サウンド機器メーカーOneOdio(ワン・オーディオ)からリリースされている、オープンイヤー型のワイヤレスイヤホン 『 OpenRock Pro(オープンロック・プロ)』が手元に来ましたので、使用感を共有したいと思います。
OpenRock Proは、 耳を塞がないオープンイヤーのワイヤレスイヤホンで、イヤーフック方式で耳に装着します。 ジョギングやウォーキング、作業など、外音を遮断したくない環境下での使用に最適なイヤホンとなっています。
OpenRock Proは耳を塞ぎませんが、骨伝導ヘッドホンとは異なり、普通にドライバーから音が出ます。耳穴から離れた所での音。どんな音質が気になります。
ページコンテンツ
ざっくりレビューフラッシュ
繊細で迫力のある低音域
高級感ある落ち着いたデザイン
装着したまま外音が聞こえるオープンイヤー型
耳穴に入れていないのにクリアでダイナミックな音質
CVC8.0ノイズキャンセリングマイク内蔵でクリアな通話音質
1回の充電で最高 19時間の使用が可能
5分の充電で60分の使用が可能
apt-xコーデック対応
OneOdio OpenRock Proスペック
イヤホンタイプ | オーバーイヤー |
---|---|
チップセット | Qualcomm社製QCC3040チップ |
Bluetootthプロファイル | A2DP、ABCP、HFP、HSP |
対応コーデック | SBC、AAC、aptX |
再生周波数帯域 | 20Hz~20kHz |
音楽再生時間 | 19時間 (充電ケース込み46時間) |
Bluetoothバージョン | 5.2 |
充電時間 | 1.5時間 |
防水等級 | IPX 5 |
ドライバーユニット | φ16.2mm |
通話ノイズキャンセリング | CVC8.0ノイズリダクション マイク内蔵 |
ノイズキャンセリング | – |
バッテリー容量 |
不明 |
サイズ | イヤホン:50 × 58 × 19 mm 充電ケース:59 × 78 × 42 mm |
重さ | イヤホン:27 g(片方13.5 g) 充電ケース:65 g |
開封の儀
【パッケージ内容】
- OpenRock Proイヤホン x 1ペア
- 収納充電ケース x 1
- USB-C充電ケーブル x 1
- 取扱説明書
製品レビュー
イヤホン本体
OpenRock Proは、イヤホンとデバイス間がワイヤレスで接続し、なおかつ左右が完全に独立したBluetooth接続のTWSです。
イヤホン本体はイヤーフック型▼
ハウジング部のフェイスプレートはシルバーで「OpenRock」のロゴマークがあります
オープンイヤー型なので、イヤーピースなどはありません。内側にむき出しでドライバが配置されています▼
防水等級はIPX5に対応しています。IPX5は「噴流に対して保護」という規格レベル。水中での使用はできませんが、水洗いやお風呂・シャワー程度では使う事ができます。
※ ケースは防水ではありません
重さは実測で片側 約 13.3グラム▼
カラーバリエーションは、ブラックとシルバーの2色展開。他にオレンジもあるようですが、販売されていないようです。
チャージケース
充電ケースはそこそこのサイズがあります。小さ目の石鹸くらいあるかな▼
ケースにもOpenRockのロゴマークが入っています▼
ケースへの収納は縦に挿し込む感じ。ロゴを外側に向けると覚えておけば、出し入れで手間取る事はないでしょう。
ケースのサイズは、実測で 幅78 x 高さ59 x 厚さ42 ミリ▼
一般的なワイヤレスイヤホンのケース(AirPods 第2世代)と比較してみます▼
イヤホンを格納したケースの重さは約 92グラム▼
充電ポートはUSB-C。ケースにはバッテリーのインジケーターは付いていませんが、1灯ついているLEDの色で残量を確認できます。また、リセットボタンはココに配置されています。
緑点灯:100-50% / 緑ゆっくり点滅:51-99% / オレンジゆっくり点滅:21-50% / 赤ゆっくり点滅:20%以下
充電時は、緑1秒点滅:51-100% / オレンジ1秒点滅:21-50% /赤1秒点滅:11-20% / 赤5回点滅:0-10%
梱包内には入っていなかったのですが、別にソフトケースが付属してきました。
恐らくシリコン製で、イヤホンだけを収納して持ち運びができます▼
1回の充電で約 19時間使えます。ケースに戻しての充電を含めると合計 46時間。19時間も連続で使えるので、普段は充電ケースを持たずにソフトケースだけで十分ですね。
使い方
ペアリングはケースから取り出せば、初回はペアリングモードで起動します。
後はスマートホンの 設定を開き、Bluetoothから選択するだけで完了▼
操作方法
ドライバの下側についているボタンで音楽を操作できます▼
左(L) | 右(R) | |
---|---|---|
音楽操作 | ||
1回タップ | 再生 / 一時停止 | |
2回タップ | 音量下げる | 音量上げる |
3回タップ | 前の曲へスキップ | 次前の曲へスキップ |
1.5秒間長押し | 音声アシスタント Siri、OKグーグル起動 |
