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【レビュー】ケースでスマホの充電も可能なIPX7防水のワイヤレスイヤホン「Tribit FlyBuds 3」


サウザントショアス株式会社(Thousand shores Inc.)の音楽ブランドTribit より、新製品の完全ワイヤレスイヤホン 『FlyBuds 3』が発売されました。
実機を入手して、数日間使い倒しましたので、製品のレビューをしてみます。

FlyBuds 3は、Bluetoothバージョン 5.0に対応しており途切れ難く、約 5時間の連続再生が可能なTWS(完全ワイヤレスイヤホン)です。

IPX 7等級の防水に対応しているので、シャワーを浴びながらでも使える強力な防水機能が特徴です。またイヤホンの充電ケースは 2,600mAhの大容量バッテリーを積んでおり、20-25回ものイヤホンの充電に加え、外部への給電機能も搭載しています。 外出先では、緊急のモバイルバッテリーとしても使えますね。

今回はメーカーの方から、レビュー用にサンプル品をご提供頂きました。

 

ザックリした感想

お勧めポイント
 シンプルで目立たないデザイン
 フィット感があって外れ難い
 価格以上の音質
 1回の充電だけで約5時間の使用が可能
 ケースのバッテリーが大容量
 充電ケースから最大25回イヤホンの充電が可能
 ケースからガジェットへの充電が可能

 

残念な点
 イヤホンから出来る音楽操作が限定的
 遮音性が良く環境音が聞こえない(メリットでも)
 フタが閉まりやすい
 充電ケースが大きめ
 通話の音声が遠い
 

Tribit FlyBuds 3スペック

モデル名 BTH92
Bluetootthプロコトル HFP、HSP A2DP、AVRCP
対応コーデック AAC、SBC
再生周波数帯域 20Hz – 20,000Hz
通信距離 約10 m
音楽再生時間 約 5 時間
Bluetoothバージョン  5.0
防水等級 IPX 7
ドライバーユニット φ6 mm
インビーダンス 16Ω
イヤホン充電時間 約 1.5 時間
ケース充電時間 約 2 時間
バッテリー容量
ケース:2,600 mAh
イヤホン:不明
イヤホン重量 約 4.4グラム
ケースサイズ 86 x 53 x 31 mm
ケース重量 約  106 グラム

 

開封の儀

【パッケージ内容】
FlyBuds 3イヤホン x 1ペア
イヤーチップ:S/M/L 各 2ペア
イヤーフック:S/M/L 各 1ペア
収納充電ケース x 1
USB-C充電ケーブル x 1
取扱説明書などの紙類

 

 

取り説は日本語対応で、詳しく解説されています▼

 

製品レビュー

イヤホン本体

イヤホンがデバイスとワイヤレスで接続し、なおかつ左右が完全に独立したBluetoothイヤホン(TWS)です。

丸っこいコロンとしたデザインが可愛い感じ▼

 

ハウジング部は無地で、ロゴなどはありません▼

 

内側は緩やかな起伏があり、耳の穴にフィットするように設計されています▼

 

重さは片側約4.4グラム▼

 

イヤーチップはS/M/Lが用意されており、2つのタイプが入っています▼

 

イヤーチップは、一般的なタイプと、もう一種類は低音用の二重になったタイプ▼

 

 

イヤーピースを外したベース部の太さは約 5.0ミリの真円型。

 

細目なので耳の穴が小さい人でも、しっかりと装着できるサイズです。

 

IPX7の防滴仕様。15 cm ~ 1 mの水中に30分間浸かっていても大丈夫という仕様です。
シャワーを浴びながらでも使えるレベルです。実際には、汗や雨の中でのアウトドアスポーツで使用が推奨されているようです。

 

チャージケース

収納ケース兼充電器は結構サイズ感があります▼

 

ケースのサイズは、幅 約86 x 奥行52 x 高さ30ミリ▼

 

ケースの裏を確認すると、技適マークがついていましたので日本でも合法的に使えますね▼

 

イヤホン格納時のケースの重さは約 101グラム▼

 

ケースにはバッテリーのインジケーターが4つ付いており、白色 LED4灯で 25%刻みで残量が確認できます。

ケースに付いているボタンは、バッテリー残量の確認、10秒長押しで再ペアリングモード、外部給電モードに使います▼

 

ケースに付いているフタを開けると、充電用のUSB-Cポートと給電用のUSB-Aポートがあります▼

 

FlyBuds3には「外部給電モード」が搭載されているので、ケーブルさえ持っていればスマートホンなどに充電する事ができます。

 

充電ポートはUSB-C。上下関係なく挿せるので楽ですよね▼

 

イヤホンは磁気でロックされるので、逆さまにしても飛び出たりしません。カバンやポケットの中でケースが開いてしまっても、イヤホンが落ちる心配がありません。デバイスに勝手に接続されて、気づかない間にバッテリーが無くなっている心配はありませんね▼

 

