中国のスマートホンメーカー BLACKVIEWより、タブレット端末『Blackview Tab 12』が発売となりました。さっそく手元にやってきましたので、実機レビューをしてみたいと思います。
Tab 12は、10.1インチのディスプレイを搭載した大型画面のタブレット端末。高コスパプロセッサーと言われているUnisocの SC9863A を採用することにより、低価格を実現しています。
レビュー・フラッシュ
ステレオスピーカーで臨場感あふれる音質
SIMを挿して単独使用が可能
VoLTE対応のデュアルSIM
スタンドにもなる専用ケース付き
1,920×1200解像度の2Kスクリーン
6,580mAhの大容量バッテリー
4種の衛星位置システムで掴みが早く正確
Tab 12 スペック
OS | Android 11 |
---|---|
SoC | Unisoc SC9863A |
ディスプレイ | 10.1 インチ 1920 x 1200 ピクセル IPS液晶 |
RAM | 4 GB |
ROM | 64 GB |
外部MicroSD | 最大 1TB |
リアカメラ | 1,300万画素 |
フロントカメラ | 500万画素 |
防水 | 非対応 |
Wi-Fi | 802.11 b / g / n / ac |
GPS | GPS/GLONASS/BDS |
Bluetooth | 5.0 |
対応バンド | GSM: B2 / B3/B5/B8 WCDMA: B1/8 FDD-LTE: B1/B3/B7/B8/B20 / B40 |
バッテリー | 6,580mAh |
サイズ | 幅:157.45 mm 高さ:238 mm 厚さ:7.4 mm |
重量 | 460 g |
開封の儀
【セット内容】
TAB 12本体、専用ケース、USBアダプタ、USB-Cケーブル、SIM取り出しピン、取り扱い説明書
※ 取り扱い説明書は日本語に対応しています
付属のUSBアダプタは 5V/ 1.5A程度で、メーカー独自の急速充電システムもありません。無理して使う必要はないでしょう。
筐体
ディスプレイは 10.1インチの2Kスクリーン(2000 x 1200)。アスペクト比16:10のIPS液晶を採用しています。
IPS液晶ですが発色も悪くなく、視野角度は浅い角度からでも見えます。メディア端末としては十分に合格点だと思います▼
ゼル幅は上下・左右の全てが実測で 約10.4ミリ
インカメラは画面を横にした時に上側に来るように配置されています。
ボディはメタルとプラスチックで形成されています▼
カラーバリエーションは、グレー、シルバー、ブルーの3色展開▼
技適マークも取得していますが、グローバルモデルに後付けした感が否めませんね▼
背面左上には13.0MPのカメラが配置されています。少し出っ張ってますので、カメラ保護フィルムなどの対策は必要かも。
端末の上側にはボリュームボタンとスピーカーが1つ配置されています▼
端末の下側はUSB-Cポートとスピーカー、SIMスロット、ミニステレオジャックが配置されています▼
3.5mmミニステレオジャックは角にあります▼
また別売りのドッキング式のマグネットキーボドとドッキング可能な設計です▼
SIMカードスロットは2枚挿しが可能で、スロット2の方はMicroSDカードと排他利用する形式です。
カメラはアウト1300万画素、インカメラ500万画素▼
バッテリー容量は6,580mAh。約4時間の動画視聴が可能としています。
専用ケース
TAB 12は、最初から専用ケースが付属しています。
iPad風の定番ケースで、スタンドにもなります。
内部レビュー
バンドルアプリは、Google系の基本アプリに加えてWPSオフィスやゲームが幾つかインストールされています。
消せないメーカーのアプリは入っていないので、アンインストールすれば容量、動作ともに余計な負担がありません。※ ボカシてあるアプリは検証用に後で入れたアプリです。気にしないでください。
ベンチマークテスト
AnTuTu Benchimark (v9.4.0)を使って処理能力をテストしてみます
総合スコア: 112,544ポイント
CPU:31,960ポイント
GPU:13,474ポイント
搭載するプロセッサーは、Unisoc SC9863A 。エントリーモデルのタブレットです。メモリー構成は、 内部ストレージ64 GB、RAM 4GB を搭載しています。
かなりシビアなベンチマークスコアですが、一般的なアプリでモタつく事はありません。
どの程度の使用まで耐えられるか、ゲームを動かしてみました。
エントリーモデルのスマートホンでは動かない事が多い「ウマ娘」を入れてみると、あれ?普通に遊べました。
レースの画面でも滑らかとまでは言えませんが、カクつく事なく遊べました。でも、ホーム画面などの切替時にモタモタしていて、結構イライラさせられます。
カメラ
Tab 12のカメラは、フロント5MP・リア13.0MPを搭載しており、タブレットとしては高解像度です。
設定できる項目は少な目ですがオートフォーカスに対応しており、ピント合わせも早くソコソコ綺麗な写真が写せます。
HDR機能を搭載しており、タブレット端末としては画質は良い方だと思います。彩度が高い盛った写真を撮影する機能やフィルター類はありません。盛りたいならばスノーなど、外部アプリを使う必要があります。
クアッドスピーカー・動画視聴
スピーカーはデュアルスピーカーを搭載しています。
画面を横向きにした時に左右になる配置です。それほど高音質ではありませんが、動画視聴していても音が割れたりチャカチャカする事もありません。
自然に動画を楽しむ事ができました。
バッテリーの持ちはあまり良くなく、動画の再生で約4時間としています。これは少し非力なSoCなので、端末の発熱問題で仕方ないのだと思います。
価格・まとめ
前モデルの Tab11 は、SoCにUnisoc Tiger T618 を搭載しており、Antutu ベンチは約224,938ポイント(公称値)のミドルレンジ端末でした。新TABシリーズは、ミドルレンジよりお手頃価格のエントリーモデルへと路線変更しています。ニューモデルは処理性能的にはダウンしていますが、その分 価格が100ドルほど下がっています。
記事本文では触れていませんが、GPS機能が結構優秀でした。私のパソコン部屋は、廉価スマホだとGPSの掴みが悪いのですが、Tab12はマップアプリを起動した途端にピタッと位置を特定してくれます。車に積んでおいてナビ代わりにも使えるレベルの精度だと思います。
BlackviewTab 12の標準価格は 20,900円。Amazon.co.jpの公式ショップでは、3,000円引きのクーポンが発行されています。
またメーカーさんの方から¥2,000 OFFのクーポンを発行して頂いています。
コード:BVTab122000
有効期間:~2022年7月 3日 23:59まで
※ メーカーさんの方からサンプル品をご提供頂いてのレビューとなります。金銭の授受などはありませんので、公正な視点で製品をレビューします。
タカシ
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