中国のスマートホンメーカー OUKITELより, アウトドア用途に特化したタフネスな新端末『WP7』が発売されました。
OUKITEL WP7は、IP68等級の防水防塵、およびアメリカ国防総省の超堅牢試験規格「MIL-STD-810G」にも準拠したアウトドアスマホです。
赤外線ナイトビジョン対応のカメラを搭載しているのが特徴で、さらに専用モジュールを装着することでUV-C殺菌ライトの照射も可能なユニークな端末となっています。
OUKITEL WP7 スペック
OUKITEL WP7仕様 | |
---|---|
OS | Android 9.0 |
SoC | MediaTek Helio P90 (MT6779) |
GPU | IMG PowerVR GM 9446 |
ディスプレイ | 6.53 インチ 1080 x 2340 Pix |
RAM | 8 GB |
ROM | 128 GB |
リアカメラ | 4,800万画素(F/1.7):広角 800万画素:赤外線カメラ 200万画素:深度用ToF |
フロントカメラ | 1,600万画素(F/2.0) |
microSD スロット |
最大 256 GB |
SIM | NanoSIM + NanoSIM DSDS対応 |
認証方式 | 指紋 / 顔 |
Wi-Fi | 802.11 b / g / n / ac |
Bluetooth | 5.0 |
バッテリー | 8,000 mAh |
対応バンド | 3G WCDMA: B1/B2/B4/B5/B6/B8 TD-SCDMA: B34/39 4G FDD-LTE: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12 B13/B17/B18/B19/B20/B25 B26/B28A/B28B/B66 TDD-LTE: B34/B38/B39/B40/B41 CDMA: BC0/BC1/BC10 |
インターフェイス | USB-C |
GPS | GPS/BEIDOU/GNSS/GALILEO |
防水 | IP68 & MIL-STD-810G |
サイズ | 146.4 x 70.3 x 9.5mm |
重量 | 350 g |
筐体レビュー
画面は6.53 インチでFHD+ (2,340 x 1,080)のIPS液晶ディスプレイ。 Gorilla Glassでコーティング保護されています。
画面のアスペクト比 19.5:9。前面のセルフィカメラは、画面左上のパンチホールノッチ内に格納されています。
筐体はガッチリとガードされています感じが凄い▼
本体は IP68等級の防水・防塵規格に対応しています。「粉塵からの完全保護 + 水面下で使用が可能」という保護等級です。
水に対しては高温、高水圧、スチームジェット洗浄の環境下でも有害な影響を受けないことが要求される「IP69K」規格に対応。
またアメリカ国防総省の超堅牢試験規格「MIL-STD-810G」にも準拠しています。耐衝撃は1.5 mからの落下耐性を有しています。
耐熱温度は-30℃から70℃、かなり過酷な環境下でも使用可能です▼
カラーバリエーションは、ブラック、オレンジの2色
生体認証(ロック解除)は背面に配置された指紋認証システムと、簡易顔認証(FaceID)にも対応しています▼
NFCに対応しているのでGoogle Pay などの非接触決済の利用が可能です。しかしながらFelica未対応なのでモバイルSuicaやおサイフケータイ機能は利用できません。
端末サイドには、ライト専用ボタンとスマートキーボタンが配置されており、機能のショートカットを割り当てる事が可能です。
またWP7には、アウトドアで便利なメーカーオリジナルの専用アプリが多数インストールされています。
コンパス、騒音計、心拍計、気圧計、水平器など10種類の専用アプリ▼
モジュール
本体に装着する拡張機能として、専用モジュールが2種類用意されています。本体のバッテリー容量が8,000mAhもありますので、外部モジュールを装着しても、電池の心配は無さそうです。
UVライトモジュールは、 UVCのLEDにより殺菌ライトとして機能します▼
もう一つのモジュールは、1100ルーメンの超強力LEDライト。
内部スペック