ケースに戻すだけでイヤホンの充電が開始されます。ケースのバッテリー容量が2,600mAhと巨大で、イヤホン(両耳)を20-25 回フル充電する事が可能です。
またイヤホンは、10分の充電で1.5時間使えるので、万が一バッテリーが切れても少しガマンするだけで生き返ります。
1回の充電で約 5時間使えるので、合計100時間!通勤・通学程度でしか使わないのであれば、ケース本体への充電は月1回以下で済んでしまいそうです。

4つのインジケーターのうち、両端2つのLEDは左右それぞれのイヤホンが充電中である事を知らせます。
充電中のイヤホン側のLEDが点灯するので、イヤホンが外れて充電できていないような失敗はありません▼

 

 

通話テスト

FlyBuds3にはマイクが内蔵されており、ハンズフリー通話機能が実装されています。

LINEのテスト通話で確認してみると、声が遠くて相手に言葉が届きません。
さらにコンビニで、ハンズフリー機能で通話しながら買い物してみました。結局は、声が届かずに右耳のイヤホンを外して、口元に持ってきて話をしました。
左耳をイヤホンとして使い、右耳をマイク替わりに使えば明瞭に通話できますが、少し不自然ですね 🙁
あまり通話機能には期待しない方が良いと思います。

 

使い方

操作方法

イヤホンの背面がタッチ式のセンサーになっており、タップの長さと回数で操作を行います。

 
音楽操作
2回タップ 再生/一時停止
3回タップ 次の曲へスキップ
3秒長押し Siri、OKグーグル作動
通話
2回タップ 通話
2秒間長タップ 通話拒否
2回タップ 電話を切る

 

操作・装着感

ケースを開けただけでペアリング済みのデバイスに接続する「自動ペアリング」機能が搭載されています。
ケースに戻す時もフタを閉めるとペアリングが解除されます。

一応イヤホンからも「コネクテット」のアナウンスが流れますが、フタを開けた瞬間につながるので、あまり聞く機会は無いと思います。何回も繰り返し出し入れしてテストしてみましたが、ケースの開け閉めで接続失敗する事はありません。

自分の耳の形にあつらえたように耳にフィットします。外れ無くなるのではないか?と怖くなる程です。

イヤーフックがしっかりと耳のヒダに入り込むので、完全に耳と一体となった感じです。
走ったり首を振っても全く動きません。ジョギングで使いましたが、ズレたり外れたりする事はありませんでした▼

 

コンパクトなので、耳からはみ出る事もありません。前から見ると↓コレくらい。

 

装着しても不自然さは無く、悪目立ちしません▼

 

音質

高音域から低音まで苦手な音域はありませんが、中音域が強調されている感じです。
高音も綺麗に鳴りますが、どちらかといえば重低音・低音域が得意でベースのボンボンした音が腹に響きます。
独自の「BassUp」技術を採用することにより、低音域が最大43%増幅されています。

音楽のジャンル的には、ポップスやダンスミュージックなどに向いているかもしれません。

また価格の割には、音の厚みや解像度がある程度感じられるので、ジャズ、オーケストラでも楽しめます。
オペラのライブ音源を聴くと、音場の広さも伝わってきますし、演者の移動がしっかりと把握できる定位感も再現できていると感じました。
この価格(エントリーモデル)のBluetoothイヤホンとしては、十分に合格点に達していると思います。

このイヤホンには、ノイズキャンセリング機能はありませんが、物理的に外部の騒音を緩和するノイズアイソレーションのデザインです。
密閉感があって、受動的に外音を遮断します。

 

音切れ・音飛び・遅延

丸1日、外出に持って出かけてデバイスとの接続状況をチェックしました。電車での移動やスーパーの買い物時も使っていましたが、途切れたり音飛びするようなことはありませんでした。

遅延に関しては、YouTubeの遅延確認用動画などを使ってチェックしましたが、よくよく見て分かるコンマ何秒のズレ程度です。
動画を鑑賞していても、口と声のズレが気になるほどではありません。

 

FlyBuds 3まとめ・価格・販売サイト

FlyBuds 3を使った印象は、性能・機能・デザイン的に良くまとまっていて使い易いTWSです。
音質には癖がありませんし、デザインもシンプルでフィット感も良く使い勝手は悪くありません。
残念な点は、音楽の操作が再生/一時停止/次の曲へスキップのみ、と非常に限定的ということくらいです。

特に気に入った機能は、ケースからデバイスを充電できる給電機能。以前は、充電ケースがモバイルバッテリー替わりに使える製品が多数ありましたが、最近では少なくなりましたね。
モバイルSUICAやアップルペイ、ペイペイなど電子決済が主流なので、スマートホンの電池が切れると非常に不便です。緊急用電源の携行は必須ですよね。

Tribit FlyBuds 3の標準価格は 4,900円(税込み)。販売はAmazonでのみ取り扱っています。

 

【2020年 IPX7防水】 Tribit ワイヤレスイヤホン FlyBuds3
Bluetooth5.0 イヤホン タッチ式 2600mAh大容量充電ケース 100時間連続駆動 高音質 両耳と片耳 左右分離型 自動ペアリンマイク内蔵 iPhone/iPad/Android適用 PSE技適認証済 BTH92
 
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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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