中国のスマートホンメーカー UMIDIGI の新端末『 UMIDIGI One Max 』のプレオーダーが開始されました。
UMIDIGIと言えば、6月に発売された日本3大キャリアバンド対応 + ノッチ (切り欠け) ディスプレイを採用したお手軽価格の端末『 UMIDIGI Z2 』が1大ブームを起こして以来、日本で売れまくっている注目のメーカーです。
さらにSoCにHelio P60を搭載した上位モデルの『 UMIDIGI Z2 Pro』も発売直後から品薄状態が続く程の人気端末となりました。その後、リリースされた同社の低価格モデル 「UMIDIGI ONEシリーズ」は Z2と同じSoCを搭載しており、基本性能は変わりません。しかしがながら、価格を抑える為に、若干スペックダウンした下位シリーズという位置づけです。
今回発売された「UMIDIGI One Max」は、ONEシリーズのスペックをベースに、バッテリー容量をアップし ディスプレイを 6.3インチの大画面化したONEシリーズの最新・最上位モデルとなります。
UMIDIGI One Max
【UMIDIGI One Max 仕様】
OS | Android 8.1 |
---|---|
SoC | MT6763 (Helio P23) Octa Core 2GHz |
ディスプレイ | 6.3インチ 1520 x 720 Pixcels(HD+) |
RAM | 4 GB |
ROM | 128 GB |
カメラ | フロント: 16.0MP リア: 12.0MP + 5.0MP |
microSD スロット |
最大 256 GB |
SIM | NanoSIM + NanoSIM DSDS対応 |
認証方式 | 指紋 / 顔 |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11b/g/n |
Bluetooth | 4.1 |
バッテリー | 4,150mAh |
対応バンド | 2G: CDMA1X BC0,BC1 3G: EVDO BC0,BC1 3G: WCDMA 1 /2 /4 /5 /8 3G: TD-SCDMA 34 /39 4G: TDD-LTE 34 /38 /39 /40 /41 4G: FDD-LTE 1 /2 /3 /4 /5 /7 /8 /12 /13 /17 /18 19 /20 /25 /26 /28A /28B |
インターフェイス | USB Type-C |
サイズ | 15.68 x 7.56 x 0.84 cm |
重量 | 205 g |
その他 | NFC / GLONASS / Qi充電 |
筐体レビュー
6.3 インチで1520 x 720のHD+ディスプレイ。アスペクト比は19:9 の縦長画面。
ONEシリーズではM型ノッチを採用していましたが、Maxでは “しずく型(ウォータードロップ)” を採用する事で画面占有率が90%から91.5%までアップしています。
ガラスボディを採用しており、6.3インチの大画面にも関わらずコンパクトに納まっています。大容量バッテリー(4,150mAh)を搭載しているので端末重量が205 gと少し重めです。
指紋センサーを側面 (電源ボタン兼用) に配置する事で、素早いロック解除が可能となっています▼
顔認証機能も搭載しています▼
カラーはトワイライトとカーボンファイバーブラック。カーボンファイバーブラックはカーボンファイバー製ではなくテクスチャー(模様)▼
インターフェイスはUSB Type-Cを採用しており Qiワイヤレス充電に対応しています▼
有線充電は18W (9V / 2A)の急速充電に対応していますので、大容量バッテリーも80分で80%までチャージできるとしてます。
NFC対応なのでGoogle Payでの支払いも可能です▼
カメラ性能
背面はイメージセンサー「OV12870 」を採用した16.0MPのメインカメラと被写界深度用 5MPのデュアルカメラ仕様。
フロントには、f/2.0の開口部を備えた高解像度センサーS5K3P3採用の16MPカメラを搭載。暗い中でも鮮明な写真撮影が可能です。
内部性能レビュー
UMIDIGI One Maxは、SoCにMediatek製のP23(MT6763)を採用しており、AnTuTuベンチマークスコア(v7.0)は約7.5万程度のミドルレンジクラスの端末に分類されます。メモリー(RAM)4GB、内部ストレージは128GBと余裕のスペックです。更に256GBまでの外部ストレージ(MicroSD)に対応していますので、メモリー周りで苦労する事はなさそうです。
ちなみにUMIDIGI ONE /ONE PROとのスペックの違いは、内部ストレージの容量と、バッテリーサイズ、画面サイズ、ノッチ形状で、処理性能の差はほとんど無いと思います。最下位モデルのUMIDIGI ONEはQi充電未対応です。
