中国メーカーOPPO傘下のスマートフォンメーカーOnePlus(ワンプラス)より、新Androidスマートフォン「OnePlus Nord N10 5G」が発表されました。
OnePlus NORD N10 5Gは、OnePlusの最新8シリーズのライトモデル「Nordシリーズ」の5G対応新モデルという位置付けです。
OnePlus Nord N10 5G スペック
OS | Oxygen OS Android 10ベース |
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SoC | Qualcomm Snapdragon 690 |
GPU | Adreno 619L |
ディスプレイ | 6.49 インチ 2,400×1,080(FHD+) |
RAM | 6 GB |
ROM | 128 GB |
外部ストレージ | MicroSD 最大 512 GB |
リアカメラ | 6,400万画素(f/1.79):メイン 800万画素(f/2.25):119°超広角 200万画素(f/2.4):マクロ 200万画素(f/2.4):モノクロ |
フロントカメラ | 1,600万画素(f/2.05) |
SIM | NanoSIM + NanoSIM DSDS対応 |
認証方式 | 指紋認証、顔認証 |
防水 | 非対応 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.1 |
バッテリー | 4,300mAh |
充電 | 有線充電:30W(5V/6A) ワイヤレス充電:非対応 |
対応バンド | 2G GSM: 850/900/1800/1900 3G WCDMA: B1/B2/B4/B5/B8 CDMA: BC0 4G LTE-FDD: B1B1/2/3/4/5/7/8/12/17/20/28/66 LTE-TDD: B38/39/40/41 5GNR:(Sub6) n1/3/7/28/41/66/78 |
GPS | GPS/ A-GPS / GLONASS / GALILEO / BDS |
インターフェイス | USB-C |
サイズ | 高さ: 163 mm 幅: 74.7 mm 厚さ:8.95 mm |
重量 | 190グラム |
筐体レビュー
ディスプレイはパンチホール型のノッチを採用しています。
画面サイズは、6.49インチ、解像度2,400×1,080の(FHD+)スクリーン。IPSを採用しており、リフレッシュレートは90Hz
指紋認証は端末背面に配置され、顔認証システムも搭載しています。通常OnePlus端末にはiPhoneのような、マナーモード用のスライドスイッチが配置されていますが、N10には採用されて無いようです。物理ボタンは通常のAndroid端末と同じく、ボリュームボタンと電源ボタンのみとなっています。
カラーバリエーションは、ブルー系(ミッドナイトアイス)のみ▼
バッテリー容量は、 4,300 mAh。USB-Cを使った有線充電は 30W(5V/6A)の急速充電に対応しています。Qi(チー)ワイヤレス充電には非対応です。
Oneplusのオリジナル技術のワイプチャージ30Tにより、30分で空の状態から一日使えるだけの充電が可能としています。
スピーカーはデュアルスピーカーを採用。OnePlusの端末は、随分前から3.5mmイヤホンジャックを排除していましたが、N10では復活しています。
プロセッサー/メモリー
プロセッサーにはクアルコムのチップセット「Snapdragon 690」を搭載しています。Snapdragon 690は、6シリーズとしては初めて5Gに対応しました。QSD690は、CPUにKryo 560、GPUにAdreno 619Lを搭載し、Snapdragon 675と比較してパフォーマンスは最大20%向上しています。AnTuTuスコア(v8)は現在不明です。Snapdragon 675は、21.0万ポイントでしたので、24-26万ポイント前後と予想されます。
ミドルレンジの最上位クラスですね。ハイエンドモデルには少し及びませんが、これだけの処理性能があれば、動かないゲームはありませんし、どんな作業もストレスフリーで行えます。
メモリ/ストレージの組み合わせは、(RAM / ROM )6 GB + 128 GB 構成のみです。またOnePlusでは外部SDカードには非対応でしたが、N10では、最大512 GBのMicroSDカードに対応しています。
