巣籠もり需要で、コンパクトで高コストパフォーマンスのPCスピーカーが人気です。
テレワークやオンライン授業では、長時間パソコンの前に居る事が多いので、綺麗な音で聴きたいと思うのは当然でしょう。
ノートパソコンやモニター内蔵のスピーカーを使って、一日中作業するのはさすがに厳しい。疲れてしまいますよね。
そこで今回は、特に人気の2機種「Creative Pebble V2」「Amazon Basics V620」の実機を比較レビューしてみます。
スペック
Creative Pebble V2 | Amazon Basics V620 | |
---|---|---|
型番 | SP-PBLV2 | V620BLACK / V620SILVER |
スピーカー出力 | 4W×2/8W RMS (ピーク出力 16W) |
RMS 1.2W × 2(2.4W) |
ドライバー | 2インチ | 不明 |
周波数特性 | 100Hz~17kHz | 80Hz-20kHz |
電源 | USBバスパワー | USBバスパワー |
インピーダンス | 不明 | 4 Ω |
入力 | 3.5mmステレオ ミニジャック |
筐体比較
この記事では、2機種の違いについてのみ比較してゆきます。外観などの詳細は各レビュー記事を参照下さい
レビュー記事:「Creative Pebble V2」「Amazon Basics V620」
Pebble V2は、ソフトボールより少し大きい球型の筐体▼
V2は右サテライトスピーカーの裏に、高出力モードに切り替える「ゲインスイッチ」が配置されています▼
Amazon Basics V620は、驚くほどコンパクトです▼
小さいですが、重さは約 645グラムと重量感があります▼
ペットボトルと比較したサイズ感▼
BASS振動板
Pebble V2の背面には、大き目のパッシブラジエーター(BASS振動板)を配置しています▼
画像は保護フィルムを剥がす前です
超小型ながらにAmazon V620にも搭載しており、スピーカーと台座の間に底部ラジエーター(BASS振動板)がチラッと見えます▼
デザイン
パソコンの両脇に置くと、Pebble V2は丸いデザインが可愛い感じ。一方AmazonV620は、ゲーミングスピーカー風の光が、メカメカしくてお洒落です。しかしながら、LEDの光が常に目に入るので目障りと感じる人も居ると思います▼
Pebble V2をモニター両脇に置いた様子▼
ケーブルの長さ
アマゾンV620のケーブルの長さは、実測で左右サテライト スピーカー間で 約80センチ。ライン入力ケーブル / 電源用USBケーブル 約110センチ。左右のスピーカーの間隔を離して置きたい人にとっては、少し短いです。
一方、PebbleV2のケーブルの長さは、左右サテライト スピーカー間で 約135センチ。ライン入力ケーブル/ 電源用USBケーブル 約120センチ。
ボリューム・電源スイッチ
差が大きく出てしまう点は、ボリュームスイッチ周りです。Pebble V2は右サテライトスピーカー側に、電源スイッチを兼ねたボリュームつまみが実装されています。
一方Amazon v620は、右サテライトスピーカー側のコードに、ボリュームスライダーがあるだけです。
普段パソコン側でボリュームを調整すれば良いので、ボリュームスイッチは関係ありませんが、チープ感が否めません。
またV620には、電源スイッチが存在しないので、USBケーブルを引っこ抜く必要があります。電源を入れた状態だと、常に青色LEDが点灯し続けるので、結構目障りです。
音質チェック
Amazonベーシック v620は、ファーストインプレッションでは、音の解像度が低く感じました。
しかしながら2週間使っていると、エージングか耳慣れか分かりませんが、意外と音の情報量がある事に気が付きました。
高音で綺麗に透き通った音質で、全音域でムラなく鳴っている印象です。
しかしながら、小型で出力も2.4Wしかないので、何を聴いても高音寄りの神経質な音質に感じてしまいます。音圧が弱く低音が苦手で、ドンドン迫力のEDMサウンドを聴いても、コンコンという音に聞こえます。しかしながら、パッシブラジエーターを搭載しているだけあって、腹に響く振動があるから不思議な感じがします。
Pebble V2の方も高音域から低音までムラなく鳴りますし、低価格のスピーカーとは思えないほどの解像度があります。
どちらかと言うと低音が強めなので、ビリーアイリッシュBAD GUYを大音量で聴くと、マウスを握る手がビリビリ痺れるくらいです。
ただし音楽によっては、低音が強いあまり、籠ったように聞こえる傾向があります。
音もクリアで透明感が高く、ライブ音源では臨場感があり、定位感や音場の広さも再現できていると思います。
2機種の音質を比較するため、音楽を交互に鳴らした動画を造りました。YouTubeにアップロードしておきました▼
ノートパソコンやスマートホンでの視聴は、イヤホン・ヘッドホンを使うと違いが聴き取りやすいと思います。
まとめ
音質につきましては、以前のレビュー記事から再評価しました。どちらも売れているだけあって、低価格スピーカーとは思えない音質です。
私はCreative Pebble V2の方を選んで、使い続けています。Amazon ベーシックV620も繊細な音が鳴って綺麗なのですが、やはり繊細すぎて神経質な音質が疲れます。また低音が弱いのもEDM好きな私にとってはマイナスでした。
単独レビュー記事:「Creative Pebble V2」「Amazon Basics V620」
AmazonベーシックV620の価格は1,880円。何故か4個まとめ買いセットばかりが在庫があり、単品の購入は品切れで予約待ち状態が続いています。
Pebble V2の価格は約3000円。もともと2980円でしたが、最近の人気で価格が上がっています。低音がそれ程必要ないという方は、無印 Pebble の方をお勧めします。
通常モデル▼
通常モデルはホワイトもあります▼
タカシ
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