD-TLE:
B1/2 3/4/5/7/8/12/17/18/19
20/26/28/32/66
4G: TDD-LTE:
B34/38/39/40/41
5G:
N1/N3/N7/N28/ N78
MIMO:LTE:
B1/3/4/7/38/41
NR:
N1/N3/N7/N78
OnePlus NORDまとめ、価格
OnePlus NORDは、OnePlusの最新8シリーズのライトモデルという位置付けです。
ライトモデルとして、プロセッサーを1ランク落として、内部ストレージをUFS 3.0規格では無くUFS2.1を採用してコストカットしています。
しかしながらセルフィ―カメラは、上位2モデルが1600万画素の1眼カメラに対して、SonyのIMX616を搭載した3200万画素+800万画素超広角レンズの2眼カメラと圧倒的に勝っています。またリアカメラに関しても、無印8のトリプルカメラよりも魅力的な4眼カメラ構成、8 Proのカラーフィルターとハイブリッドズームを含む4眼カメラ構成と比べても、実用的には上な気がします。
廉価モデルとなりますが、ゲームをプレイするには十分な処理能力を備え、高リフレッシュレート画面に加え高性能セルフィ―カメラ搭載と、バランスの取れた良い端末に仕上がっていると思います。
上位モデルのOnePlus 8シリーズが、前モデルと比べて価格が上がってしまったので、NORDをチョイスするのもありだと思います。
価格
- OnePlus NORD(6GB + 64GB)24,999ルピー(約35,500円)
- OnePlus NORD(8GB + 128GB)27,999ルピー(約40,200円)/英379ポンド(約51,400円)
- OnePlus NORD(12GB + 256GB)を29,999ルピー(約43,071円)/英469ポンド(約63,000円)
販売サイト
OnePlus NORDは、OnePlus公式ショップの他、海外ECサイト「Geekbuying」でのみ取り扱っており、現在プリセールが開始されています。
商品名 | クーポン | 価格 |
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Geekbuying | ||
OnePlus NORD 8+128 GB/ブラック |
GKB499C | $ 439.99 |
OnePlus NORD 12+256 GB/ブラック |
GKB499C | $ 539.99 |
GeerBest | ||
OnePlus NORD 8+128 GB/ブラック |
W502456981227001 | |
OnePlus NORD 12+256 GB/ブラック |
E50245D15A9EB000 | 72,062円 53,851円 |
ECサイト/割引クーポン
今回ご紹介した端末は、セール対象になっている事が多く、割引クーポンが発行されている場合があります。
下記ページからチェックしてみて下さい
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