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初心者・中高年のためのiPhone初期設定の基本講座【ApplePay/アプリ/iCloud/便利機能編】

Androidから乗り換えたiPhone初心者や、女性、中高年の方から、使い方や初期設定についての質問を良く受けます。
また中高年の方の使い方を見ていると、設定・サービス内容を勘違いして、損をしていたり不便な使い方を続けているケースが目立ちます。

私は今まで、あちこちで何度も何度も同じ説明をしてきました。もうオウムのように繰り返すことに疲れました🤷‍♂️

また教えたくても時間が無かったり、面倒で見て見ぬふりをしてスルーしてしまう事も多々あります。

今回は、このページを見せるだけで解決できるよう、備忘録として記事にしてみました。

iPhoneを使うなら ”これだけは知っておけ!この設定だけは必須!”という超初歩的なiPhone講座です。

 

iCloudプランと設定について

iCloudを使っていると、ある日急に「iCloudストレージの空き容量が、残り25%しかありません」「iCloudストレージの保存容量がもう少しで上限に達します」という怖い通知・メールが届きます。しかし言いなりにプランを上げずに使い方を見直しましょう。


「iCloud」は、Appleのクラウド型ファイルストレージおよびサービスプラットフォームです。
簡単に言うとiPhone設定のバックアップ先、写真、ファイル、メモなどの保存に使えるサービスです。

プラン 料金 
5 GB 無料
50 GB 月額 ¥130
200 GB 月額 ¥400
※ファミリーと共有可能
2 TB 月額 1,300
※ファミリーと共有可能

このサービスは、上手に付き合う必要がありますが、利用方法を勘違いしている初心者や中高年の方が非常に多いです。

先日も知り合いの女性同士の会話で「また写真の保存容量が足りなくなったんだ。またiCloudのプランを上げなきゃ」と話していました。

「写真の保存先容量を買い足す」「iCloud = 写真の保存容量」と、Apple税的な間違えた捉え方をしている人を見かけます。
iCloudに追加料金を支払わなくては、もう画像が撮影・保存できない!写真や動画をAppleに人質に取られている!と認識している人も居ます。

確かにiCloudバックアップを利用すると、自動的に端末内の写真や動画がバックアップされるので便利です。
しかしながら iCloudを利用しなくても写真は保存できますし、容量の大部分を占める写真・動画の保存は別のネットストレージを利用すると余計な料金が発生しません。

iCloudはiPhone設定・連絡先などのバックアップ先としてだけ使うと、初期の無料プラン5GBだけで十分に足ります。

 

iCloudの設定方法

写真 / 動画のライブラリを除外してバックアップする方法を解説します。メディアファイルの、保存先を決めてから実行するようにして下さい。

設定アプリを開き、プロフィールアイコンから「iCloud」をタップ。
写真の項目をオフにします▼

 

次にそのまま「iCloud」の項目で「iCloud Drive」をオン▼

 

バックアップしたいアプリをチェックをオンにして「iCloud」のバックアップをオン▼

 

次に写真とムービーの保存先を他に指定します。
写真・動画の保存にお勧めのネットストレージは「Amazonフォト」「Googleフォト」の2サービス。枚数無制限で保存できます。

Amazon Photos

開発:AMZN Mobile LLC
評価:
無料※プライム会員のみ

Amazonのフォトストレージサービス。Amazonプライム会員なら無料で利用する事が可能で、無圧縮のオリジナル画像(RAWファイルにも対応)を無制限で保存する事ができます。Webブラウザ上での管理はもちろん、PCやスマートホンのアプリでも同期・管理が可能となっています。
ただし動画は対象外となっていますので、別途保存先を考える必要があります。

 

Google フォト

開発:google, Inc.
評価:

無料

Googleの提供する写真・動画専用のオンラインストレージサービス。容量無制限なので、メディアファイルはGoogleフォト、他のファイルはGoogleドライブやDropBox、OneDriveなどのネットストレージに保存するのが主流です。
※ 2021年 6月より写真の保存上限が15 GBまでに制限されます。それ以前にアップロードしたデータは対象外なので、今のうちにパンパンにアップロードしてしまうという使い方もあります。

 

モバイルデータ通信の節約設定

自宅や職場にWifi環境がある場合、Wifiに接続した時のみアプリの更新をする設定にしておきます。

これを有効にしておかないと、アプリが自動的に外出先でモバイルデータを使って大容量のデータを更新してしまいます。
ゲームなどをインストールしていると、データ更新だけで毎月ギガ単位で使う事にもなりかねません。

設定アプリを開き「一般」から「Appのバックグラウンド更新」をタップ▼

 

「Appのバックグラウンド更新」を開き「Wi-Fi」にチェックを入れます▼

 

画面ズーム・拡大鏡機能

iPhoneには画面をズームして拡大する機能と、端末のカメラを拡大鏡として使う機能が実装されています。
これらを活用するす事で、視力が弱い方や老眼の人でも快適に使えます。

画面ズーム機能

画面ズームは、ピンチアウト(指で画面を広げる)で拡大できないWebページやアプリ内の文字を拡大して確認する事ができる機能です。
iPhone 12 miniや第二世代SEのような画面が小さい端末では、結構使える機能です。

いつでも画面を3本指でダブルタップで拡大・元のサイズ切替▼

 

