梅雨が明けるといよいよ夏!水辺にスマートホンを持ち出す機会も増えてくる季節です。
最近では、百均の防水ケースに入れたスマホを首に掛けてプールや海の中に入っている人が目立ちます。しかし防水ケースは、ビーチサイドの砂や水滴からの保護が精一杯の防水性能です。しっかり閉めたつもりでも、少し水に浸けたり潜っただけで浸水してしまう危険性がとても高いです。
また最新のiPhoneなど防水の端末も増えていますが、防水スマートホンは真水での使用を想定しています。海に持ち込んでしまうと、充電端子やスピーカー部などの金属部が海水で腐食して故障してしまう可能性があます。そこで今回は、端子も完全に保護した防塵、防水、耐衝撃の本格的なタフネスAndroidデバイスを4機種ピックアップしてみます。
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タフネススマホを選ぶポイント
タフネススマートホンを選ぶ基準は、通常のスマホとは少し違います。購入時のチェックポイントを解説します。
対応バンド
タフネス端末は僻地で使う事が想定されますので、自分が利用しているキャリア(携帯)のプラチナバンド対応していないと郊外に行っただけで電波を見失ってしまいます。
しかしながら登山での用途がメインの場合、結局は山に入ってすぐに全ての端末がオフラインでの使用になりますので私は特に拘っていません。しかし嬉しい事に最近のアウトドア向け端末は、ドコモのプラチナバンドに対応している端末がほとんどです。
ドコモ:LTE(4G)のB1, B3に対応してれば街中での使用には支障がありませんが、プラチナバンドB19に対応している事で山間部や郊外でも電波を拾う事ができます。また3G帯 (WCDMA) のプラスエリアB6にも対応していると更に広い地域がカバーできます。
SoftBank:LTEバンドB1,B3,B8(プラチナバンド)と/ WCDMAのB1,,B8に対応していればベストです。
AU: 使用しているバンドが特殊なのでプラチナバンドのみならず、通常バンドでも対応している端末は限られます。
GPSについて
山中などでGPSロガーとして使う場合、位置情報機能に通常の GPS、AGPSに加えロシアの衛星システム「GLONASS」や中国の「北斗衛星導航系統 (BDS)」にも対応している端末がお勧めです。何千もの衛星が地球上のあらゆる場所をカバーする事になるので、山中や僻地でも安定した位置情報を掴む事ができます。
登山で使うアプリ「ジオグラフィカ」や「山と高原地図」などは、電波が圏外でもGPSを掴めれば地図上のナビが使えます。GPSロガーやナビアプリには、プラチナバンド対応よりGLONASS・BDS対応の方が重要かもしれません。
カメラ性能
最近のタフネススマホは、過酷な環境下で使える防水カメラとしての要素も兼ね備えた端末が増えてています。
「水中カメラ」としても使える端末はアウトドア好きな人間にとっては魅力的です▼
セルフィー側のカメラが高画質な端末も人気です▼
バッテリー
タフネススマホ系は 数日間のキャンプや登山などを想定ししているので、大容量バッテリーを搭載しているのがトレンドです。
その分端末重量が重くなりますが、3~5日間無充電で使えるという事をウリにしている端末が多いです。
お勧めタフネススマホ4選
最近発売された防水・防塵のスマートホンの中からお勧め端末を4機種ピックアップしてみます。
Vernee V2 Pro
この端末のカメラは「アウトドアの自然を美しく撮影」する事をコンセプトにしており、フロントに 8.0MP + 5.0MP、リア: リアには21.0MP + 5.0MPのデュアルカメラを採用しています。
個人的にはグローブをしたまま認証できる、顔認証が便利そうだと思いました。しかしスキーやスノボーでは 顔にゴーグルをかけているので使えませんね。それでも顔にかざすだけで認証してくれるのFaceID認証はアウトドアでは役に立ちそうです。
【Vernee V2 Pro 仕様】
OS | Android 8.1 |
---|---|
SoC | MT6763 (Helio P23) Octa Core 2GHz |
ディスプレイ | 5.99インチ 2160 x 1080 Pixcels |
RAM | 6 GB |
ROM | 64 GB |
カメラ | フロント: 8.0MP + 5.0MP リア: 21.0MP + 5.0MP |
microSD スロット |
最大128 GB |
SIM | NanoSIM + NanoSIM DSDS対応 |
認証方式 | 指紋 / 顔 |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11b/g/n |
Bluetooth | 4.2 |
バッテリー | 6,200mAh |
対応バンド | 3G: WCDMA B1 / 2 / 4 / 5 / 8 TD-SCDMA: B34 / 39 4G: FDD-LTE: B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 19 TDD-LTE: B34 / 38 / 39 / 40 / 41 CDMA: CDMA BC0/BC1 |
インターフェイス | USB Type-C |
サイズ | 16.42 x 7.94 x 1.21 cm |
重量 | 259 g |
その他 | NFC / GPS, AGPS, GLONASS, BDS |
価格 | ¥30,000 前後 |
Ulefone Armor 2
対応の衛星測位システムは、従来のGPS,とロシアが運用しているGLONASSのみで、 A-GPS、中国の独自衛星測位システムの北斗衛星導航系統(BDS)には未対応です。
