夏だ!海だ!プールだ!という事でスマホを水辺に持っていく機会も増えると思います。そこで今回は百均の防水スマホカバーは実用に耐えるのか実験してみました。
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ダイソー「防水クリアケース」
今回ダイソーで購入してきたケースはこちら
取扱い注意事項を読むと「生活防水で、濡れた手でも安心してスマートフォンをご使用いただけます」と書いてあります。また、「水圧によって浸水することがありますので水の中には絶対に入れないでください」とあります。
スキー・スノボーなどのウィンタースポーツや浜辺、プールサイド、入浴、キッチンでの濡れた手での操作などを想定している製品です。
百均防水ケースレビュー
ポリエチレン製の固いビニールで少し頼りない感じです。装着して操作してみると、違和感なくタップ・フリック・スワイプする事ができました。ビニール表面が固いので、筆者が普段使っているジョギング時に腕に付けるiPhone用アームバンドや自転車用のモノよりも快適でした。
ジッパー部分はしっかりしています
お風呂・シャワーで防水テスト
今は使っていない古いスマホを使ってお風呂場でテストしてみました。入浴しながらゲームやネット閲覧した後、四方からシャワーをあててみました。
ジッパー部分もタオルで良く拭いて取り出すと、湿り気も全くなく合格
水に沈めて浸水テスト
説明には水の中に入れないように注意書きがありましたが、水没させてみました。本物のスマホを使うのは少し怖いのでiPhoneサイズに切ったキッチンペーパーを入れてテスト
大丈夫そう・・
全く無事でした
本物のアウトドア防水ケースと比較
筆者はGoPro・防水カメラや防水iPhoneカバーを幾つも持っており、スキーや海水浴で活躍しています。そこで、本格的なスマホ防水カバーとダイソーの防水ケースを比較してみました。
筆者がいつも使っている専門の防水カバーはジッパーが二重で折り返して更に気密性をあげています。百均の物と比べるのは酷ですね。それでも、防水性が高い物は塩化ビニル樹脂で分厚く操作がモタモタします。操作性は百均防水カバーの圧勝。
シャワーどころか、iPhoneを首からぶら下げて海水浴しています。
追記:この本格的なPVCケースも100均(キャンドゥ・セリア)で販売されています。
百均防水カバーを使う注意点
何年も防水カバーを使っていますが、実はスマホを水没させてしまった経験があります。注意点を何点か列記しておきます
空気を抜いて、しっかり締める
ジッパーをしっかりと締めるというのは当然ですが、できるだけ空気が入らないようにすと更に安全です。例えばプールに落としてしまった時など、カバー内に空気が入ったまま沈むと、水圧で中の空気が上に出ようとするので、ジッパー部が開いてしまう危険性が高まります。
筆者は、「空気が入っていると誤って海に落としてしまっても浮くのではないか?」と浅はかな考えで潜水までしてしまい、結果ジッパーが少し開いて水没しました。
結露に注意
結露とは内部と外部の温度差が激しい時、空気中の水蒸気が水に変る現象です。特にスマホが冷え切った状態で、温かい室内やお風呂に入るとスマホ内部から水が発生し結露で水没してしまいます。
これは防水カメラ・防水スマホの落とし穴でもあるのですが、外部は頑丈な防水でも結露は内部から発生しますので、幾ら防水加工していても水没死してしまいます。特にゲレンデやお風呂・温泉などでの温度差が危険ですので、冷えたスマホの移動は注意してください。
知り合いが防水カメラをゲレンデから室内に持って入った時、画面内に結露ができてしまった事がありました。
使い捨て
百均の防水スマホカバーはポリエチレン製で、塩化ビニル樹脂のモノとは違い破れたり裂けたりする危険性があります。何度も使用するとジッパー部分も弱くなりますし、何度も使うと危険度が増します。ケチらずに「使い捨て」と割り切って使うべきだと思います。
シリカゲルを同封
防水カメラでおなじみの「GoPro」はシート乾燥剤を入れて使う事があります。スマホ防水カバーも、これを真似て同じくダイソーで購入したシリカゲルも一緒に突っ込んでいます。万が一の結露や少しくらい浸水しても大丈夫なのかな?と安心感が増す気がします。
専用防水カバーにiPhoneを入れて水中カメラとして使っている方も多いですね。
※追記:シリカゲルを一緒に入れない方が空気が入らずに操作がスムースでしたので訂正させていただきます。
先日「湖に1年以上沈んでいたiPhoneが無事に動いた」というニュースがありました。
ケースはやはり「LIFEPROOF 」に入れていたようです
タカシ
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