一人暮らしの身内や親がコロナに掛かった時、安否確認や見守りを遠隔で行える方法をご紹介します。
厚生労働省は、感染者の多い地域では原則、入院対象者を重症患者や特に重症化リスクの高い人に絞り込み、入院しない人を原則自宅療養とすることを可能とする方針を公表しました。
今後、身内や知り合いでも一人暮らしで、自宅療養を余儀なくされるケースが増えてくると思います。私の周りでも一人暮らしの身内がコロナにかかってしまい、1人で自宅療養しているという話を聞くようになりました。
また東京に上京してきて独身で、実家・身内は他府県にいるという友達が数人居ます。都内にも知り合いは居るが、身の回りの世話までお願いできない。
彼らがコロナに掛かったら、私が動く必要があります。
そこでスマートスピーカーやApple Watchの機能を活かして、動きやバイタルデータの安否確認をとる方法を考えてみました。
実際に彼らが自宅療養になった時、どの方法で安否確認を取るか打ち合わせは済んでいます。
基本的には、高齢者の親の見守りに利用される手法です。深刻な状況を把握する事ができます。
中等症でもスマホはいじれない
LINEや電話で安否確認を取り続ければシンプルで良いのですが、現在はスマートホンを操作できないレベルの中等症でも自宅待機・自宅療養しないとならないケースも増えています。また元気でも数時間おきに連絡を取るのは大変ですよね。
ここ数日、都内ではSpO2(酸素飽和度)が90%を切っても入院できない状況が続いています。
“自宅療養”という甘い表現ではなく、現実を報道していただきたいです。
— おみそ先生 (@mao_26k) August 2, 2021
Apple Watch でアクティビティの情報を共有
この方法が一番シンプルにお互いのバイタル状況を把握できます。Apple Watchには、アクティビティ(活動記録)の共有機能が搭載されています。
アクティビティの共有は、友達と励まし・競い合って毎日のアクティビティをクリアするための機能です。
その機能を利用すれば、相手の消費カロリーがリアルタイムで分かります。
ページコンテンツ
友達の達成状況をチェックする
- Apple Watch でアクティビティ App を開く
- スワイプして「共有」画面を表示
- 友達をタップして、スクロールし、友達の達成状況を表示して確認
長時間この数値が動かないようなら、連絡を取って安否確認するという事になるでしょう。トイレや食事で動くだけでも、少しはカロリー使いますからね。
ただし、Apple Watchは毎日充電する必要があるので、病状が思わしくない時に充電作業ができるのか心配はありますね。
Echo Flex(エコーフレックス)のモーションセンサー・モジュール
AmazonのスマートスピーカーEchoシリーズを使えば、音声や映像での通話が簡単に行えます。しかしながら、スマートスピーカーで通話できるのであれば、スマートホンで連絡もできますね。
アレクサを活用するには、「Echo Flex」(エコーフレックス)とモーションセンサー・モジュールを組み合わせて使う方法が有効です。
Alexa とLINEの連携
一定時間、人感センサーが動きを感知しない時、LINEメッセージを送るという使い方ができます。この方法だと、連絡が無いのが良い知らせという事になりますね。
設定方法は▼
ネットワークカメラを設置
高齢の方なら、ライブカメラを設置しておくという方法も有効です。
例えば先日ご紹介したネットワークカメラ「SpotCam Eva 2」は、24時間分のデータをクラウドに保存してくれるので、動きのあった時間のみの動画を保存しておいてくれます。
一定期間動きが無いようなら、動画データがありません。その時には連絡してみる必要がありますね。
まとめ
1人暮らしの知人達とは、Apple Watchでのアクティビティの共有で安否確認を取る約束になっています。
やはりお互いにアクティビティを見られるのは恥ずかしいので、病気になるまで共有はしません。
高齢者ではないので、ライブカメラの設置やモーションセンサーは抵抗があったようです。コロナに掛かってからでは遅いので、Apple Watchを持っていない人は、この機会に購入して使い方を練習しています。
他の方法はWi-Fi環境や設定が必要なので、予め用意しておく必要があります。どれも手順が少し煩雑ですが、人を監視する事になるので仕方ないのでしょうね。
もっと手軽な方法があれば、コメントやTwitterのDMでお教え下さい。
タカシ
最新記事 by タカシ (全て見る)
- ARグラスが最大69%OFF「100台限定!XREAL開発者製品ラストセール」を実施 - 2024年11月21日
コメント