SoCにはMediaTek(MT6779V)のミドルレンジ向けプロセッサー Helio P90を搭載。AnTuTuベンチマークでは約16万ポイントのミドルハイレンジ端末です。メモリー(RAM ) 8 GB。内部ストレージ(ROM)128GBと余裕のあるスペックになっています。
外部ストレージは256 GBまでのMicroSDカードに対応しています。
カメラ
WP7は、アウトカメラにSony製の4,800万画素(F/1.79)のプライマリカメラを採用。サブカメラは、200万画素の背景ぼかし用ToFレンズ。
一番の特徴は800万画素(F/2.0)IR(赤外線)カメラが搭載されており、フラッシュライトの片側が赤外線LEDとなっています。
また動画撮影は、1080P画質の30fpsまで対応しています。
衛星位置システム
衛星位置システムは、GPS, A-GPSの他に、ロシアの衛星位置システムGlonass(グロナス), 中国版GPSのBeidou, EUが構築した全地球航法衛星システムガリレオ(Galileo)に対応しています。
これだけの数の衛星位置システムに対応していれば、山深い僻地でも位置情報を見失う事が無さそうです。
バッテリー
8,000mAhの超大容量バッテリーを搭載しており、52時間の音楽再生、最大1,000時間のスタンバイが可能としています。充電に関しては18W(9V/2A)の急速充電に対応しています。
対応バンド
SIM1 , 2の両スロットが4G対応なので、デュアルVoLTE待ち受けが可能です(DSDV)。5G対応は1方のメインSIM側のみとなっています。
ドコモ:4G帯(LTE)主要バンドであるB1、東名阪の高速通信バンドB3に対応していますので、都市部での使用は問題ありません。またプラチナバンドB19にも対応していますので、高い建物の影や地下、郊外での通信にも強いです。また3G帯のプラスエリアB6に対応しているので、僻地や山間部で若干電波が掴みやすくなります。
SoftBank(Y!モバイル):主要LTEバンドB1,B3及びプラチナバンドB8、/ WCDMAのB1,B8の全てに対応していますので、日本国内での使用は問題はありません。
AU:主要バンドのB1、プラチナバンドB26(18を内包) に対応しています。通話に3G帯 BC0(CDMA2000) を使用する非VoLTE SIMにも対応していますが、AUバンドの場合は要検証となります。
【 対応バンド 】
3G WCDMA:
B1/B2/B4/B5/B6/B8
TD-SCDMA:
B34/39
4G FDD-LTE:
B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12
B13/B17/B18/B19/B20/B25
B26/B28A/B28B/B66
TDD-LTE:
B34/B38/B39/B40/B41
CDMA:
BC0/BC1/BC10
まとめ / 価格
昨年末、Blackviewから発売された、赤外線サーモグラフィカメラ搭載スマホ「BV9800 Pro」が話題になりました。
今回のOUKITEL WP7が採用したUV-Cライトは、明らかにコロナ対策機能ですが、照射時間はどれくらいで殺菌できるのかが気になります。
ドアノブに数秒照射するだけで効果があれば欲しいです。
赤外カメラは、先日も「Oneplus8 / 8 Pro」のカメラフィルターの1つが、黒い服が透けて見えるという事で問題になったばかりです。
服透け対策がされていないようなら、逆に人気になってしまうかもしれませんね。
OUKITEL WP7の価格は、$ 449.99。海外ECサイトではプリセールを実施しており、$ 299.99で販売されています。モジュールセット版は100ドル高くなります。
商品名 | クーポン | 価格 | 期限 |
---|---|---|---|
OUKITEL WP7 | BGWP7 | $ 299.99 |
~6/16 |
OUKITEL WP7 モジュールセット |
BGWP7S | $ 399.99 |
~6/16 |
ECサイト/割引クーポン
今回ご紹介した端末の割引クーポンが発行されている場合があります。
下記ページからチェックしてみて下さい
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