ホームプロジェクターメーカーのDangbeiより発売されている、Google TVを内蔵した小型のレーザープロジェクター「Dangbei Atom」をメーカーさんの方からお借りしました。実機を使い倒して使用感を共有したいと思います。
Google TVを搭載していますので、Wifiにつなぐだけで様々なコンテンツを視聴できるのは嬉しいですね。またAtomは輝度 1200 ISO ルーメンありますので、ある程度の明るい部屋での視聴も可能です。
ページコンテンツ
ザックリ・フラッシュレビュー
オート台形補正機能で斜めからの投影でも補正ができる
自動フォーカス機能搭載
レーザー方式の投影で明るく長寿命
スマートスクリーンフィット機能で簡単にスクリーンに投影
Google TV 内蔵
10000以上のアプリのを使っての視聴が可能
1200 ISOルーメンで高輝度な映像投影
180インチの大画面投影対応
短い距離で大画面に投影が可能
輝度が高く明るい部屋でも綺麗に映せる
天井から吊して使用可能
最大消費電力は80Wのエコ運転
電源アダプターが大きい
ポート類が少ない
Dangbei Atomスペック
OS | Google TV |
---|---|
光源 | レーザー(ALPD レーザー技術) |
Bluetooth | 5.1 |
解像度 | 1920 x 1080 HDR10, HLG |
スローレシオ | 1.2:1 |
3D | 対応 |
自動補正 | ±30°台形補正(垂直水平) |
オートフォーカス | あり dToF |
自動障害物回避 | あり |
ノイズ | 標準モード<24dB @25℃ |
スローレシオ | 1.5 |
推奨投影サイズ | 40〜180インチ ※推奨 60~100インチ |
最大投影サイズ | 180インチ |
記憶容量 | 32GB eMMC5.1 |
明るさ | 1200 ISOルーメン |
投影方式 | 自動/前面/背面/前壁/後壁/壁掛け |
スピーカー | 5W x 2 |
ポート | ・1* HDMIポート ・1 * USB2.0ポート ・1 * 3.5mmオーディオ端子 |
サイズ | 19.5×19.5×4.8cm |
重さ | 1280g |
開封レビュー / 同胞物
- 1 x Dangbei Atom
プロジェクター - 1 x リモコン
- 1 x 電源アダプター
- 1 x 取扱説明書
- 1 x クリーニングクロス
筐体
筐体は薄くてぺったんこなコンパクトなデザイン▼
レンズの隣はオートフォーカス信号受信機(dToF)。
ティッシュの箱を並べるサイズ感が分ると思います(19.5×19.5×4.8cm)▼
厚みはティッシュ箱より薄いです▼
インターフェースはUSB-A(2.0)とHDMIが1ポートずつと寂しいです▼
背面には1/4インチのネジ穴がありますので、三脚などにマウントできます。天井に逆さまに吊り下げる時にも使えます▼
小型軽量なので三脚にマウントしても安定していました▼
超コンパクトタイプなので、本体には電源ボタンすらついておりません。操作はリモコンからのみ▼
リモコン・電源
リモコンは音声リモコンとなっており、動画配信サービスのNetflix、YouTube、Prime Videoを一発起動ボタンも実装されています。また右側面についている2つのボタンが便利で、上の赤いボタンがフォーカス(オートも可)、下の黒ボタンはプロジェクター本体の設定呼び出しができます。
必要な電池は単四電池2本です
電源ケーブルは、アダプタありタイプ。ケーブル自体で実測539グラムあるので、本体と一緒に持ち歩くと荷物になります。
機能レビュー
輝度・解像度
電源を入れると、オートフォーカスでピント合わせが始まります。
その後、Google TVのインターフェースのスタート画面が表示されます。▼
アプリは有名どころの動画配信サービスは揃っています▼
暗部も潰れてしまう事なく、鮮やかな画像が楽しめます。
【投影距離と画面サイズ】
明るさ 1200 ISO ルーメンの投影で、太陽光の入らない部屋であれば照明をつけたままでも視聴できます。暗部が潰れたり、明るい部分がハレーションで消えたりする事もありません。
画像はシャープで鮮明という印象です。ひと時代前の「もぁーっ」としたプロジェクター画質の印象は全くありません。
灯りをつけたままの部屋で映画を鑑賞していていも、粗さなどは感じませんでした。
※あまり大きく映すと画面が粗くなるので、推奨サイズの80インチ(2.1メートル)程度で視聴するのがお勧めです。
【投影距離と画面サイズ】
- 160cm:60インチ
- 210cm:80インチ
- 270cm:100インチ
- 337cm:120インチ
- 510cm:180インチ
オートフォーカス、オート台形補正機能
オートフォーカスは、電源投入時やプロジェクターが動いた時などに自動的に補正されます。また、ピントが気に入らない時は、リモコン右側面の赤いボタンで再度フォーカス合わせが可能です。
台形補正(キーストーン補正)機能とは、真正面から投影せずとも、斜めから投影した台形を長方形に補正してくれる機能です。
この機能により、プロジェクターを邪魔な正面に置く必要がなく、好きな場所に置いて投影する事ができるようになります。部屋の真ん中に邪魔になる設置をせずとも、片隅に常設しておけるので結構便利な機能です。
オートキーストーンでの設定がピタッと来ない場合、投影設定から手動でキーストーンの設定も可能です。4P(4つの角)の位置を調整して補正ができます。見る方向に合わせた補正が出来て見やすいです▼
横方向だけではなく、縦方向にも台形補正が可能です。また天井に逆さまに設置しても正常に投影されるような設定も可能なので、置き場所を選びません。
スピーカー
「ドルビーデジタル」に対応したデュアルスピーカー(5w * 2)を搭載しています。
本体がコンパクトなので、スピーカーは小さ目ですが違和感なども無く自然に聴こえます。迫力に欠けますが、本格的なホームシアターとして運用したい場合Bluetoothスピーカーも接続できますし、有線のイヤホンジャックも付いていますのでPCスピーカーを転用しても良いかもしれません。
まとめ
Dangbei Atomの魅力は、超コンパクトボディとレーザー方式の高輝度投影、Google TV内蔵の3つが大きなポイントです。
レーザープロジェクターはランプ方式のプロジェクターの10倍の寿命なので、安心して長時間視聴し続けられます。
ハイエンドモデルなので、オートフォーカスと自動台形補正機能は当然ですが、合わせが早くピタッと短時間で合わせてくれます。
本体の動作音ですが、本体が過熱するとファンの音が少し気になりますが、動画の邪魔になるほどではありません。
明るい室内での視聴もボヤーっとする事なく見れますが、ある程度暗くした部屋での視聴向けだと思います。テレビ替わりに常設したいのであれば、超高輝度の大型のレーザープロジェクターがお勧めです。電気スタンドが灯った程度、少し薄暗くする程度で十分視聴できます。
私は部屋の照明のリモコンで輝度を半分くらいに絞って視聴していますが、映像はくっきり見えます。またゲームでも遊んでみましたが、遅延による不利を感じる事はありませんでした。
テレビ番組が視聴できないスマートTVが流行していますが、Dangbei Atom はスマートプロジェクターという位置付けですね。大画面で動画やゲームを楽しみたい時にスイッチを入れるだけで楽しめます。
価格・販売サイト
Dangbei Atom の販売価格は、13万4800円。Amazon、楽天、家電量販店で取り扱っております。
※ メーカーさんの方からサンプル品をお借りしてのレビューとなります。金銭の授受などはありませんので、公正な視点で製品をレビューします。
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