6月に入り30度以上の夏日が増えて、パソコンに厳しい季節がやってきました。特に低価格の非力なPCや、ノートパソコンでゲームをプレイしている方にとって熱は悩みのタネですね。
そこで今回は安い!簡単!冷える!原始的!な水冷式のノートPCクーラーの作り方をご紹介します。
※ DIYというより野蛮に組み立てただけのプロトタイプです 🙄
USB式の水中ウォーターポンプで水冷クーラー
水中ポンプは、水槽の外部フィルターや池の簡易噴水など用に販売されているUSB電源式の非力なものを用意しました▼
内径8mmのホースにつなげて使用します▼
水量調節機能も一応付いていますが、吸い込み口を塞いで調節するだけの簡易式▼
ホースは2mだけ用意しました▼
モバイルバッテリーでも稼動します▼
原始的な水冷クーラーの作り方
水を張った洗面器にポンプを入れ、10cm程度の台の上にホースを巻いて置きます。
ホースの先から出る水が洗面器に落ちるように調節します▼
前もってノートパソコンの一番熱くなる(CPU)部位を探しておいて下さい▼
熱を持つ部分にホースが当たるように調整してノートパソコンを置きます▼
USBにつないで電源を入れるだけで完成!!
うーむ、全部が剥き出しでロマンチックじゃないですね…▼
最大でもチョロチョロ水ですが、これ位が丁度よい気がします▼
冷却テスト
推奨スペックがCore i5以上の3Dゲームを非力なCPU( Celeron N3450)搭載のファンレス・ノートPCでプレイしてみました。ゲーム自体は起動&プレイできましたが反応が遅く、熱を持つとロードが長くなり、時間とともにカクカクして酷い状況でした。
試しにダイソーで買ったノートパソコン冷却ジェルの上でプレイするとジェルも熱々▼
次に自作した「パソコン水冷装置」の上に置いてプレイしてみます。
スタート時は水温22℃▼
45分間遊んでみましたが、未使用時よりは明らかに軽くプレイできました。
水温は2℃上がっていました▼
洗面器に保冷剤を入れてキンキンに冷やしてプレイすると更に快適でした▼
それにプラスしてパソコンの底面と台の間に小型のファンで風を送ると、ベンチュリー効果で風が抜けてもっと快適になりました(風で手も冷えてしまいますが…)▼
プレイ後、このパソコンで一番熱を持つヒンジ付近は35℃ありますが、他の部分が冷えているので放熱?吸熱されているようです▼
今後の改良課題
この水冷式クーラーは、原始的な仕組みの水冷だけで実際に冷えるのか試験的に作ったプロトタイプです。準備に手間が掛かりますし、洗面器丸出しでは危なくて実用的ではありませんね。
毎日使えるように、ホースを2リットルのペットボトルにセットして常設できるように改良してみたいですね。
PCとの接点部分のホース形状は,改良の必要がありそうです。今回は8mm径のホースを使いましたが、太くて処理が難しく3重までしか丸まりませんでした。次は「金魚のプクプク」に使う細いホースに変更してPCとの接点の面積を増やしたいと考えています▼
ホースを長くする事で途中に保冷剤を巻き込んだりする事もできますね▼
今回使用した材料
水中ポンプとホースはAmazonの中華製品を購入しました。私が購入した時には送料込みで2点で551円でした。
ポンプはモバイルバッテリーをつないで使用しましたが、もちろんUSBのACアダプターでも起動します。
ポンプの揚水能力が低いのでホースは短めにしました。縦に揚水しないなら4mくらいまでは大丈夫な気がします。
今回、PC台として使ったテーブルは、アウトドアで人気の鹿番長のテーブルこと キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) アルミ ロールテーブル。アルミ製+低価格で買えるので、冷えるPC台としても人気のあるテーブルです。
この上に冷却ジェルを乗せるだけでもノートパソコンが結構冷えます▼
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