対応バンド / SIM
UMIDIGI ONE シリーズはDSDS(デュアルSIM / デュアルスタンバイ)に対応しており、SIMカード2枚挿しでの運用が可能です。
SIM1,2の両スロットが4G対応なので、デュアルVoLTE待ち受けが可能です(DSDV)
ドコモ:プラチナバンド4G帯のBand19に対応していますので、山間部や郊外でも電波を拾えます。3G帯のプラスエリア(B6)には対応していない点だけが残念です。
SoftBank:バンド(LTEバンド1,3,8 / WCDMAバンド1,8)にも対応していますので、日本国内での使用は問題はありません。
AU:LTEバンドB1,18(26)に対応しており、スペック上は VoLTE SIM、通話に3G帯(EVDO BC0) を使用する非VoLTE SIMともに利用可能となっています。しかしながらAUの場合、実際にSIMを挿してみると3G通話できない事がありますので注意が必要です。
2G: CDMA1X
BC0,BC1
3G: EVDO
BC0,BC1
3G: WCDMA
1 /2 /4 /5 /8
3G: TD-SCDMA
34 /39
4G: TDD-LTE
34 /38 /39 /40 /41
4G: FDD-LTE
1 /2 /3 /4 /5 /7 /8 /12 /13 /17 /18
19 /20 /25 /26 /28A /28B
まとめ / 価格
UMIDIGI Oneシリーズは、上位モデルの Z2とSoCが同じにも関わらず価格を抑えたお得モデルです。
当然その分、コストカットの為に色々とスペックを抑えています。Z2の解像度が2,246 x 1,080 ピクセル(FHD+)の2Kディスプレイに対して、Oneシリーズは 1,520 x 720ピクセル(HD+)とゲームや動画視聴には少し物足りない解像度です。カメラ性能に関してもUMIDIGI Z2シリーズのリアカメラは16.0MP + 8.0MP のデュアルレンズ仕様。Samsung製のセンサー”S5K2P7”を採用し、ピクセルサイズ1.12um 、F/1.7の明るいレンズを搭載しておりONEシリーズより遥かに高性能です。Z2 / ONEシリーズともにPROのみがワイヤレス充電とNFCに対応しています。
UMIDIGI One MAXの標準価格は$ 244.99 で発売日は1818年 12月 24日。GearBestやAliexpressでは、既にプリセールがスタートしており$209で販売されています。
しかし12月10日からは$ 179.99での販売になりますので少し待って買うのが得策でしょう。
UMIDIGI One Pro が$ 199. 99 、ONEは$ 169. 99 の価格設定になっていますので、Maxだけ少し強気の価格設定な気がします。
この価格はUMIDIGI Z2をスペック変更した新モデル「UMIDIGI Z2 Special Edition」と変わらないので、そちらと比較検討してから購入した方が良いかもしれません。
ちなみにOne Max が水滴型ノッチで 6.3インチ1,520 x 720ピクセル(HD+)画面。一方 Z2 Spacialは、M字型ノッチで、6.2インチ2,246 x 1,080 ピクセル(FHD+)。
内部ストレージはOne Max→128GB でZ2 Sp→64GB。
Z2 Spのカメラ性能に関してはZ2の上位モデル「UMIDIGI Z2 Pro」と同様の Samsung製のフラッグシップセンサー “S5K2P7” を採用。ピクセルサイズ1.12um 、F/1.7の明るい大口径レンズ、1 / 2.8インチの大きな光学センサーを搭載しています。Oneシリーズと比較にならない程の画質の差があると考えられます。
カメラ画質優先で高い解像度のディスプレイでゲームをプレイしたいなら UMIDIGI Z2 Special Edition がお勧めです。しかしZ2シリーズは背面指紋認証を採用していますので、その点は少し残念ポイントですね。内部ストレージの大容量128GBと側面指紋認証、新型ノッチ採用を選ぶなら「UMIDIGI One Max」側をチョイスすると良いでしょう。
UMIDIGI One Maxは現在、とGearBest、Aliexpress内のUMIDIGI オフィシャルストアのみで販売されています。
【GearBest】UMIDIGI One Max
【Aliexpress】UMIDIGI One Max
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タカシ
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