中国のスマートホンメーカーAGM ブランドより新端末『AGM X2 SE』が発売になりました。AGMはタフネススマートホンに特化したアウトドア派に人気のブランドで、「AGM X2 SE」は昨年発売された『AGM X2』のライト版の位置づけとなっています。
「AGM X2 SE」は廉価版とはいえ X2から省かれた機能は環境センサー(VOC)などの特殊センサー機能のみで、SoCやカメラセンサーなどの根幹ベース部は『AGM X2』の仕様とほぼ同じです。SoCにSnapdragon 653を採用、ドコモのプラチナバンドB19に対応した防水・防塵規格 IP68認定のハイミドルレンジ端末となっています。
アウトドア好きで、何台もスマホやデジカメを水没させた経験のある人間にとっては「魅力的な堅牢スマホ」に仕上がっています。
AGM X2 SE
AGM X2 SE仕様
CPU | Snapdragon 653 octa-core 1.95GHz |
GPU | Adreno 510 |
OS | Android 7.1 |
RAM | 6GB |
ROM | 64GB |
画面サイズ | 5.5 インチ 1920 x 1080 pixels FHD |
カメラ画質 | リア:12MP+12MP フロント:16MP |
microSD スロット |
最大 128GB |
SIMカード | nanoSIM+nanoSIM DSDS |
Bluetooth | v4.1 |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11b/g/n/ac |
バッテリー | 6,000mAh |
入出力端子 | USB-C |
サイズ | 16.80 x 8.34 x 1.40 cm |
重量 | 255g |
ネットワーク | CDMA: CDMA 2000/1X BC0 3G: WCDMA B1/B2/B4/B5/B8 TD-SCDMA B34/B39 4G: FDD-LTE B1/B2/B3/B4/B5/B7/ B8/B12/B17/B19/B20 TDD-LTE B38/B39/B40/B41 |
GPS | GPS, A-GPS, GLONASS, BDS |
AGM X2との違い
「AGM X2 SE」はAGM公式サイト上にはプロダクトページが完成していません。それ先んじて海外ECサイトGearBestより発売が開始されており、今現在は販売ページ上のスペック表のみとなっています。
兄貴分のAGM X2は「VOCセンサー搭載」の世界初のスマートホンとして話題になりました。SEのスペック表からはVOCセンサーに加え気圧・温度・湿度が削られています。VOCセンサーとは人体に有害な化合物を検出するセンサーです。喘息持ちの人やPM2.5が気になる人以外はあまり必要だとは思えません。
またAGM X2には「AGM APP」というアウトドア専用アプリが搭載されています。しかしながらセンサー類が簡略化されたSEにはバンドルされていません。
AGM X2 のVOCセンサー▼
それ以外の変更点は「AGM X2 」ではROMが64GBと128GBの2モデルが用意されていましたが、SEでは64GBの1モデルのみとなっています。またX2では水に浮くフローティングケースが標準で付いてきましたが、SEのセット内容からは消えています。以前YouTubeで、フローティングケースのレビュー動画を観ましたが、このフローティングケースは巨大で実用的では無いように見えました。あまり残念ポイントにはならない気がします。
筐体レビュー
アウトドアスマホ独特のフォルムですが、フレームにごっつさが感じられません▼
6000mAhの巨大バッテリーを搭載し480時間のスタンバイが可能としています▼
インターフェイスはUSB Type-C、Quick Charge3.0の急速充電に対応しています。中華スマホは付属のUSBアダプターでしか急速充電できない機種が多いので、標準規格のQC対応はポイントが高いです。
ディスプレイには AMOLED(アクティブマトリクス式有機EL)を採用▼
性能レビュー
CPU(SoC)にはSnapdragon 653 Octa Core 1.95GHzを採用し 6GB RAM/ 64GB ROM積んでいます。スナドラ653はAntutuスコア90,000くらいにはなりますので、ハイスペックモデルに片足を突っ込んだ程度までの性能が期待できます。
それに加えアウトドアスマホにも関わらず5.5インチの大画面 + 有機ELの鮮やかディスプレイを採用しています。これだけのスペックがあれば、普段使いでも全く支障がないレベルでしょう。ただし重さが250gと少しずっしり感がありますね。
位置情報システム
AGM X2 SEの位置情報機能にはGPS、AGPSに加えロシアの衛星システム「GLONASS」、中国の「BDS」も対応し、包括的なナビゲーション衛星システムを備えています。
何千もの衛星が地球上のあらゆる場所をカバーする事になるので、山中や僻地でも安定した位置情報を掴む事ができます。
防水・防塵性能
AGM X2 SEはIP68認定を取得し、米国では軍事規格の最高峰 MIL-STD-810Gを取得しています。
気温-30℃~60℃対応、水深1.5mの防水性能、99%の防塵性を備えた脅威のタフネススマホです。
カメラ性能
AGM X2 SEはタフネススマホでは疎かになりがちなカメラに力を入れており「美しい自然を撮影したい」という要望を満たすカメラ性能を備えています。1.5mまでの水中での使用も可能ですので「水中カメラ」としても使う事ができます。
リアカメラに12MP + 12MP、F2.0のソニーのイメージセンサー「IMX386」のデュアルレンズカメラを搭載しています。この「IMX386」はハイスペック端末に良く採用されており、電子式手ぶれ補正、位相差オートフォーカスなど画質に定評の有るセンサーです。また低光量の環境でも鮮明に写すことができる「ローライトモード」を搭載しています。
フロントカメラには16MPの高画質カメラを搭載し、セルフィー撮影にも配慮した設計となっています▼
対応バンド / SIMカード
気になる周波数(バンド)の対応状況ですが、ドコモのプラチナバンドB19に対応しています。ドコモやドコモ系格安SIM(MVNO)では快適に使用する事ができます。
Softankの帯域B1, B8にもしっかり対応しています。注目すべき点はAU回線で利用されている3Gの通信規格の CDMA 2000 BC0に対応しています。日本国内で困る事が無さそうです。SIMカードはNanoSIM x2でDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)による2枚のSIMによる同時待ち受けに対応しています。
3G: WCDMA B1/B2/B4/B5/B8 TD-SCDMA B34/B39
4G: FDD-LTE B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B19/B20
TDD-LTE B38/B39/B40/B41
まとめ
最近はB19対応のタフネス中華スマホが次々と発売されています。しかしながらエントリーモデルが中心で、防水・防塵という事以外は特徴が無く満足できるタフネススマホは一握りです。その点「AGM X2 SE」は処理性能も満足できるレベルで、モタつきによるストレスは感じないでしょう。また一番の魅力は、カメラ性能が優れておりアウトドアでは防水デジカメ代わりに使える点が嬉しいですね。
登山ではほとんど電波が届きませんがロシアの衛星システム「GLONASS」、中国の「BDS」も対応していますので、オフラインアプリを使ってのロガーやナビなどにも十分使えそうです。
値段が張る「AGM X2」から余計な機能だけを省き、お手頃価格に設定した魅力的な端末に仕上がっていると思います。
「AGM X2 SE」は記事執筆現在、GearBestでの独占販売となっており、発売記念に100台限定のプリセールが開催されています
$449.99 → $429.99
GearBest販売ページ:AGM X2 SE(ブラック)
センサーが充実した上位モデル「AGM X2」は+1万円から購入できます▼
GearBest販売ページ:AGM X2 64GBモデル(ブラック)
GearBest販売ページ:AGM X2 128GBモデル(ブラック)
GearBestでの買い物方法はコチラ▼
※スペックが同じ性能に関してましては一部「AGM X2」の画像を使用しました
タカシ
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