設定アプリを開き、「アクセシビリティ」>「ズーム」の順にタップ。
ズーム機能をオンに切り替えます▼

 

拡大鏡機能の設定

拡大鏡機能は、アウトカメラをルーペ替わりに使える便利な機能です▼

ライトを使って明るくしたり、スライダーで拡大率を調節する事もできます。

【拡大鏡を開く方法】

  • iPhone X 以降、Face ID 搭載の iPhone:サイドボタンを 3 回押す
  • 第2世代iPhone SE / 8 以前のホームボタン搭載モデル:ホームボタンを 3 回押す

拡大鏡をコントロールセンターに追加しておくこともできます。

「設定」>「コントロールセンター」の順に選択し、「コントロールをカスタマイズ」をタップします。
「拡大鏡」の横にある追加ボタン をタップ▼

 

コントロールセンターを引っ張り出してタップするだけ▼

 

Apple Pay・モバイルSUICAの使い方

スマホをかざすだけで決済できる非接触決済サービス「ApplePay(アップルペイ)」やモバイルSUICAは、便利ですが登録と使い方が難しいと思い込んで利用していない人も多いですね。

どちらもiPhoneの指示に従って進めるだけで、簡単に登録・使用する事ができます。ApplePay登場当時は、モバイルSUICAは手持ちのカードしか登録できませんでしたが、今はカードを持っていない人でも登録できます。

 

カードの登録方法

Wallet(ウォレット)アプリを開く▼

 

「追加する」をタップし、クレジットカードか交通系ICカード(PASMO/Suica)を選択▼

 

画面の案内にそって、iPhone で交通系 IC カードを新規作成するだけ▼

定期などの既存のカードを追加する場合「お手持ちの交通系ICカードを追加」をタップします。

ApplePAY支払いのクレジットカードもWalletから簡単に追加できます。しかしカード発行元によっては、カードを Wallet に追加するために専用の App をダウンロードしなければならない場合もあります。
また登録するカード会社によって、iDと Quicpayのいづれかが決まっており、自分で選択する事はできません。

 

エクスプレスカードの設定

エクスプレスカードとは、iPhoneの画面が消えている状態でも、端末をリーダーにかざすだけで使えるデフォルトのカードの事です。

ApplePayを起動しなくても使えるので、SUICAやPasmoをエクスプレスカードに設定しておくのが定番です。

Walletアプリを開き、SUICA(交通系ICカード)をタップ▼

 

「…」(設定)を開きエクスプレスカード設定からオンに切り替える▼

 

ApplePayの使い方

【ApplePayを開く方法】

  • iPhone X 以降、Face ID 搭載の iPhone:サイドボタンを 2 回押す
  • 第2世代iPhone SE / 8 以前のホームボタン搭載モデル:ホームボタンを 2 回押す

起動したらカードを選択して、認証すると「リーダーにかざしてください」と表示され支払えるようになります▼

iPhoneのFelica用アンテナコイルは、カメラの隣付近にあるので頭側をかざします。

 

バッテリー残量の数値表示

Face ID 搭載タイプのiPhoneは、ノッチがあるのでステータスバーにバッテリー残量の数値が表示されません▼

 

バッテリーアイコンからは、何となく残量を読み取る事ができます。しかしこれでは不便なので、ウィジェットで表示しておきます▼

画面を長タップして編集画面にして、左上の「+」をタップ。
バッテリーを選択します▼

 

「バッテリーの状況」が表示されるので「ウィジェット追加」をタップ▼

 

iPhoneを探す

「iPhoneを探す」は、紛失・盗難にあった時に自分の端末の位置をGPSを使って調べられる機能です。
Apple端末以外でも、PCからでもブラウザを使い「 iCloud – iPhoneを探す」からログインする事で、端末を見つける事ができます。

iPhoneを探すは、初期設定ではオンになっています。しかしながら、私の周りでは家族に自分の現在位置がバレたくない?とか、個人情報が漏れるのでは?という理由からオフにしている人を何人も見ました。

昨年も、iPhoneを無くしたという相談を受けましたが、彼は「iPhoneを探す」をオフにしていて戻って来ませんでした。それどころかGPS(位置情報サービス)もオフにしていたようです。浮気していたようで、神経質に厳重に設定したのが原因との事。同情の余地がありませんね。

位置情報をファミリーで共有しないでも「iPhoneを探す」だけを有効にする事が可能です。

プロフィールから「探す」をタップ▼

 

「iPhone」を探すをタップして、全てをオンにする▼ここで「位置情報を共有する」にチェックを入れると、ファミリー全員がiPhoneを探すアプリで位置情報を見る事ができます。

また、位置情報は常にオンにして置く事をお忘れなく。
「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」の順に選択し、「位置情報サービス」をオン

 

初心者・中高年のiPhone設定講座まとめ

今回は、初心者や中高年の方に、是非知っていて欲しい初期設定について解説しました。

特に iCloudについては、使い慣れている方も当たり前のように写真・ムービーの保存先として課金していたりします。
周りの人間達も10年以上iPhoneを使っているので、写真や動画が溜まる一方。最上位プランの2TBに契約している人も居ます。

iPhoneを間違えた使い方をしているご両親や知り合いの方が居ましたら、このページを教えてあげて下さい。

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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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