中国のスマートホンメーカー Ulefone より新端末『Armor X7 Pro 』が発売されました。
Ulefone は、防水・防塵対応のアウトドアスマートホンが得意なメーカーで、最近では小型無線機能を搭載した本格的なタフネス端末までリリースしています。
Armor X7 シリーズは、 同社のアウトドア向けスマートホンの廉価モデル「Armor Xシリーズ」の最新端末で、アウトドア機能に絞り込んで超低価格化を実現した端末となっています。
旧モデルの「Armor X6」は、端末の価格を抑える為にスペックを絞り込みすぎていました。指紋認証システム未対応、非力なプロセッサーに加え、LTEバンドに未対応で、カメラ性能も貧弱で、とても実用に耐えられるスペックではありませんでした。
X7 シリーズは、その点を反省?した上でリリースされたハイ・コストパフォーマンスな廉価タフネス端末に仕上がっています。
Ulefone Armor X7 / X7 Pro
OS | Android 10.0 |
---|---|
SoC | MediaTek Helio A20 (MT6761VWE) |
ディスプレイ | 5.0 インチ 1280 x 720 Pixcels |
RAM | X7: 2GB X7 Pro: 4GB |
ROM | X7: 16GB X7 Pro: 32GB |
MicroSDカード | 最大 128 GB |
フロントカメラ | 500万画素(F/2.2) |
リアカメラ | 1,300万画素 |
SIM | NanoSIM + NanoSIM DSDS対応 |
認証方式 | 顔 /指紋 |
Wi-Fi | 802.11 b / g / n / ac |
Bluetooth | 5.0 |
バッテリー | 4,000 mAh |
対応バンド | 2G GSM: B2/3/5/8 (1900/1800/850/900) 3G WCDMA: B1/B2/B4/B5/B8 4G LTE-FDD: B1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20 |
GPS | GPS+Glonass+Galileo |
インターフェイス | MicroUSB |
防水 | IP68 / IP69K |
サイズ | 150×78.9×14.6mm |
重さ | 234 g |
筐体
画面は5.0 インチIPS液晶を採用した HD画質 (720×1280 pixels)ディスプレイ。
非ノッチ画面でフロントカメラは上部ベゼルに配置されています。アスペクト比は18:9
Gorilla Glassでは無いようですが、ハイプロテクション画面を採用しているとしています▼
ボディは、ソフトTPUとアルミニウム合金、強化ポリカーボネート素材を採用しており、落下ダメージやボディのねじれなどにも強い設計となっています。
カラーバリエーションは、ブラックとオレンジの2色▼
Armor X7が認証を受けている防水・防塵規格「IP68」とは、「粉塵からの完全保護 + 水面下で使用が可能」という保護等級です。さらに水に対しては高温、高水圧、スチームジェット洗浄の環境下でも有害な影響を受けないことが要求される「IP69K」規格、アメリカ国防総省の超堅牢試験規格「MIL-STD-810G」にも準拠しています。
水深1.5メートルの水中に30分間沈めておいても大丈夫▼
スピーカーやUSBポート、物理ボタンは防水加工が施されており、防水モードに切り替えるウォータープルーフボタンが付いています。
生体認証(ロック解除)はFaccID(顔認証)と、端末背面の指紋認証システムの二通り。
アウトドアスマートホンを使用する環境では、手袋をしていたり両手を離せない状況が多いので、顔認証が必須スペックといわれています▼ちなみに旧モデルのX6は、指紋認証システムが搭載されていなかったのですが、X7 からは再採用されていますので、顔認証システムのみというのは普段使いに不便だったのでしょうね。
グローブモード
グローブモードでは、手袋をはめたままの作業が可能です。この機能は、スマートホン対応手袋だけでは無く、厚さ1.5ミリまでの手袋やレザー手袋でも反応するとしています。
バッテリー
4,000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、430時間のスタンバイと13時間の連続通話が可能です。
インターフェイスは残念な事にUSB-Cを採用しておらず、MicroUSBポートとなっています。
内部スペック
搭載プロセッサーのHelio A20(MT6761VWE)は、Helio A22(MT6762M)の廉価モデルの位置付けで、CPUの周波数が0.2GHz、GPUは下方向にマイナーチェンジされ110MHzクロックダウンされています。
