ソニーは、第5世代移動通信システム(5G)対応のフラッグシップレンジスマートフォン『Xperia 5 II(エクスペリア ファイブ マークツー)』の商品化を発表しました。2020年秋以降に発売される予定です。
Xperia 5 IIスペック
OS | Android 10.0 |
---|---|
SoC | Qualcomm Snapdragon 865 (SM8250) |
GPU | Adreno 640 (700 MHz) |
ディスプレイ | 6.1 インチ 2520×1080 FHD+/AMOLED |
RAM | 8 GB |
ROM | 128 GB / 256 GB |
microSD スロット |
最大 1 TB |
フロントカメラ | 800万画素(F/2.0)広角 |
リアカメラ | 1,220万画素(F/1.7)標準 1,220万画素(F/2.4)超広角 1,220万画素(F/2.4)望遠 |
SIM | NanoSIM + NanoSIM DSDS対応 |
認証方式 | 指紋 |
Wi-Fi | 802.11 b / g / n / ac /ax |
Bluetooth | 5.1 |
バッテリー | 4,000 mAh |
インターフェイス | USB-C |
防水 | IP65/68 |
サイズ | 158 x 68 x 8 mm |
重量 | 163 g |
詳細情報
ディスプレイのアスペクト比は、21:9(映画で採用されているフォーマット)の縦長画面。ノッチを採用しない有機ELディスプレイ。
画面サイズは、今年発売のXperia 1 II(約6.5インチ)よりコンパクトな6.1インチ画面。極細ベゼルタイプを採用しています。上部フレーム部にセンサー、スピーカー、フロントカメラが配置されています。
リフレッシュレートは「Xperia 1 II」で見送られた120Hz化を実現しています。240Hzのタッチサンプリングレートに対応しており、繊細なタッチレスポンスを必要とするゲームにおいて、抜群の操作性を可能にします。タッチレスポンス速度が「Xperia 5」と比べ約35%向上。
またHDR未対応の動画(SDR)をHDR相当の画質で表示できる「HDRリマスター」機能を搭載しています。
筐体素材は、メタルフレームと高強度なCorning社のGorilla Glass 6を採用。
指紋認証は端末サイド。端末を握っただけでロック解除が可能です
防水(IPX5/8)、防塵(IP6X)に対応しており、タッチ精度が高いので、手や画面が濡れたままでも快適に操作できます。
カラーバリエーションは、 ブルー、グレー、ピンク、ブラックの4色展開
音響システム
端末には最近排除されがちな3.5mmステレオジャックを搭載。音楽CDの約3~6倍の情報量を誇るハイレゾを再生できます。ワイヤレスでも多くの情報量を伝送できるLDACに対応し、伝送しても音の劣化が少ないので、ワイヤレスでもハイレゾ音質を楽しめます。
また最近排除されがちの 3.5mmオーディオジャックを搭載していますので、遅延の無い有線接続でのゲームプレイなどが捗りそうです。
カメラ性能
カメラ構成は、メイン1220万画素(F値1.7)/メモリー積層型イメージセンサーの標準レンズ、超広角カメラ1220万画素(F値2.4)、3倍望遠カメラ1220万画素(F値2.2)のトリプルレンズ。
カメラの仕様は、Xperia 1 IIとほぼ同じですがが、暗所でのオートフォーカス(AF)速度を向上する「3D iToFセンサー」は未搭載です。
標準レンズは1 / 1.7インチExmor RS™イメージセンサーを採用。Xperia 5 以前のモデルよりも50%ピクセルが大きいため、より多くの光を受けて画質が向上しています。
Xperia 5 IIには、Sonyが一眼レフカメラ「α」シリーズで培ったAF(オートフォーカス)機能、AE(自動露出制御)機能が搭載されています。標準・望遠・超広角、全てのレンズで、被写体の瞳を自動で検出し、正確にピントを合わせる「瞳AF」に対応しており、さまざまなシーンの人物を美しく描写します。
さらに「リアルタイム瞳AF」では、カメラキーを半押しすると、AIによって被写体の瞳を瞬時に検出してリアルタイムに追従します。
動く被写体に対し毎秒60回のAF/AE演算を行い、毎秒20コマの高速連写を実現しています。この技術により動きがある被写体に対して、シャッターチャンスを逃さずに撮影することができます。
メインカメラにはZEISSレンズを搭載し、撮影アプリ「Photography Pro」ではマニュアル露出や、撮影モードダイヤルによるシャッタースピード優先オート等の設定や、ホワイトバランス、ISO感度の変更を行うことができ、本格的な撮影にも対応可能です。
動画は、4K HDR 120fpsスローモーション動画記録に対応しています
内部スペック
SoCにはクアルコムのハイエンド向けチップセット「Snapdragon 865」を搭載しています。
QSD865は、旧世代モデルのSnapdragon 855と比べCPUで25%、GPUで25%の性能が向上しています。AnTuTuスコア(v8)は約 56万ポイント。iPhone 11 Pro Maxでのスコアは約53万を超える性能となっています。
(RAM / ROM )の構成は、8 GB + 128 GB、8 GB + 256 GBの2種類が用意されています
Sony Xperia 5 II まとめ
Xperia 5 IIは、ソニーの一眼カメラ「α(アルファ)」で定評のある「瞳オートフォーカス(AF)」に対応するなど、ソニーらしい端末に仕上がっています。
さらにはリフレッシュレート120Hz駆動ディスプレイと、ゲームプレイのためにチューニングされた240Hzの残像低減技術により、ゲーミングスマートホンとしても魅力的な端末に仕上がっています。
Xperia 5 IIの価格は、価格は米国が約950ドル、欧州が899ユーロ、日本での販売価格は未発表となっています。
タカシ
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