2015年にGoogleフォトがリリースされて以来、「高品質」での無制限の量の写真をアップロードする機能を提供していました。
しかしながら突然、2021年 6月1日から、Googleアカウント全体のストレージ制限である15GBにカウントされることを発表しました。
発表当時は、世の中がパニック状態でしたね。15GBを超えて詰め込んでいる方は対策や引っ越しはお済みでしょうか?
過去に私は、ハードディスクが壊れたり、DVDデータの消失、ストレージ代わりに使っていたサービスの停止など、データが全てロストした経験が何度もあります。
その経験から大切なデータは、RAID機能付きのNASと複数のサービスに分けて保存しています。Googleの制限化も予想していましたので、メディアデータのオンラインストレージの分散は万全です。
しかしながら、Googleフォトを使ってデバイス間のデータを共有していたので、正直痛いです。メインのアカウントは、Googleサブスク(Google One)に加入するか整理の必要があります。
今回はGoogleフォトの制限化に備えた小技と、6月以降の代替サービスについてまとめてみました。
無制限撤廃
2020年11月12日の午前3:02に突然、Googleフォトの公式ツイッターアカウントより、容量の制限に関する内容をツイートで発表しました。
A remarkable 28 billion new photos and videos are uploaded to Photos every week. To welcome even more of your memories and build Google Photos for the future, we are announcing a change to our storage policy.
Learn more here: https://t.co/SuS34HFjAu
— Google Photos (@googlephotos) November 11, 2020
2021年6月1日以降、アップロードした新しい 写真や動画は、すべてのGoogleアカウント(Googleドライブ/Gmail)の無料の15 GBのストレージ、またはGoogleOneメンバーとして購入した追加のストレージにカウントされます。
Googleは、変更の理由はユーザーに高品質のエクスペリエンスを提供するためであるとしています。
アップロード済の高品質の写真とビデオ
2021年6月1日以降にアップロードされた写真のみが、すべてのGoogleアカウントに付属する15 GBの制限、またはGoogleOneを介して購入された追加のストレージ容量にカウントされます。
それ以前にアップロードした画像・動画については対象外となり、容量を使い切っている場合は6月以降は追加のアップロードができなくなります。
公式の記事はこちら➡Updating Google Photos’ storage policy to build for the future
小ワザ
制限化の前にアップロードした画像・動画については対象外となりますので、それまでに詰め込んでしまうというのもアリだと思います。
また普段使いのアカウントにアップロードしていた画像や動画は、倉庫用のアカウントを作って移してしまい、6月には 15GBまるまる使える状態にしておくという方法も使えますね。
データの一括移行方法はこちら▼
注意点:Gmail、Googleドライブ、Googleフォト、それぞれのサービス利用が2年間なかった場合、利用がなかったサービスのみが削除されます。
倉庫として詰め込んでアクセスしないで放置していると、気が付いたら削除されている危険性がありますね。
代替サービスについて
Google One
そのままGoogleフォト、driveを使い続けたい場合、追加ストレージの容量は、Google Oneを介して追加のストレージを購入することができます。Google Oneは現在、100 GB が月額 250円からとなっています。
月額料金(年払い) | |
---|---|
15GB | 無料 |
100GB | 250円(2,500円) |
200GB | 380円(3,800円) |
2TB | 1,300(13,000円) |
※ 有料プランは、 Google からの特別サポート、ファミリーとのプラン共有、メンバー向けのその他の特典が利用可能です
OneDrive
OneDriveとは、マイクロソフトが提供するオンラインストレージ。Windowsのバックアップ先としてもデフォルトで設定されています。
Microsoftアカウントには無料の 5GBの容量が付属していますが、月額 224円で100GBまで容量が増やせます。
今まで Microsoftオフィスの買い切り版や互換アプリを使っていた方は、この機会にMicrosoft 365 Personalに加入するというのも一興かもしれません。1TBのオンラインストレージ容量が使えて、さらにOffice365まで使えるようになります。
月額料金(年払い) | |
---|---|
5GB | 無料 |
100GB | ¥224/月 |
