キーボードメーカーの JamesDonkey(ジェームス・ドンキ―)から発売された、『JamesDonkey RS4』が手元に来ましたので、さっそくレビューしたいと思います。
『JamesDonkey RS4』は、TKLキーボード(テンキーレス)の87キーのゲーミングキーボード。Type-Cケーブルを用いた有線使用のほか、Bluetooth、2.4GHzワイヤレスによるワイヤレス接続も可能なモデルとなっています。
JamesDonkey RS4スペック
スイッチの押下圧:50g
キーストローク:4mm
アクチュエーションポイント:2.0mm
キーボードレイアウト:87キー英語配列
接続インターフェイス:USB-C
ケーブル長:1.8m
バッテリー容量:4,000mAh
重量:780g
開封レビュー
【パッケージ内容】
・JamesDonkey RS4本体x 1
・接続用USBケーブル
・キーキャッププーラー x 1
・USBType-Cコネクタケーブル
・USBType-C➡USBType-Aアダプター
・ワイヤレスUSB2.4GHzアダプター。
・ユーザーガイドx 1
筐体
このキーボードは、10キーレスタイプで余白も少ないのでコンパクトです。パームレストが無いタイプなので更に小さく感じます。
本体はアルミ合金フレームで、キートップは赤と黒の2色構成で赤の鮮やかさが印象的です▼
デザインはシンプルで十字キーの下に「JAMESDONKEY」のロゴが入っているだけ▼
物理的なボリュームコントローラーつまみが付いています。スイッチを押し込むと再生中のメディアがミュートされます。スイッチ付近についている↑では赤い▷のLEDは充電用。満充電になると緑になります。
有線接続はUSB Type-Cを採用しています▼
キーキャップは圧入されているだけなので、付属のキーキャッププーラーで簡単に取り外しが可能です▼
軸は独自のGateronPro2.0 Yellow という黄軸を採用▼
キートップ(キャップ)は、白と黒の2色形成
このタイプのキートップは、キーキャップの印刷が消えないのが良いですよね。
キーキャップはCherry MX互換なので、サードパーティー製のメカニカルスイッチ用キーキャップに換装が可能です。
もちろん、キーの形状は「シリンドリカル」でU字型に凹んでいます。
足を引き出すと角度を付ける事ができます▼
キーボードを真横から見ると、ステップ・キーボードになっていますし。スカルプチャー構造で、しっかりと内側に向かって凹レンズのようになっています▼
接続方法・バッテリーの持ち
キーボードの裏側には4つのスイッチが配置されており、接続方法やRGBライトの有無に使います。
・KeyBord RGB LIGHT:キーボードのRGBライトのオンオフ切替
・Side RGB Light Strip:キーボードの横のRGBライトのオンオフ切替
・2.4Ghz / Bluetooth:ワイヤレス接続時の接続切替
・KeyBord Power:キーボードの電源
バッテリー容量は4000mAhで、全てのバックライトがオフの状態で80時間使用できます。
RGB
RGBはJames Donkeyの設定ソフトウェアを使用してRGBとマクロをプログラム可能とありますが、記事執筆時には未だ公開されていません。RGB演出の設定はキーボードのFnキーと一緒にキーを押す事で色、パターン、速度などが変更可能です。
Capsロック状態の時だけは、どんな配色に設定していても「CAPS」キーのみ赤く光って分かりやすいです(SCRLKも同様)▼
- Fn + Pause:RGBのパターン変更
- Fn + →(←):キーボードの色変更
- Fn + ↑(↓):LEDの輝度
- Fn +-(+):点滅速度
- Fn +Scr:キーボードサイドの配色・演出変更
賑やかなTHEゲーミングキーボード的な電飾ピカピカ▼
波紋効果にも設定できます▼
もちろん単色で点滅しないモードも用意されています。
キーボードは背面も含めてサイド一周にLEDのラインが走っています。
こちらもFn+SCRLKで光らせ方を設定できます▼
一番明るくするとPCモニターの光の下でも視認性が高いです▼
打鍵音・鍵打感
スイッチは4mmのキーストロークを持つGateronPro2.0 Yellow。Gateronはスイッチメーカーとして定評がありますが、私はこのブランドのスイッチを使用するのはこれが初めてです。
この黄軸は、リニアタイプでアクチュエーションポイントに到達しても「カチッ」という音やクリック感がないのが特徴で、キーを押し下げるごとに重さが増してゆきます。
Cherry MXキーで言えば赤軸、黒軸がリニア軸です。このスイッチは押下圧が50gで、赤軸45gより少し重く黒軸60gよりは軽いというところです。
そのためゲーミングキーボード独特のカチャカチャ音は弱いです。ノイズはクリックポイントでは無く、底を打った時に鳴ります。メカニカルキーボードは「うるさい」と言われていますが、リニア軸は中でも一番静かなスイッチなので、音が気になる環境では最適な軸です。
また本体はアルミ合金製ですが、メカニカルキーボード特有の、強く叩くと天板の反響でキーン・カーンという金属音は鳴りません。
このキーボードのアクチュエーションポイントは2.0mm。メカニカルキーボードの平均2.2mmより高めですが、スピード軸のように打鍵反応が良すぎるという印象はありませんでした。
GateronPro2.0 Yellow軸の打鍵音の動画をあげてみました▼
※ 動画を流しながらタイピングしていました。雑音が入るのはお許しください💦
ちなみに「Nキーロールオーバー」に関してのスペック表記はありませんが、複数のキーを同時に押してみた感じでは対応しています。10キーロールオーバーに対応しているんじゃないかな?ゲーミングキーボードとしては必須スペックですからね。また、ゲームでも遊んでみましたが、誤入力や変な動きをする事も無かったので、「アンチゴースト機能」も搭載されていると思われます。
だだし、これは私の個人的な感覚なので、これらの機能が搭載されていると断言はできません。
まとめ
私はリニア軸を長時間使ったのは初めてですが、静かで反応も良くクリック感が無くともメカニカルキーボードを使っている感覚は味わえます。メンブレンキーボードとは違いますね。
私はUS配列のキーボード派で、タクタイルのオレンジ軸のRazer BlackWidow Lite(US配列)を愛用しています。タクタイル軸はキー打鍵時に内部のスイッチがOFFからONへ切り換わるポイント(アクチュエーションポイント)で、「コクッ」とした感覚がありますが、リニア軸はヌルっと受け付ける感じです。
慣れるまで2日ほど掛かりました。でも慣れてしまうと「メカニカルキーボードにクリック感は無くても良いんだな」と感じました。その分静かですし、ヌルっという打鍵感も意外と癖になります。
ボリューム調整スイッチは、特に使わないと思っていましたが、押すだけでミュートが電話の時に凄く役に立っています。
ゲームをプレイしない人や、今までメンブレンキーボードしか使った事の無い人でも静音でお勧めです。メカニカルキーボードの入門機としても良いと思います。
販売サイト・価格
JamesDonkey RS4は、キーボード専用の通販サイトMechkeysにて購入可能です。また今回は、こちらのサイトから提供頂いてのレビューとなります。
価格は99.00ドルで販売されています。
タカシ
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