容量無制限で動画や写真をアップロード保存できる「Googleフォト」はとても便利です。普段からメディアファイルのバックアップ先として、利用している方も少なくないと思います。
しかしながらGoogleフォトは無料で利用するには制限があり、高画質の写真や動画は自動的に圧縮されて保存されます。写真は1,600万画素、動画1080p(FHD画質)に変換されてしまいます。せっかくデジタル一眼レフカメラで撮影した高画質写真が、16万画素まで落とされてしまっては永久保存先としては使えません。また最近ではスマートホンのカメラ性能も上がってきており、RAW画像を撮影できる機種も次々と発売されています。
撮影環境が向上したことで、Googleフォトでは物足りなく感じるてい方も少なくないと思います。
そんな方には、Amazonのフォトストレージサービス「Amazon Photos」がお勧めです。プライム会員なら無料で利用する事が可能で、無圧縮のオリジナル画像(RAWファイルにも対応)を無制限で保存する事ができます。
Amazon Photos
Amazonプライムフォトは、Webブラウザ上での管理はもちろん、PCやスマートホンのアプリでも同期・管理が可能となっています。
開発:AMZN Mobile LLC
評価:
対応RAWファイルについて
Amazonフォトでは、各種RAWデータに対応していますが、メーカーやファイル形式によっては注意が必要です。
以下のRAWファイルであれば、Amazon PhotosおよびAmazon Driveで写真ファイルとして認識されます。ただし、プレビューは閲覧できません。対応するファイルの種類は、変更される可能性があります。
Nikon(NEFファイル)-Nikon D1、Nikon D1X、Nikon D4、Nikon Coolpix A、Nikon E5700、Nikon AW1、Nikon D800、Nikon D50、Nikon D610
Canon(CR2ファイル**)-Canon 5D、Canon 1D、Canon 1D MarkIIN、Canon Rebel SL1、Canon 60D、Canon 5D MarkIII、Canon 1D MarkIV
現在のところ、ARW (Sony)、CRW(Canon RAW CIFFイメージ)、またはORF (Olympus) のファイルは、Amazon Photosで写真ファイルとして保存できます。ただし、プレビューは閲覧できません。この種類の写真を表示するには、アカウントから写真をダウンロードし、適切なプログラムを使用して開いてください。
ヒント: RAW写真ファイルが写真として認識されない場合は、ファイルをDNG (Adobe Digital Negative) に変換すると解決する場合があります。
**Amazon Driveでは、これらのファイルを写真と認識しますが、(撮影日や撮影時間などの)一部のファイル情報は読み込まれない場合があります。デジタルサービス ヘルプ より
ARW (Sony)、CRW(Canon RAW CIFFイメージ)、またはORF (Olympus) のファイルは、写真ファイルとして保存※はできますがプレビューサムネイルが表示されません。
公式には表記は表記されていない形式については、私はPanasonicのミラーレス一眼を使っていますが、パナソニック(RW2)ファイルが写真ファイルとして認識され、プレビュー画像も確認できています。口コミを読むと富士フイルム(RAF)や ペンタックス(PEF)も写真ファイルとして保存され、プレビュー画面も表示されるようです。
※Amazon Photosの無課金アカウントでは、写真として認識されないファイルと動画は10GBの制限があります。
ブラウザからの操作
Amazonフォトは、ブラウザからログインする事で閲覧・アップロードする事が可能です。同社のネットストレージサービスの「Amazon Drive」とシームレスに連携しています。そのためアマゾンドライブにフォルダー分けして管理する事が可能で、ここにアップロードした写真は自動的にAmazonフォトに分類されます。
アップロードした画像をAmazonフォトで閲覧すると、フォルダーに関係なく日付順に画像が表示されます。
画像のアップロードはAmazon Photos / Driveのどちらからでも可能です。Amazonフォトからはアルバムを作成する事もできます。
スマホアプリの設定方法
スマートホンのアプリは、インストールしておくだけで自動的にAmazonフォトにアップロードしてくれます。
特に難しい操作は必要ありませんが、最低限必要な設定を解説します。
その他から「設定」を開き、アップロードを選択。
自動保存がオンになっている事を確認し「ビデオ」と「モバイルデータを使用して写真を自動保存する」をオフにします
この設定をしておく事でWifi環境に接続した時のみ写真をアップロードします。またビデオはAmazonドライブの容量を消費しますので、有料で容量を購入する予定の方以外は外しておいた方が良いでしょう。
アップロードした画像はアプリから閲覧する事が可能です。
※ スマートホンのアプリからアップロードした画像は、端末内から削除してもAmazonフォト内に残ります。
スマホアプリからアップロードした画像は、Amazonドライブの「PICTURES」の中に端末名別のフォルダーが作成されて保存されています。
PCソフト
PCソフトを起動しAmazonアカウントでログインします▼
アップロードしたい画像ファイルを「1回限りのバックアップ」にドロップします。
バックアップしたいフォルダーは、「フォルダーをバックアップに追加」から選択します▼これだけで、指定フォルダーに入れた画像ファイルが自動的にAmazonフォトにアップロードされます。
スマートホンの写真をPCに転送する方法
アプリをインストールした端末からアップロードした画像は、Amazonドライブの「PICTURES」の中に端末名別に保存されています。そのフォルダーをパソコンと同期させることで、スマホやタブレットの写真をPCにオートで転送する事が可能です。
設定の「環境設定」を開き、「同期」から「フォルダーを選択…」でAmazonドライブ側のフォルダーとPCの保存先を指定します。
「同期の有効化…」をクリックしてソフトを再起動すると、同期が開始されます。※注意:フォルダーが同期されるので、PC側で削除した画像はAmazon Photosでもゴミ箱に移動されます。
帯域幅からアップロード、ダウンロードの速度を設定する事が可能です▼
Amazon Photosまとめ
一眼レフやミラーレス一眼のユーザで、かつプライム会員なら絶対に使わない手はありません。高画質写真が撮影ができるスマートホンをお使いの方も、バックアップ先にはAmazonフォトがベストです。通常のコンパクト・デジタルカメラでも、16MPよりは高画質なのでGoogleフォトでは事足りませんね。
私はGoogleフォトには長い間お世話になっていますが、今では万が一のデータ消失のための予備のバックアップ先としてしか機能していません。
JPG保存したRAWデータなんかも保存しています。
それにしてもプライム会員の特典が便利すぎて、Amaoznに囲い込まれている悔しさがありますが、離れられないサービスになっていますね。
AmazonビデオやAmazon Masterカード、Kindleオーナーズライブラリ、Amazon Prime Reading..そしてフォトストレージサービス「Amazon Photos」。
年会費が値上げになりましたが、決して高いとは感じませんね。
タカシ
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