|
通話 | ||
1回タップ | 通話/電話を切る | |
3回タップ | 通話切替 | |
1.5秒間長押し | ミュート/オンオフ |
※ リセット:ケースに戻してケースのボタンを10秒間長押し。ケースのLEDが緑2回点滅したら初期化(リセット)完了
※ 再ペアリング:ケースに戻してケースのボタンを3秒間長押し。ケースのLEDが青2回点滅
操作・装着感
操作性について
イヤホンを充電ケースのフタを開くだけでイヤホンの電源が入り、ペアリング済みのデバイスに接続する「自動ペアリング」機能が搭載されています。
ケースを開けてデバイスと接続すると「コネクテッド」と音声が流れます。ケースを開けて急いで耳に入れないと、接続完アナウンスが聴こえないほど爆速で接続されます。
使い終わったらケースに戻すと、スマートホンとのペアリングが解除され自動的に充電が開始します。一度ペアリングしてしまえば、デバイスとの接続に関しては、余計なプロセスは必要ありません。
イヤホンとは少し違ったボタンによる操作ですが、イヤーフック型なのでハウジングタッチ式だと誤操作の心配があるので、ボタン式で正解だと思います。
操作感も良好です。
装着感
耳穴に装着しないという点を覗けば、普通のイヤーフック型のイヤホンと変わりません。
傍からは不安定に見えますが、装着してみるとガッチリホールドされています。グラついたり緩んで来たりもしませんでした。
装着した感じは、異物感はありません▼
本体のフック部に柔軟性があるので、耳のサイズに関わらずフィットするとしています。
装着方法は、イヤーフックを耳に巻き込むように装着してゆきます。公式サイトでは装着方法に関して、かなり何度も説明しています。
装着手順を間違えると時間がかかって緩みやすいのだと思います。
見た目も特殊という感じはありません▼
前から見た様子▼
後ろからは↓こんな感じで見えますが、髪の毛で隠れる人も多いと思います▼
音質
OpenRock Proは、16.2mmダイナミックドライバーを採用しており、開放型の弱点をカバーするためにTubeBassテクノロジーを使い低音域を強化しています。
低音域に関しては、出来の良いインナーイヤーイヤホンと変わらないレベルで鳴ってくれます。さすがにカナル型のように脳が揺れるようなズンズン低音はありませんが、メリハリあり楽器の特徴をしっかりとらえた弾むように低音が聴こえます。
音も真ん中に定位して、遠くに聞こえるような事もありません。ライブ音源だと会場の広さを感じる事ができます。全音域でクリアで広がりがあり、歪みがなく音の抜けも良く長時間聴いていても疲れません。
ドライバと鼓膜の距離があるので、ヴォーカルの声が聞き取り難いのでは?と考えていました。しかしながら、逆にヴォーカルの押し出しが強く、声量の弱い女性ヴォーカルの声でも明確に聞き取る事ができます。
ヴォーカルのが他の楽器にかき消されてしまうような事もありません。むしろ普通のイヤホンよりヴォーカルが明瞭に聴こえる程です。
歯擦音が気になる曲、いわゆる「サ行が刺さる曲」を聴いてみましたが、全く問題ありませんでした。
Jポップ、Kポップ、ボカロ曲にもお勧めです。癖のないチューニングなので、どんなジャンルでも苦手がありません。
音切れ・音飛び・音漏れ
仕事に1週間近くメインで使い倒していましたが、途切れたり音飛びで気になるようなことはありませんでした。あまり人混みに行く機会がありませんでしたが、
ただし、スマートホンのロックを解除した時や、通知が届く時、ボタン操作時は一時的に途切れる事がありました。
この程度の途切れは、どのイヤホンでも良くある現象なので気になりませんね。
密閉率がほとんどなく、ドライバがむき出しなので音漏れが気になると思います。静かな部屋だと2mくらい離れていても聴こえますが、屋外や電車では迷惑になる程の音漏れはありません。
通話音質
CVC 8.0ノイズキャンセリングマイクを左右に2つ搭載しています。何度か通話に使いましたが、クリアに問題なく話ができました。
まとめ・価格
暑い日にイヤホンを使うと、耳の中が蒸れて気持ち悪いですよね。できる事なら頻繁に外して綿棒で掃除したくなります。
OpenRock Pro装着時の耳穴は快適です。「骨伝導ヘッドホンを使うと振動で痒くなる」という人にもお勧めです。
またランニングやウォーキング、車通りの多い道を歩く時など、外音が聴こえないと危険なシチュエーションでも車の接近が分かります。
家での作業時には、イヤホンを装着していても宅配便のピンポンが聴こえます。
TWSの外音取り込み機能(ヒヤスルー)のデジタル変換された外音は苦手、疲れるという人もオープンイヤー型を1つ持って使い分けると良いと思います。
OpenRock Proの価格は¥17,999。今回は、メーカーの方から15%オフのクーポンコードが発行されています。
期限:なし(期限無制限)
割引:15%オフ
※ メーカーさんの方からサンプル品をご提供頂いてのレビューとなります。金銭の授受などはありませんので、公正な視点で製品をレビューします。
タカシ
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