最近 私は、小学生の息子に使わなくなった端末を持たせ、iPhoneとテザリング接続して「ポケモンGO」にでかけています。しかし、少し離れると切断してしまったり、迷子になったらLINE連絡ができないなど問題が多かったので、息子のポケモンGO端末にMVNOのSIMを挿す事にしました。
中でもDMMモバイルの「月々440円」という格安プランが非常に気になりましたので、契約してみることにしました。
今回は、格安SIMの常時200Kbpsは、どの程度の実用に耐えられるのかチェックしてみます。
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常時200kbpsの実力
DMMモバイルには「ライト」プランという常時200Kbpsと低速だが、使い放題のプランがあります。
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最新の4Gデータ通信だと最大165Mbpsの速度が出ますので、キロバイトに換算すると165,000Kbyteにもなります。そんな状況で200Kbyteは遅すぎると感じるかもしれません。
しかし、キャリアの帯域制限に引っ掛かると、その半分100Kbpsになりますし、メールやLINE、軽いゲーム程度でしたら問題ないと思いライトプランで十分だという結論になりました。
しかし、いざ契約しようとプラン表を見ると40円プラスするだけで、1GBの高速データ通信が利用できるようなので、欲張って1つランクを上げました。今回は高速データ通信をオフにして200Kbpsのライトプランの実力をチェックしてみます。
専用アプリで高速データ通信のオン/オフが可能▼
スピードテスト
最初にデータ通信のスピードを計測するアプリでチェックしてみます
ダウン(下り)0.19Mbyte / アップ(上り)0.38Mbyte
200Kbpsプランにも関わらず、アップロードは倍近くの速度が出るようですので、LINEなどで画像を送る際には快適そうです。
ホームページ閲覧
Chromeブラウザでホームページを閲覧してみました。Amazonのように携帯向けに軽量化されているサイトは、ワンテンポ遅れるだけで快適にブラウジングする事ができました。
Amazonは軽快にページが表示されます▼
Yahooニュースを見てみると、読み込み完了まで平均3秒~10秒程度。しかし、読み込み途中から読み始めることができますので、遅いと感じる事はありませんでした。
Yahooは1・2秒で読み始められる▼
画像を数枚使用しているブログページを閲覧すると、実際に読むことができるまで8秒~20秒かかりました。これは少しガマンが必要です。
当ブログの長編記事で10秒程度▼
2chなどの文字ベースの掲示板などは読み込み時間無しで読むことができます。
ちなみにChromeブラウザは、独自の技術でデータ転送量を軽減していますので、他のブラウザを使用すると少し遅くなると思います。
200KbpsでYouTube動画視聴に挑戦
ただでさえ「動画視聴はモバイルデータ通信量の敵」と言われているYouTube動画ですが、ダメ元で動画が閲覧できるのかテストしてみます。
YouTubeアプリを立ち上げて動画をタップすると、何と問題なく観る事ができてしまいました!
少し荒いですが、視聴に問題はありません▼
しかも、読み込み中のクルクル状態は10分に一度程度しか出ません。読み込み時間も2、3秒程度でした。
再生されている解像度を確認してみると、自動的に一番低い144pに設定されています▼
調子に乗って数時間も動画を流し続けていましたが、ストレスを感じる事はありませんでした。ただし、低解像度ですので動画内の極小の字を読むのは厳しいです(字幕は問題なく読めます)
また、たまに接続状況が悪い事がありました。頻繁に読み込み状態になるような時には、一時停止して少し先読みさせてから再生すると、その後は途切れる事なく視聴する事ができました。
もしかしたら高速データ通信がオンになっているのではないかと思い、専用アプリを開いて確認してみましたが、オフになっていましたのでデータ残量は減っていませんでした。
「これは馬鹿げたチャレンジでした」というオチを用意してテストしましたが、普通に観れてしまった事が衝撃的でした。
LINE
テキストのトークはもちろん、画像の送受信も問題なしでした▼
音声通話はタイムラグなども無く話す事ができます。ビデオ通話は「接続が不安定です」と表示され続け相手側の動画は途切れ途切れになりますが、自分側の動画は送る事ができ、音声での会話にも問題ありません。アップロードは380Kbpsの速度が出るので、このような結果になるのでしょう。一方的に情報を送りながら話す場合には使えます。
ゲーム検証
SIMを契約した主目的の「ポケモンGO」をはじめ、色々なゲームをチェックしてみます。
※全てのゲームに共通ですが、アップデートなどの巨大データダウンロードは、予めWifi環境で済ませておく必要があります。
ポケモンGO
起動時の読み込み(ローディング)が少しモタモタします。しかし、一度起動してしまうとマップ移動、ジムやポケストップの画像読み込みも瞬時に表示されます。
ジム戦も大丈夫▼
以前、ポケモンGOのデータ通信量を計測した時には、半日以上プレイし続けても45M程度しか消費していませんでしたので、200K環境でもプレイできる事は確信していました。
星のドラゴンクエスト
シングルプレイはOK。マルチプレイでも全く読み込み時間がなく、他の方に迷惑を掛ける事なくプレイする事ができました。
白猫プロジェクト
各クエストのロード時間が30秒以上かかり厳しいです。
一度クエストを開始してしまえば問題なくプレイできるのですが、このゲームは少し厳しかったです。
パズドラ・モンスト・ツムツム
軽いパズル系ゲームは全て問題なくプレイする事ができます。
テザリング
200Kbpsで、テザリングを使ってタブレットやPCを使う事ができるのか検証してみます。
メール送受信、ブログの更新程度なら使えますが、サイト閲覧は少し辛抱が必要です。
私はテキストベースの仕事や、たまにブログ更新にも使っています
あとがき
最低プランの200K環境でYouTube動画観れてしまうのは驚きでした。それなら外出時の時間潰しには高速データ通信を切ってYouTube動画が見放題ですね。DMM側には少し申し訳ない気がしますが、、、
TVでは連日、驚く程安いMVNO(格安SIM)のCMが流れて来ます。月々8,000円以上も携帯キャリアに支払っている身からすると「何か条件があるのではないか?」「月々○○○円から」のからという言葉が気になりますね。
しかし、私は今回ご紹介したDMMデータ専用SIM以外にも、他のMVNOにも契約しており最安値プランのみの金額で契約して追加容量の課金はしていません。また、中学生の息子には「OCNモバイルONE」の「毎日110メガ使える音声SIMプラン」で、月1,700円強でスマホを持つことができています。このプランは、データ通信量が毎日リセットされるので、スグにデータ通信量を使い切ってしまう子供には最適でした。OCN モバイル ONE
MVNOを上手に利用すると、予備端末の有効利用もできますし、テザリングの活用などでキャリアのデータ通信量の節約に役に立ちます。
タカシ
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