1TB Microsoft 365 Personal |
¥12,984 /年 |
Dropbox Plus
ネットストレージの定番のDropBoxは、色々なアプリやサービスと連携が可能です。引っ越し先の有力候補だと思います。
またDropBoxはWEB会議サービスのZoomと連携する事が可能なことから、昨今のテレワーク需要から加入が加速しています。
無料プランでは、デバイスの接続が3台まで、容量が2GBまでと窮屈で実用的ではありません。Googleフォトからの引っ越し先として使うには有料プランのPlus以上への加入が必須です。
またDropboxの有料プランは、直接Dropboxから契約するのではなく、ソースネクスト経由で有料プランへの契約 するのがお得です。
現在、無料プランを使い続けていて、有料プランへの変更を考えて居るユーザのみならず、有料プラン契約中の方も安く継続・期間の延長する事ができます。
Dropbox Plusをメーカー公式サイトでを契約すると 47,520円/3年 (毎月払い1,320円/月)。 ソースネクスト経由で購入すると31,680円/3年(毎月払い880円/月)になります。2年分の価格で3年間契約出来る事になります。
ソースネクストでDropbox Plusのライセンスを購入すると、今現在「Dropbox Basic(無料)」を使っている場合、そのアカウントをアップデートする事が可能です。
また、すでに「Dropbox Plus」を契約中の場合、継続用のライセンスとして利用する事も可能です。
※ライセンスの継続方法などの詳細は、ソースネクストの購入ページの下にQ&Aとして表記されています。
Dropboxユーザーは、常にソースネクスト経由で有料ライセンスを購入・継続すべきと覚えて置いて下さい。
Amazon Photos
写真のみであれば、Amazonのフォトストレージサービス「Amazon Photos」が手っ取り早いです。プライム会員なら無料で利用する事が可能で、無圧縮のオリジナル画像(RAWファイルにも対応)を容量無制限で保存する事ができます。
動画も保存できますが、Amazon Driveの上限までとなっています。動画については他の方法を考える必要がありますね。
Amazonプライムフォトは、Webブラウザ上での管理はもちろん、PCやスマートホンのアプリでも同期・管理が可能となっています。
開発:AMZN Mobile LLC
評価:
対応RAWファイルについて
Amazonフォトでは、各種RAWデータに対応していますが、メーカーやファイル形式によっては注意が必要です。
以下のRAWファイルであれば、Amazon PhotosおよびAmazon Driveで写真ファイルとして認識されます。ただし、プレビューは閲覧できません。対応するファイルの種類は、変更される可能性があります。
Nikon(NEFファイル)-Nikon D1、Nikon D1X、Nikon D4、Nikon Coolpix A、Nikon E5700、Nikon AW1、Nikon D800、Nikon D50、Nikon D610
Canon(CR2ファイル**)-Canon 5D、Canon 1D、Canon 1D MarkIIN、Canon Rebel SL1、Canon 60D、Canon 5D MarkIII、Canon 1D MarkIV
現在のところ、ARW (Sony)、CRW(Canon RAW CIFFイメージ)、またはORF (Olympus) のファイルは、Amazon Photosで写真ファイルとして保存できます。ただし、プレビューは閲覧できません。この種類の写真を表示するには、アカウントから写真をダウンロードし、適切なプログラムを使用して開いてください。
ヒント: RAW写真ファイルが写真として認識されない場合は、ファイルをDNG (Adobe Digital Negative) に変換すると解決する場合があります。
**Amazon Driveでは、これらのファイルを写真と認識しますが、(撮影日や撮影時間などの)一部のファイル情報は読み込まれない場合があります。デジタルサービス ヘルプ より
ARW (Sony)、CRW(Canon RAW CIFFイメージ)、またはORF (Olympus) のファイルは、写真ファイルとして保存※はできますがプレビューサムネイルが表示されません。
公式には表記は表記されていない形式については、私はPanasonicのミラーレス一眼を使っていますが、パナソニック(RW2)ファイルが写真ファイルとして認識され、プレビュー画像も確認できています。口コミを読むと富士フイルム(RAF)や ペンタックス(PEF)も写真ファイルとして保存され、プレビュー画面も表示されるようです。
※Amazon Photosの無課金アカウントでは、写真として認識されないファイルと動画は10GBの制限があります。
関連記事:Amazon Photosは超便利!プライム会員は無料の無圧縮・容量無制限のフォトストレージの使い方
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