OS | Android 7.0 |
---|---|
SoC | MTK Helio P25 Octa-Core 2.6Ghz |
RAM/ROM | 6G / 64G |
ディスプレイ | 5.インチ 1920*1080 Pixel |
カメラ | リア:16MP フロント:13MP |
Bluetooth | 4.1 |
バッテリー | 4,700mAh |
対応バンド | 3G: WCDMA B1/2/4/5/8 CDMA2000 BC0 TD-SCDMA B34/39 4G: FDD-LTE B1/2/3/4/5/7/8/12/17 19/20 TDD-LTE B38/39/40/41 |
サイズ | 15.90 x 7.83 x 1.45 cm |
重さ | 265g |
その他 | GPS, Glonass |
価格 | 2.7~3,3万円 |
リア16MP + フロント:13MPの高画質カメラを搭載しています▼
色はゴールドとブラックの2色▼
AGM X2 SE
位置情報機能にはGPS、AGPSに加えロシアの衛星システム「GLONASS」、中国の「BDS」も対応し、包括的なナビゲーション衛星システムを備えています。
AGM X2 SE仕様
CPU | Snapdragon 653 octa-core 1.95GHz |
GPU | Adreno 510 |
OS | Android 7.1 |
RAM | 6GB |
ROM | 64GB |
画面サイズ | 5.5 インチ 1920 x 1080 pixels FHD |
カメラ画質 | リア:12MP+12MP フロント:16MP |
microSD スロット |
最大 128GB |
SIMカード | nanoSIM+nanoSIM DSDS |
Bluetooth | v4.1 |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11b/g/n/ac |
バッテリー | 6,000mAh |
入出力端子 | USB-C |
サイズ | 16.80 x 8.34 x 1.40 cm |
重量 | 255g |
ネットワーク | CDMA: CDMA 2000/1X BC0 3G: WCDMA B1/B2/B4/B5/B8 TD-SCDMA B34/B39 4G: FDD-LTE B1/B2/B3/B4/B5/B7/ B8/B12/B17/B19/B20 TDD-LTE B38/B39/B40/B41 |
GPS | GPS, A-GPS, GLONASS, BDS |
価格 | 約¥54,000 |
ディスプレイには AMOLED(アクティブマトリクス式有機EL)を採用▼
AGM X2 SEはIP68認定を取得し、米国では軍事規格の最高峰 MIL-STD-810Gを取得しています。
気温-30℃~60℃対応、水深1.5mの防水性能、99%の防塵性を備えた脅威のタフネススマホです。
UHANS K5000
残念ながらドコモプラチナバンドB19に未対応で、位衛星測位システムに関しては通常のGPSに加え, ロシアが運用している衛星測位システムGlonass, 中国の衛星測位システムBeidouの3つに対応しています。
K5000は、電波の届かない僻地でも使えるウォーキートーキー(Walkie-talkie)機能を搭載しており。トランシーバーのように通話が可能です。
昔のPHS携帯のように1対1に加え複数人でのトランシーバ無線会話が可能です。山奥の電波が届かない場所でも仲間同士会話ができる設計のようです。この機能の仕様は表記されていないので詳しくは分かりませんが、低コスト、簡単操作、グループコミニュケーション、ワイドレンジの使用が可能としています。
UHANS K5000仕様
CPU | MTK6753 Octa Core 1.3GHz |
GPU | ARM Mali-T720 MP2 |
OS | Android 7.0 |
RAM | 3GB |
ROM | 32GB |
画面サイズ | 5. 0インチ 1080*720 pixels (IPS液晶) |
カメラ画質 | リア:13MP フロント:8MP |
microSD スロット |
最大128GB |
SIMカード | nanoSIM+nanoSIM DSDS |
Bluetooth | v4.0 |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11b/g/n |
バッテリー | 5,000mAh |
入出力端子 | MicroUSB |
サイズ | 14.70 x 7.35 x 1.42 cm |
重量 | 212g |
ネットワーク | 3G: WCDMA 900/2100MHz 4G LTE: FDD B1/B3/B7/B8/B20 |
その他 | IP68 / GPS / AGPS プロテクション対応 |
価格 | 約19,000 |
タフネススマホまとめ
以前のアウトドアスマホは、防水・防塵性能ばかりに力を入れておりカメラや処理性能は酷いものでした。しかし最新モデルはデザインも洗練され、競い合うようにカメラ性能が上がっています。大容量バッテリーを積んでいますので重量が若干重めになりますが、普段使いでも十分使えるスペックです。
アウトドア専用端末としてSIMカードを挿し替えて使っても良いですが、一年中 釣りやキャンプ、登山に行っているような人は普段使いから持っていても良さそうです。
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