Antutuベンチマーク(V8)の総合スコアは、Helio A22で6.2万ポイントなので、Helio A20は5万ポイント台が予想されます。
X7とX7 Proの違いはメモリー、内部ストレージの構成のみです。RAMは無印 X7が 2GB、Proは 4GB、内部ストレージ(ROM)無印 16 GB ,Proが32 GB。必要最低限のスペックとなっています。
また外部ストレージは、128GBまでのMicroSDカードに対応しています。
端末サイドについているカスタムボタンは、様々な機能を割り当てる事が可能です▼
1クリック、ダブルクリック、ロングクリックの3通りのアクションを、カメラやプッシュトーク機能などに割り当てる事が可能なので、手が離せない状況でも思い通りの操作が可能です。
割り当て可能アクション▼
Ulefoneのアウトドア端末には、屋外活動に便利なオリジナルの専用アプリが多数インストールされています。
水平器/高度計/拡大鏡/水平気 / 垂直計/アラーム/心拍計 / Gセンサ/コンパス など
カメラ
リアカメラは1300万画素のシングルカメラ。前面カメラは500万画素(F/2.2)を採用しています。
カメラはウォータープルーフのレンズで、水中カメラとしても使う事が可能です▼
カスタムボタンをカメラシャッターに割り当てる事で、水中撮影に便利なカメラモードに切り替える事が可能です。
対応バンド / SIM
DSDV(デュアルSIM / デュアルスタンバイ)に対応しており、SIMカード2枚挿しでの運用が可能です。
ドコモ:4G帯(LTE)主要バンドであるB1、東名阪の高速通信バンドB3に対応していますので、都市部での使用は問題ありません。またプラチナバンドB19にも対応していますので、高い建物の影や地下、郊外での通信にも強いです。また3G帯のプラスエリアB6には未対応なので、僻地や山間部で若干電波が掴み難くなります。
SoftBank:バンド(LTEバンド1,3,8 / WCDMAバンド1,8)にも対応していますので、日本国内でも快適に使えます。
AU:主要バンドのB1に対応していますが、プラチナバンドB26(18を内包) に未対応なので、ごくごく狭いエリアでの使用に限られます。また通話に3G帯 BC0(CDMA2000) を使用する非VoLTE SIMには未対応となります。
2G GSM:
B2/3/5/8
(1900/1800/850/900)
3G WCDMA:
B1/B2/B4/B5/B8
4G LTE-FDD:
B1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20
まとめ / 価格
【標準価格】
Armor X7:$ 109.99
Armor X7 Pro:$ 129.99
性能差はRAM,ROMの容量のみですが、セール価格では数ドルしか差はありません。無印X7を買う価値はないですね。
旧モデルのArmor X6は、標準価格が$99とあり得ない程の低価格モデルでした。その分、X5からスペックを絞り込みすぎており、実用に耐えられるスペックではありませんでした。
X7 / X7 Proの処理性能やメモリー構成は、正直快適とは言い難いですが、防水機能やアウトドア特化機能が充実しているので、アウトドア専用サブ端末として使えそうな端末です。
小型低価格のアウトドアスマートホン「Cubot KINGKONG MINI」が人気ですが、この端末も対抗馬になりそうなスペックです。
またGPS機能も旧モデルから進化しており、GPS+Glonass+Galileoという構成になりましたので、Yamapなどの山ナビ系アプリなども快適に使えそうです。
Ulefone Armor X7 / X7 Proは現在、海外ECサイトBanggoodでフラッシュセール販売されています。
商品名 | クーポン | 価格 | 期限 |
---|---|---|---|
Banggood | |||
Ulefone Armor X7 | プレセール | $ 87.69 |
~6/23 |
Ulefone Armor X7 Pro | プレセール | $ 89.69 |
~6/23 |
GearBest | |||
Ulefone Armor X7 | プレセール | $ 99.69 |
~6/23 |
Ulefone Armor X7 Pro | プレセール | $ 109.69 |
~6/23 |
ECサイト/割引クーポン
今回ご紹介した端末の割引クーポンが発行されている場合があります。
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タカシ
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