Oneplus 8 Proのメモリは新世代LPDDR5規格を採用していますが、こちらは無印Oneplus8/無印NORDと同じLPDDR4Xとなっています。ストレージの規格に関しても、8/8PlusはUFS 3.0規格を採用していますが、NORDファミリーはUFS2.1です。
公式サイトのスペック表には、Oneplusシリーズ独自の「Fnatic Mode」に関しての記述はありませんでしたが、Oxygen OSの機能なので搭載されていると思われます。
Fnatic Modeは、端末内の全てのリソースをゲームだけに集中する事で、3Dグラフィックがグリグリの重いゲームであっても、より快適に低遅延で遊べるようになるOnePlus独自の機能です。
画像はOneplus 8 plus
カメラ
インカメラは、ディスプレイ内の左上に配置されたパンチホール内に格納されています。1,600万画素(F/2.05)を採用。ポートレートモードで背景をボカシた、美しい写真撮影が可能としています。
リアカメラは、クアッド(4眼)カメラの構成
構成は、6,400万画素(f/1.79)のメインカメラ、サブカメラには800万画素(f/2.25)の119°超広角カメラ、200万画深度撮影用(F/2.4)モノクロレンズ、200万画素(f/2.4)マクロカメラのクアッド構成となっています。
夜景モード+119度の超広角撮影は美しくて壮観です。色々と楽しめそうなカメラですね▼
動画録画は、インカメラ(セルフィ―側)が1080p/60 fps、アウトカメラは4K/30 fpsまで対応しています。
対応バンド
SIM1 , 2の両スロットが4G対応なので、デュアルVoLTE待ち受けが可能です(DSDV)。また5G(Sub-6)にも対応しています。
ドコモ:4G帯(LTE)主要バンドであるB1、東名阪の高速通信バンドB3に対応していますので、都市部での使用は問題ありません。プラチナバンドB19には非対応なので、高い建物の影や地下、郊外での通信で若干弱くなります。また3G帯のプラスエリアB6には未対応なので、僻地や山間部で若干電波が掴み難くなります。
5G帯に対しては、Sub6のn78のみに対応していますが、ミリ波(n257)非対応です。一応ドコモ端末で5Gバンド回線は使えます。
SoftBank(Y!モバイル):LTEバンド1,3,8 / WCDMAバンド1,8の全てに対応していますので、日本国内での使用は問題はありません。
5G帯に対しては、Sub6/ミリ波ともに非対応です。
AU:LTEバンドB1には対応していますが、プラチナバンドB26(18を内包)非対応なので利用できるエリアは限定的です。また通話に3G帯 BC0(CDMA2000) を使用する非VoLTE SIMには未対応です。
Sub6のn78のみに対応していますが、ミリ波(n257)非対応です。au端末で5Gバンド回線は使えます。
【 対応バンド 】
2G GSM:
850/900/1800/1900
3G WCDMA:
B1/B2/B4/B5/B8
CDMA:
BC0
4G LTE-FDD:
B1B1/2/3/4/5/7/8/12/17/20/28/66
LTE-TDD:
B38/39/40/41
5GNR:(Sub6)
n1/3/7/28/41/66/78
OnePlus NORD N10 5G まとめ、価格
- OnePlus NORD N10 5G(6GB + 128GB)329ユーロ(約45,000円)
OnePlus NORD N10 5Gは、7月発売の無印Nordと比べ(399ユーロ)より安いです。
それでいて搭載プロセッサーがグレードアップしており、OnePlusが排除していた外部ストレージや3.5インチステレオジャックを搭載するなど、使いやすい端末となっています。
しかしながら、無印Nordが有機EL液晶に対して、N10はIPS液晶を採用しており、フロントカメラ性能が大きくスペックダウンしています。
ちなみに無印NORDのフロントカメラは、SonyのIMX616を搭載した3,200万画素+800万画素超広角レンズの2眼カメラを採用していました。
ライトモデルの位置付けの端末ですが、ゲームをプレイするには十分な処理能力を備え、高リフレッシュレート画面など、バランスの取れた良い端末に仕上がっていると思います。
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